四ツ谷、
坂入健司郎氏の棒、東京6大オケ連盟公演、済む、
演目はシベリウス《フィンランディア》《7番》、ブラームス《2番》、開演は18:30と早かったので、仕事のあと聖蹟から四ツ谷まで移動でややぎりぎりだったが、っそのぶん終演は早く、っゆうべもあまり睡ていないので、帰ってゆっくり睡たい、
狭い紀尾井町へ後期浪漫派以降がたっぷりと鳴って、っまずまず快い、オケは、《フィンランディア》冒頭でブラスとティムパニとが出、侘しい木管が加わり、絃が悽愴に渦を巻き、っそのすべてがブリリアントだったのでかなり高水準の合奏能力におもえたが、主部以降、シムフォニー2曲にしても、っそこで期待させたほどの精度ではなかった、精度というか、っいま一歩、執念を実感せしめる発音発音で全体を聴きたかった、っなまじ弾けてしまうだけに、長丁場の曲となるととくに、っこだわる以前にもう音を出し了えてしまっているという、っやや虚ろな手応えがせぬでもなかった、基礎体力の高い学生オケにはあり勝ちのことで、っこんかいは合同公演でもあり、各個別の団体で半年1年を掛けてひとつの演目を準備してゆく通常の学生オケ公演とは、っだいぶん事情がちがったのかもしれない、
シベリウス《7番》は、何度か聴いてきてはいるがなかなか楽想が摑み切れておらず、っきょうの豊麗な音響をもってしてもやや睡気を誘われたが、彼の他の曲にみられる特有の音型や書法、楽器法の質感などがところどころで把握できるようにはなってきたので、っもう何度か聴くうちにはようようたのしみ方も身についてくるのではないか、
ブラームスは、造形として全体にとりたてて云うこともなく、終曲の最後もまだまだ小音場へ剝き出しの熱狂、滅法に迫力を更新せしめず、美観を保ったうちに終結せしめられたいぼくの趣味とはちがうが、坂入氏の端然たる棒は、恆のごとく緩徐章を清潔に洗う、
っさて、っこんどは日曜、っはるばる金沢まで、井上キーミツとOEKとの公演、っあさは早い、向こうで食事をしたり土産を購ったりして、っすこしくでも散財してくるとせむ、
みずの自作アルヒーフ
《襷 ータスキー》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)
《ぶきっちょ》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)