蒲田、 | ざっかん記

蒲田、




村上史昂氏の棒、Kプレミアム・オケなる団体の公演、済む、演目は、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》とヴェルディ《シチリア島晩課》との両序曲と、マーラー《巨人》とである、

っきょうは社用車で川崎まで来て、停め馴れた格安¥350の駐車場を利用し、車へママ・チャリを積んで来ていて、降ろして㐧1京浜を北上、多摩川を渡って蒲田まで30分弱、器へ着くと、っぞろぞろと建物の外まで行列している、無料だが指定席のはずなのに、っとおもうが、喫煙するうちに解消するだろうとおもっているとむしろさらに長蛇の列となり、最後尾の看板を持った女の子へ、開演に間に合うのか、っとかと文句を云っているおっちゃんもいた、

っもぎりまで来てみると、2列で捌いており、人によっては電子テケツの読み込みがうまくゆかずに時間を要したのかもしれない、

オケは、慶應系列の学生の団体らしく、っいったい慶應だけでいくつの楽団を有っているのか、テクニークとしては、絃が音量、風圧を出せないよくあるアマチュアの水準で、モーツァルトは瘠せており、鋭い音を発しえないので、柔和な楽想との間にコントラストが附かない、ヴェルディになると、っよりおおきなクレッシェンドもあり、打楽器群を交えることもあり、っまずまず迫力の不足が補われはする、っただ、入れたくとも力の入らない音量感のため、音色が濁ることはなく、清澄な和音の連なりが感得せられるのも事実だ、

っよのなかには、音楽の成立要件としてこの和声感を重視する人もすくなくないようで、、、っとうぜんだが、っしかし、っどうもその人たちのなかには、ではフレイジング、アルティキュレイションはどうなのさ、声部間のバランスはどうなのさ、テムポ操作はどうなのさ、っはたまた、どこかごくごく細部、たとえばほんの1音でさえも、あの音でもその音でもどの音でもなく、ぜったいにぜったいにぜったいにこの音でなければならないっっっ、というこだわりをいったい有たないのか、っとこちとらをして疑問を懐かしめる人種がいるようだ、そんな細部なんかどうでも、ずっと和音が鳴っていて、その変転が聴き分けられさえすれば、それでもうおおきに音楽体験ですよ、っとでもいうような、っぼくにすれば、っそれだけではやはり音楽を満腹満足まで聴いたという気はせず、えっ、そこでそんな音が出るの、出せるのっっ、どうしてこの人ここでこんな音が必要だと信じて音楽やってんのっっっ、っという驚異が、っないよりはあってくれるほうがよい、っや、っぜったいにあってくれたい、

棒の村上氏はしかし、っそんなエクスセントリズムの気味はいささかも頼まれないで、っどの曲もスタティックに捌いてゆかれる、っよく神経が通っているため、弱音部など、腕の足りないオケにとってはかえってシヴィアな棒と云え、前半を聴くかぎり、この合奏能力でマーラーはキツいな、っと懸念せらる、っが、当の《巨人》が始まっても村上氏の造形に妥協はなく、静かに視界を拡げてゆくその1楽章の序奏は、っどうしたことか、清潔で、各楽器の強弱、音色、質感がみな快く、っもちろん個別のエラーはあるが、っぞんがいわるくない、

っその後の同章主部も、2楽章も3楽章も、っとくべつに傑出した名場面はまるで望めないものの、っさりとて嫌なところがひとつもない、っまずは聴く者へなんらの抵抗も感ぜしめない概観が、絶えず鳴りつづけている、

っそしてフィナーレは、っここまで来れば流石にオケもまずまずの発奮を示し、中規模器全体がちょうど飽和する最強音が出る、っそれこそ、音圧が上がっても和音の色が見渡せる快い合奏であり、予期したよりはずっと好印象の聴後感を得たのであった、



っなるほど社長も慧眼でいられ、ったしかに火曜のほうがまだしも好天という傾きになってきた、っただ、っこんどは翌水曜の予報が芳しくない、っとりあえず火曜にバリケイド設営のみを行ない、木曜から仕切り直しか、降雪、積雪のみが心配だ、

っさて、っこんどは金曜よる、カーチュン・ウォン氏と日本フィルとのマーラー《復活》である、っこれのライヴ配信、アルヒーフ化はないのかなあ、っいまのところ広告せられていないが、っあるはずだろう、

っそうだ、早速にきのうの公演の配信をiPhoneで撮っていて、っまたも睡るのがけさの5時だか6時だかになってしまう、、、っいちど全編を撮ったのだが、っなんだか保存がうまくゆかずに再生不能で、っまた頭っからぜんぶ撮り直していたのだ、っべつにきょう以降またゆっくり撮ればよいのだが、っきのうの段階では、っそれからけさもまだそうだったが、未編集のライヴ配信動画そのままの状態で、っこれから編集を經ると、ったとえばソリスト・アンコールがカットせられるとか、っそういうことがあるかもしらんとおもったので、っま、ソリストのは、っあれバッハかなにかかなあ、バロックだったから、権利上の問題はなく、カットせられないとはおもうが、っそのほかにも、テューニングの場面とか、っああいうのもぼくはすきで、っそれで生動画のうちにぜんぶ撮ってしまいたかった、

っいまでもめぼしい音盤は購うし、っこの日フィル公演群のうちどれか演目が音盤化せられてもそれはおなじだが、音盤のばあい、2時間の公演のメイン演目っきり望みえないのがざんねんで、っその点、演奏会全編の配信はほんとうにうれしい、っしかも、音盤が1枚¥2、3千もするところ、っこのtvuchの動画は¥1千ぽっきりである、っただ、カメラ・ワークはいまだよちよち歩きで、ったいてい、目立つ楽器が鳴り始めてから後を追うようにその声部を撮っているカメラへスウィッチングする、っというぐあいだ、YouTubeへ上がっている各国各楽団の演奏会の動画では、っずいぶんと凝った撮り方、コマ割りのものもすくなくない、我が方も、ただ演奏会を動画へ収めました、ちゃんちゃん、っで終わらずに、撮り手の楽曲への解釋が伝わるばかり、突っ込んだ映像制作を志向する媒体が現れてくれたいものである、

っまだ川崎、ハイ・エイスの中、っこれから帰ります、



みずの自作アルヒーフ

 

《襷  ータスキー》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)

 

《ぶきっちょ》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)