渋谷2日目、 | ざっかん記

渋谷2日目、




っきょうは自室からだったので原宿ではなく、井の頭線にて、井上キーミツ/N響公演、

以前は同響の同器での定期は、土曜が18時、翌日曜が15時開演だったようにおもうが、土曜18時は変わらないものの、っきょうは14時開演であった、っゆうべ日附が変わってから帰宅し、15時開演だよなと余裕があるようにおもって深更に睡たが、起きて念のために検索すると14時で、っやや周章てて身支度をして出掛く、っいま、終演して例の喫煙可のカッフェで食事をし、っこれから帰る、

っきょうは2階左翼前方と位置を変えてみた、っきのうは、強いて云うと《バビ・ヤール》においてソロのフレイズの中途からコーラスが重なってくるところで、っかすかにタテが乱れる気がしたが、っきょうはそのあたりもみごとに修整せられており、っより完成度の高い演奏となった、オケの音が、っこの楽団にあり勝ちのこととして、っひじょうに高度の、っしかしビューロクラティックな質感のままであるとつまらないなと惧れていたが、っあの乾いた大音場でもまずまず色と雰囲気とがあり、っあれならば音盤化に際しても不足はなかろう、っさて、大阪フィルはこれとどういった手応えの違いをみせてくれるだろうか、

っきょうも、1楽章でソロのティホミーロフ氏がさいしょの1連を唄われるところで、っその威厳にがあんとやられ、っきのうは目頭がかあっと熱くなった程度だったが、っきょうは、落泪まではゆかなんだが、っぶわっと視界が濡れ、潤んだ、息の張り方と抜き方との塩梅がじつに絶妙であり、崇遠な父性をもって聴く者みなを抱懐されるようである、っしたがって、っその音楽は史上の暴挙を告発するよりは、っそこを突き抜け、誤解を惧れずに謂えば、っすでにして赦しを与えていると聴こえるほどである、っきのうは、2楽章やフィナーレにおいてコーラスと掛け合う場面で、彼氏の唄われながらの身振り手振りの迫眞からすると、音としてはタッチの差で筆致の諧謔味を取り逃がす気がしたところ、っきょうはそうしたたのしさも十全に発揮せられた、

同曲のソロといえば、っかってはセルゲイ・アレクサーシキン氏が独り勝ちの大オオトリテヱであり、名だたる指揮者との複数の音盤でその演唱を聴くことができる、ったしかキーミツの日比谷全集の同曲や《死者の歌》でも彼氏を招いていたのではないかと記憶する、っだいぶんむかしの音盤にもその名を見るから、日比谷のそのころにはもうカリアも終盤へ近い大ヴェテランだったのだとおもうが、っその複数の音盤へ耳を貸すと、相当度の細部に亙るまで、っほとんどおなじ表情をまいかいすばらしい精度と確度とで刻印しているのをおもい知らされ、っそれは一発録りのライヴであるキーミツ日比谷盤においてすら異ならない、指揮者における楽曲解釋のみならず、一個の歌手もまたここまで譜面を読み込み、ここまでひとつびとつの表情を周到に練るのか、そしてまたそれをまいかいの舞台で体現しうるだけの鍛錬に余念がないのか、っとの驚異をおぼえずにいない、っぼくなど、っどの音盤でもぴたりおなじ表情で唄っているので、たまにはすこしくちがう表現も試すがよいじゃないか、っと贅沢な不満を懐くほどだが、世界的にみてもそう誰もが唄えはしないはずのこの曲において、っきのうきょうとティホミーロフ氏は、っぼくの親しんだアレクサーシキン氏をすっかり忘れさせてくれた、っただ、っごく細部で云えば、ったとえばフィナーレでコーラスへ向かって、トルストイとはレフのことか、っと問い掛ける部分は、ア氏は高い音で張り上げるように、っほんとうの喋りことばのような調子で唄っており、っそれがまたなんともいえずカッコよく定まっているのだが、っそこのティ氏を聴くともっと低い音であり、っぼくはスコアを見ないが、っおそらく記譜の音高としてはティ氏のほうが精確にそれを当てているのであろう、音を変えられたがらない作曲家としてはそちらに軍配を上げるかもしれないが、聴くだけ、聴いて感動したいだけのぼくからすると、改変なのかもしれないア氏の表情のほうがずっとこのみである、、、っそんなことを書いていたら、久しく聴いていないキーミツ日比谷盤を聴きたくなってきたな、押入の奥深くへ睡っているので発掘するのも一苦労だが、っただ、ソロ自身としては、ショルティ盤のア氏が最も好調の絶好調かもしれない、っでもショルティの棒は線が細くて、シカゴ響も骨っぽくていかにもひびきが薄く、っなんであんな人が大巨匠なのかぜんぜんわからない、録音も鈍いし、バルシャイ盤のソロも彼氏だったとおもうが、オケはずっと重心が低くてかつ高分解能、録音もクリア、



っさて、連絡が来て、っやはりあすの東村山現場は雪中止、っぼくは聖蹟別棟へ出勤する、っこんどの週末は大阪だね、



みずの自作アルヒーフ

 

《襷  ータスキー》(4)

 

https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(1回配本)

 

《ぶきっちょ》(4)

 

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