紀尾井町、 | ざっかん記

紀尾井町、




井﨑正浩氏の棒、オルケストル・デ・ベルなる団体の公演、済む、

〈俺のブラームス〉と題して、年1回、っすべて井﨑氏の棒で、ブラームスのシムフォニーをコンチェルト等と組んで番号順に全曲演奏せむという企画らしく、去年の㐧1回で《1番》を演奏、っその公演の存在は事後に気附いたので、聴き逃してしまった、っことしの㐧2回は《2番》をメインに、劈頭は《悲劇的序曲》、近年高名にして、井﨑氏ともハンガリーにおいてご共演済みという髙木凛々子女史をソロにそのコンチェルト、パンフレットの曲目解説は井﨑氏ご本人が書していられ、っそれは彼氏の公演ではしばしばあることだが、っこんかいは相当度に詳細に亙っており、っお蔭で開演前に読み切らず、休憩中は外へ喫煙に、出られずにしまったのか、出なくて済んだのか、《Vnコンチェルト》も1楽章はかなり長大であり、シムフォニーも、っふだんは1楽章提示のリピートを割愛されているという井﨑氏が、〈俺のブラームス〉などと銘打つからには、っときょうはそれを敢行、っさらにソリスト、オケともにアンコールがあり、14時開演で、っやっとハネたのは16:20すぎ、

8型くらいの絃のオケは、ホルンなどがときおりかすかに吹けなかったりするが、っしかしとても巧く、小中規模器たる紀尾井町に悠然たる響が充ちる、

っきょうの演目は、序曲がニ短調、コンチェルトとシムフォニーとがニ長調とニ調で統一せられていたが、っそれ以外にも、井﨑氏のご指摘にある通り、全曲を通してブラームス一流の拍の凝り様、コンチェルトにおく、ハンガリー出身のヨアヒムを意識したジプシー風情、っおなじニ長調の楽聖の同楽器コンチェルトへの敬慕の匂い、っさらに遡ってバッハの影、っすべてが実践としての演奏を通してこちとらにも諒解せられた、

井﨑氏も恆に勝る入魂ぶりで、2階正面席から聴いていても、歌謡主題と声を合わせて唄う彼氏の声がしばしばはっきりと聴こえた、彼氏の《2番》は一般大学の学生オケとの演奏も聴いており、っそれも清涼ですばらしかったが、オケに勝れるとここまで細部細部にまで拘るのか、っときょうはじつに一驚を喫した、

髙木女史の奏楽は初めて耳にしたが、凛然たること名に負うごと、濃密なオケと相俟ちつあらゆる場面で曲の魅惑が全開し、っとくに変化に富む重厚な構造の1楽章では、再現の㐧2テーマあたり、ああ、いい曲だなあ、、、っとしみじみと実感せられ、っひとりでに泣けてきてしまう、っぼくもだいぶんおっさんになってきたので、っさいきんは泪脆くていけない、



っさて、っお次は土曜、井上キーミツと神奈川フィルとの公演であるが、キーミツのご体調は大丈夫であろうか、っもう引退まで半年となって、っいまさら残る公演へ代役を立てるというのは、彼氏としても痛恨どころではなかろう、ドクター・ストップが掛かったとしても、死んでもよいからやるっ、っとおっしゃりたいところだろう、客ごときのこちとらとしては、死んでもよいからやれなどとは云えないのであるが、っどうとかお元気なところを拝見できればとおもう、、、っところで、っその日の午前は健康診断でねえ、バリウムを飲まねばならないので、っなるたけ早めにクリニックへ行って済ませてしまい、余裕を有って下剤が下ってくれますように、、、汚ない話で恐縮、



みずの自作アルヒーフ

 

《襷  ータスキー》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)

 

《ぶきっちょ》(全4回)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)