私が勤めている会社は、イタリアの企業でもわりと大きいためか、外国人もある程度います。でも圧倒的にイタリア人が多く、 イタリア色の濃い職場ではあります。ちなみに労働組合もあり、強そうです。
同僚に、KY子さん(空気が読めない子さん)がいて、彼女はいつでもマイペースであります。何でもズバズバと物を言い、非常に個人的な質問も物おじせずして、その取り入れた情報は躊躇することなく他の人々にも伝えてしまいます。はっきり言って気分を害されることも珍しくはありませんが、本人は悪気は全然ありません。少なくともそのように見えます。
この前は、イタリアのテレビ番組Pechin Express(ヒッチハイクで海外のいろんなところを周って目的地に早く着くのを競う番組)が日本に行っていたらしく、出社して早々、昨日の放送見た?日本人は全然親切じゃないのね!と言われ・・・。まあ、今の時代、ヒッチハイクしようとして止まってくれた車の人に対して「私たちはイタリアの芸能人です、有名なんです、テレビ番組なんです。車に乗せてください。」と言ったところで応じる人もそう簡単にはいないでしょう。あと番組は好きなように編集しているだろうし。あなたは日本に行ったこともないでしょーが!日本の批判をテレビ番組を元にするんじゃない!と思ったけれどそこは「うちの親は若者がヒッチハイクしてるのを乗せてあげたわよ」とだけ言っておきました。
ちなみにその番組はKY子がチャットで「今PechinExpressで日本やってるわよ!見て!」としつこく書いてくるのでちょっとだけ見ましたが、東京で通行人をつかまえて「タクシーでここまで早く行かなきゃないんだけど、あなたお金払ってくれる?」とまくし立てているのを見て、気分が悪くなり見るのをやめてしまいました。
50歳くらいの、今年に入って二度目の乳がんの手術をした同僚がいるのですが、最近彼氏ができたらしくFacebookでそれを公表したら、コメント欄に「冗談でしょ?」とKY子さんが書いているのを私は見た!
KY子さんはとにかく声が大きいので、仕事中に誰かと(仕事上の)電話を始めると、私は仕事に集中できないためトイレなどに立ちます。誰が電話の相手かはわかりませんが、「あなた何歳なの?」と聞いて周りの同僚が苦笑していることもあります。
近くに小旅行に行くと言えば、詳しい場所を聞かれ、ネットで調べて「ここに泊まるの?私たちはここに泊まる予定だから、じゃあ通り道だわね。会いにいらっしゃいよ。」ととてもフレンドリーでもあるのです。困ったことに。
お昼の休憩だって、お弁当を持っている人が食べる部屋があるのですが、彼女によく誘われます。あまり気は進まないのですが、お弁当を食べるところはそこしかないため、私もよく行きます。
職場の近くに日本人経営の和食屋があって、私はよくウクライナ人の同僚とランチに行きます。一度だけ、他のみんなとも一緒に行ったことがありました。総勢8人くらいで予約をして行ったのですが、まずメニューを見ながら私はKY子から質問攻めに。「これは何?こっちは何が入っているの?」と、ここまではいいでしょう。初めて和食を食べるらしいので。
しかーし!「このお店は中国人経営?それとも日本人経営?」と大きな店中に聞こえる声で聞くではありませんか!さすがにウクライナ人の同僚が「KY子、声が大きいわよ」と注意してくれました。その後、ウクライナ人と「お寿司は二人だけで食べに行った方が良い」という結論に行きつき、それ以来私たちはこっそり和食屋に行っています。ウクライナ人曰く、「もし誰かからKY子の経営しているお店(だったと仮定して)で、客が「この店はフランス人経営なのか?」と聞いたら気分を害すると思うの。でも彼女はその辺の感覚がわからないのね。」(その通り!)。
こんな感じの職場(?)ではありますが、毎日楽しく働いております。







