甲府、 | ざっかん記

甲府、




コバケンさんの棒、山梨響公演、済む、オケはアマチュアだが、っこんかいで50回目の定期公演とのことで、コバケンさんを招いたらしい、演目は、前半には同地のジュニアとシニアとのオケから17名のトラを加えてヴェルディ《運の力》序曲、っさらにオルガンとコーラスとまでを加えてエルガー《威風堂々1番》を演って休憩、っそしてマーラー《巨人》、前半には司会者がお話しになって臨時のメムバーへインターヴューなどなさり、後半の演奏前にはコバケンさんがピアノを弾かれ、同《さすらう若人の歌》の各主題を唄われながら、っそのシムフォニーとの連関をすこしくお話しになる、ったしかことしで御歳84歳でいられるはず、往時からすればかすかによぼよぼされてきてはいるが、っまだまだお元気だ、

オケは、アマチュアとして中等程度の水準である、奇しくもヴェルディの同序曲はついせんじつサントリーでアマチュアの演奏を聴いたが、テクニークはその団体とは較ぶべくもなく、器のアコースティックもいわゆる旧式の多目的ホール然だが、コバケンさんの棒は慌てず騒がず、素朴な奏楽の味わいがあり、っこの技倆では圧倒的の感銘へは達しないが、っさりとてさほどの悪印象もせず、

エルガーは、っかようの超有名曲ほどぞんがい実演に接する機会が乏しいものだが、っこれもせんじつ井上キーミツと新日本フィルとの演奏を聴いた、っきょうはなぜか曲頭からの軍楽の部分をカットし、っその冒頭句が再現してコーラスを招じ入れる段から始まる、っなぜだろう、っそんなのたかが2、3分くらいのことなのだし、カットしなくたってよいものを、っあれだろうか、っきょうのコーラスは頭っ数がすくなく、音量を出せない団体だったので、彼等が声を出す前にオケのみで一定時間おおきな音を出していてしまうと、声楽の致命的の音量不足が露呈する、っという憂慮があったかしれない、っじっさい、コバケンさんはオケを手で抑えていられたが、っそれでもやはりもっと分厚い声の束を望みたかった、

マーラーは、各部のソリスティックな妙技を要求しては酷というもので、っしかし、コバケンさんの棒は全体に淡々とされており、3楽章あたりからフィナーレ全体など、生涯を懸けて味到し盡してこられた曲趣を遙けく見渡して無心に語り進むような一種、独得の境地境涯が展け、オケはしばしばトチるし、器のひびきとしても潤いを欠く、っつまり世辞にも高級な音響とはし難いのだが、っそれでも静かに、っしかし篤く説得せられてしまうような魅力があった、ったしか来年には日本フィルと同曲を披瀝される公演があったかとおもうので、行ってみむとおもう、



っさて、っあさってから世田谷の中学校の試掘調査、作業員さんはずっと現場で徐々に暑さに馴れてこられているわけで、暢気に冷所でデスク・ワークの監督のぼくが、っいちばんにぶっ倒れてしまうのじゃないか、気を附けて、休み休み作業するとせむ、

っお次はこんどの金曜、川崎でキーミツのマーラー《夜歌》である、午の公演だが、っとうぜん現場をやっている中途である、っが、社長からこの現場をやってくれろと電話をもらった際、8月に平日に休みたい日が何日かあるのですが、っと云うと、そこはなんとか都合を附けてくれればいいから、っと云わる、営業担当の社員さんが、アルバイト作業員さん払底のためこの現場へ一作業員として出てくれるのだが、水野さん、その日は俺が監督代行するからどうぞ休んでください、っと云ってくれる、っその次の週も木金とおなじ川崎の夏の催事のために休んでしまうので、っいささか気が引けるのではあるが、夏休みだろうとなんだろうと、平日の演奏会はよるにやってくれよな、っよのなかの人という人には、仕事があるんだよ仕事が、、、



みずの自作アルヒーフ

 

《襷  ータスキー》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)

 

《ぶきっちょ》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)