肉弾 | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

 

1968年に公開された岡本喜八監督の反戦映画。

 

岡本はコレを映画化するのに自宅もなんもかんも抵当に入れて作った渾身の力作である。

 

岡本からすれば実際に戦争で戦闘体験があるだけに終戦して、こういうものだ戦争というのは!というのが伝えたかったのであろう。結局ATGで製作費1千万で映画は出来ることとなる。

 

 

この主人公の男はかなり戦闘好きな好戦的な男である。しかしながら第二次世界大戦において、お国の為に~はさておき前線に放り出されたらガイキチ状態で行くしかないやろう、俺やったらわざと腕の骨折っていけましぇんって泣きながら逃げるけどさ😆

 

もう終戦になったのも分からずまだ一人でズキューンバキューンって太平洋でやっている男はある大きなし尿処理船と遭遇して戦争はもう終わった、負けたよと告げられる。

 

ロープを貰って食料や水やら頂いた男はそうかぁってので船につなげて一緒に海岸まで行ってくれとお願いするがロープは途中でちぎれる。

 

その後20年後1968年の浮かれた海水浴場の様子が映り、モーターボートがあるドラム缶の横を通って終わるって内容である。

 

20年間ずううううっとドラム缶は漂流したままだったのである。この男はずうううううっとどうしていたのか?残念ながら発表がないだけで似たような話はゴロゴロ転がってそうな気はしたね。