東府中、
内藤佳有氏の棒、農工大の学生オケ公演、済む、
農工大は同器からごくごく近所で、っぼくも国分寺棲まいのときはここらもよくチャリンコで走ったので、大学が飼っている馬を沿道から見たりしたものである、
法政大、一橋大、中央大ときた学生オケ公演ラッシュも、っきょうの農工大、っあすの成蹊大、っあさっての明治大で了わり、っぼくとしてもあさってが年内最後の演奏会だ、目下のところ一橋大が一頭地を抜いており、次いで中央大、法政大からはまずテクニークとしてずいぶん落ち、棒の山田氏もわりに無趣味であった、
っその法政大公演のメインもマーラー《巨人》であったが、っきょうもそう、前半にはヒンデミット《画家マティス》、技倆としては法政大ととんとんだが、指揮者は、っあれで楽団に勝れればなかなかの音楽をした人かもしれない、コン・ミスよりも背の低い年配の男性だったが、っお名の佳有はかある、っすなわちカールと読ませるようで、っまさかにあのお歳で謂うところのキラキラ・ネイムでもなし、親御さんがクリスチャンで、当字をしているとかということだろうか、っとくに絃をお振りになるときには絶えず、ふしゅーーーーー、はすーーーーー、っとかと歯間から息を漏らしながらでなければ音楽をしているお気になれないという棒で、っかなりノイジーだったが、オケは全体に並以下の能力のなか1stへはまだしも腕っこきが揃っており、っその彼等などはこの内藤氏の神通力に応じてしばしば独得の音色を発したりした、
ヒンデミットは、っことしどこかでいちど聴いているとおもうが、っきょう聴いても、っまるで魅力のない筆だ、っいかに名演奏がありえたとしても、っあんなのを名曲傑作だとおもうことはけっしてできないだろう、曲名だけはそれなりに高名で誰でも目にしたことくらいはあるはずだが、っどうしてそんな名声が与えられているのかまったくわからない、歴史へ埋もれて忘却せられてもいっかなかまわない凡作中の凡作である、
マーラーは、頻発する些細なエラーを乾いた音場が揉み消してくれずにぜんぶ丸裸となるぶん、っいずれも池袋での公演であった前3大からするとそもビハインド、1楽章などは薄いオーケストレイションで田園風景を愛でてゆくので、っしょっちゅう1本っきりで吹かねばならない管の各1番へはソリスティックな腕となにより積極性とが要請せられるはずが、吹くのでやっと、音がひっくり返っても赦してください、っというあの水準ではぜんぜん音楽に成らない、っその点フィナーレは挙軍一丸、っどこも厚手の合奏で進むので、っまだしも聴きでがせぬでもない、プロフェッショナルだと逆で、っこの楽章へ入ると、まだ弾けるぞっ、こんなにも鳴れるぞっ、っと腕っ節自慢になってしまって空騒ぎの憾を遺すこともままあるのだが、
っあすの成蹊大は杉並、
みずの自作アルヒーフ
《襷 ータスキー》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351779591.html(㐧1回配本)
《ぶきっちょ》(全4回)
https://ameblo.jp/marche-dt-cs4/entry-12351806009.html(㐧1回配本)