すっかり「今は昔」になってしまったが、
昭和の日本シリーズはデーゲームと決まっていた。
修学旅行のバスでラジオをかけてもらって、
みんなで盛り上がった記憶もある。
平成の世から観客動員や視聴率狙いで
ナイターになったようだ。
地球温暖化とはいえ、10月末から11月に開催される
日本シリーズは、野外ナイターを球場で見る観客にも
プレーをする選手にも、なかなか厳しい環境との闘いになっていると思われる。
ドームで開催されればまだいいだろうが、
全球団のホームがドームではないし、
楽天に至っては、他の地方より冬が早くやってくる
仙台が本拠地。11月の日本シリーズはかなり厳しいと思われる。
交流戦を減らすとか、公式戦を減らすのはムリだろうから、
せめてCS以降はデーゲーム、せめて土日はデーゲームに
できないのだろうか。
今年のように延長の熱戦になると、ただでさえシーズンオフが
短くなっている選手の負担が心配になる。
お子様には気の毒かもしれないが、
少なくとも大人は、働き方改革という錦の御旗があるから
昔ほど罪悪感を感じずに平日休みはとれるだろう。
本来、スポーツはお日様の下でやる方が楽しいはずだ。
延長の熱戦になっても、終電を気にせず最後まで応援ができるよう、
NPBも選手会も考えてくれないかなと思う。