流山、
佐藤雄一氏の棒、ラ・プティット・ドラマティーク公演、済む、演目はハイドン《12・45・95・103番》で、2曲ずつ前後半の前半が済むっきりでもうまるまる1時間以上、休憩は15分で喫煙に出られないで、《95番》が済んで16時ちょうどくらい、終演して16:40すぎで、っおそらく完捌けの時間が迫っていたのだろう、カーテンコールの佐藤氏は駈け足で、っその後は各位が猛然と椅子や譜面台を片していられた、1曲減らすがいいじゃないのよ、、、
モーツァルトは初期のシムフォニーだとまだほんのディヴェルティメントみたようで、っどの楽章もあっさりしているが、ハイドンは《12番》からもう長大で、っそれをまた佐藤氏が恆のとおりのんびり放題に歩かれるので、緩徐章など、永遠に了わらないかにおもえる、
奏楽は、絃はもちろんノン・ヴィブで、っそのフレッシュな音彩と、っゆっくりとした歩調とのギャップメントが不思議な味だ、《45番》など、井上キーミツの棒でたびたび聴いたが、っまるで別物、別世界、っこちらのほうが偶数拍の強調や多声の噛み分けが煩いほどよく効いてたのしいとも云える、
ヴィブラートがないとはいえ、佐藤氏の語り口はじつにロマンティックで、1音1音にいちいちドラマをみていられ、歌い方といい強弱といい音色といい、2時間半の余も絶えず内容ぎっしりの音楽が鳴りつづける、
っなんだか、来年の6月には佐藤氏は、新しく起ち上げるらしい楽団とこのおなじ器でブルックナー《5番》をなさるようで、パンフレットへそのフライヤーが挿まれており、っもう切符を売っているようなので、早速に購っておいた、っこんな狭隘な器でブルックナーを演って大丈夫かしらんとおもうが、
っそうだ、っこないだ日本フィルのいくつかの演奏会の切符が売り出したのでカーチュン・ウォン氏のものとコバケンさんのものと、計4枚だか5枚だか購ったが、カーチュン氏のマーラー《復活》の売れ行きたるや、っすごかったねえ、日フィルの2日間のサントリー定期は、片方はRCが購えるが、っもう片方はどこを探しても一般発売のはなっから売っていやしない、会員のみで埋まっているのだろうか、っそれどころか、っその《復活》のどちらかかはもっと条件のわるい2階席も瞬く間にじゃんじゃん売れて行ってしまい、っぼくとしてまことに不本意ながらも、1階席を購わざるをえなんだ、2階席の後方へ坐すくらいならば、眺望を犠牲にしてもまだしも1階席のほうが増しかと踏んだ、
っさて、っあすはいよいよキーミツの引退公演、っきょうの往き帰りは、っずっとシベリウス《7番》を耳で鳴らしている、渡邉曉雄氏の、日フィルとの新旧両盤ではなく、っなんだか彼氏の誕生日を祝う特別公演のライヴ盤で、終わりに大拍手のなか《ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー》が奏され、コバケンさんがご挨拶をなさり、ヘンデル《メサイア》から〈ハレルヤ・コーラス〉が巨匠へ捧げられるというもので、っその公演の主演目は渡邉氏ご本人がお振りになったのかとおもうが、っそこへ《7番》が入っている、っそれからおなじく渡邉氏の棒で都響とのライヴ盤もあり、っとちゅうからはそれに替え、っいま帰途では、渡邉氏の末弟、藤岡氏が何年か前にお出しになった同シムフォニー全集のものを聴いている、っだいぶん耳馴染んできたようだ、
開演するとき、終演するとき、っぼくはどんな気持ちでいるのだろうか、コンサートを前にこんな感情を経験することもそうそうなかろう、っそわそわする、
みずの自作アルヒーフ
《襷 ータスキー》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)
《ぶきっちょ》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)