クッションに手刀ポンッ? | 気になる/お気に入り

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アラカンシングル、築20年を迎えるマンションに手を入れながら、自分なりの快適な生活を模索します

もう半世紀近く前になるが、

子供の頃、アメリカの女流作家の作品で

「若草物語」という作品を愛読していた。

 

南北戦争時代のアメリカの、

たぶん東部に住んでいる4姉妹の物語だが、

確かその中で、家の中の仕事として

「クッションをたたいて膨らます」

といった表現があったように記憶している。

 

昭和の古い日本家屋に住んでいた当時の私には

布団や座布団を干すときに叩くのを見たことはあったが、、

「膨らます」というのがどういうものなのか

よくわからず読み流していた。

 

最近、ソファに合わせてクッションを使うようになり、

その記憶がよみがえった。

 

大きいほうの中わたはフェザーで、

小さいほうは旧品なのでポリエステル。

 

私はこれを枕替わりにしているので

使った後は当然ぺしゃんこになる。

で、クッションをポンポンたたいて、

元の形に戻す必要があるのだ。

 

弾力性が高いウレタンなどが中わたになっている場合は

必要がない作業だろうが、ぺったんこのままでは見た目が悪いので

形を整えないと気持ちが悪い。

50年近く前の疑問が、思わぬ形で解決した。

 

もう一つ、クッションについて面白いと思うのは、

Flip or Flopでよく見る光景。

 

オープンハウスの前にステージングといって

まるで住んでいるかのようにインテリアコーディネイトを整える。

ベッドやソファにはサイズ違いのクッションを複数置き、

最後に一番手前の小さいクッションの真ん中を

手刀で「ポンッ」とたたいて、形を作ることが

非常に多いのだ。

 

まねしてやってみたのがこれ。

前後のクッションの大小がより明確になるし、

動きがあるほうがよい、ということなのだろうか。

 

意味はわかっていないが、

わが家のクッションは、大きさの差が5cmくらいしかないし、

なんとなくこっちのほうがかっこいいような気がして、

クッションを膨らませたあとは、いつもこれをやっている。

でも、こうやって比べると、大した違いはないかも。。。