山形、 | ざっかん記

山形、




井上キーミツ/山響公演初日、済む、

開演前には、っあれ楽団の事務方かなあ、っそれと同響のプリンシパル、阪氏が登壇されてプレ・トーク、阪氏はリハーサルを3日とも聴かれ、所用で明朝山形を離れられるとのことであすはいらっしゃらないが、去り行く先達の勇姿を脳裡へ刻まれたことだろう、

演目はモーツァルトの小・大ト短調の間へ、っあれはキーミツと東響かどこかとの公演だったろうか、川崎でも演られたグラス・ハーモニカの曲をサンド、っただし用いられたのはグラス・ハープ、グラス・ハーモニカとグラス・ハープとは異なる楽器とのことで、ソリストは川崎のときとおなじ、っなにしろ本邦におく唯一のプロフェッショナルの同楽器奏者、大橋エリ女史、同曲は同楽器とフリュート、オーボー、ヴィオラ、セロ各1という編成のため、指揮者なし、

キーミツがモーツァルトのシムフォニーを振られるところを想像するとなると、っそれはもう小ト短調であろう、っその想像のとおり、彼氏が登壇されて振り始められるや、嵐のごと激情が迸出す、山響も、800席余という音場へ8-7-5-5-3という絃の規模だが、色調は悽愴にして、聴く者みなを切り裂かむばかりのまさしくシュトルム・ウント・ドランク、

グラス・ハープの曲は一転、穏やかな曲調となるも、っいかにも発音が難儀そうなあの楽器にとっては、っそれでも後半のロンド主題は弾きにくそうである、音量も出ず、直前までマイク、スピーカーを通さない上演を企図したが断念、っわずかに増幅していたとのこと、っしかし、っとうぜんにして唯一無二の音色、質感であり、早逝の人の晩年の境涯を映すに相応しい、

大ト短調はクラリネットの入っているヴァージョンだが、甘さを峻拒し、小ト短調の延長線上に苛烈に疾走して涯てる、フィナーレのさいしょの主題のみ、現れるたびに誰かしら音程の甘い人がおり、っかすかに不協和な音が鳴ってしまっていたので、っあす、っよろしく修整せられることを希う、

っきょうの公演は動画収録せられていたので、っいつかに配信せられるらしい、っあれこれとコレクションが殖えてうれしい、



みずの自作アルヒーフ

 

《襷  ータスキー》(4)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(1回配本)

 

《ぶきっちょ》(4)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(1回配本)