誰かに見られてる
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殺人事件とその犯人を目撃した富豪の若い女性と彼女の護衛を任された妻子ある刑事の不倫を描いていた恋愛スリラー映画です。主演はトム・ベレンジャー、ミミ・ロジャース、共演はロレイン・ブラッコ、ハーレイ・クロス、アンドレアス・カツーラス、ジェリー・オーバック、ジョン・ルービンスタイン他。
1988年の日本での劇場公開時に観て以来、約37年ぶりに観てみました。
初見時は「雰囲気がいいだけでつまんない映画だなぁ」という印象しかなかったのですが、久しぶりに観ても感想は同じ。
ストーリーはとにかく支離滅裂。
犯人の言動が無茶苦茶すぎて筋が全く通っておらず、物語を展開させるために都合よく動くだけの駒って感じでシラけちゃう。しかも、主人公2人のキャラクターに魅力がないし。
ただ、リドリー・スコット監督によるスタイリッシュな映像は美しいし、主演2人は美男美女。そこにスティングのカバーによるガーシュウィンの名曲「Someone to Watch Over Me」がかかるんですから、メロドラマとしての雰囲気はバッチリ![]()
つまり、「Someone to Watch Over Me」の長尺のミュージックビデオと思えば、これはこれでアリ。そう割り切って観るべき映画です (^^)
同性愛者であることを家族に告白せざるを得ない状況に追い込まれた青年を描いたイタリアのコメディ映画です。主演はジョサファット・ヴァーニ、共演はヴァレリア・ビレロ、フランチェスコ・モンタナーリ、モニカ・ゲリトーレ、ニニ・ブランチェッタ、ホセ・ダメルト他。
深刻な題材をイタリア映画らしい明るくカラッとしたコメディとして描こうというアイデア自体はとてもいい。
でも、ちょっと無理があったなぁ…。
主人公が家族に隠そうとする気持ちは理解できるものの、「家族に告白済みで受け入れてもらえてる」なんていう、すぐバレる嘘を恋人にまでつく必要があったのかがそもそも疑問。まず家族の前に恋人ともっとちゃんと話しておくべきで、家族に隠していることよりも、恋人に嘘をついている方がはるかに問題でしょう。
その上で、どういう結末になるのかと思っていたら、実は原題「Come non detto(気にするな)」が盛大なネタバレだったというオチは「まぁ、そんなもんかな」と思いつつも、肩透かしを食らった気分。悪くはないんだけど、安易だなぁと。
そこまで悪い出来だとは思いませんし、イタリア映画らしい人情コメディだとは思います。
ビル・クリントン米大統領の1992年の最初の大統領選をもとにした全米ベストセラー小説を原作とし、南部の州知事が大統領選に挑むために妻と「完璧な夫婦」を演じながら次々に襲ってくるスキャンダルを乗り越えようと奮闘するさまを描いた政界ドラマコメディです。主演はジョン・トラヴォルタ、エマ・トンプソン、共演はエイドリアン・レスター、ビリー・ボブ・ソーントン、キャシー・ベイツ、ラリー・ハグマン他。
クリントン夫妻をモデルにした大統領候補夫婦が主人公と思いきや、選挙スタッフとなった青年が主人公と言った方が正確。
ビル・クリントンの異常なまでの女好きの面を強調し、彼が如何に「クズ男」であるかを示しながらも、必ずしも彼を悪人として描いているわけではないのは印象的。
「大統領は一点の曇りもない清廉潔白な聖人でなければいけないのか?」
「そもそもそんな聖人などいるのだろうか?」
との問題提起は、陳腐ではありますが、この映画が公開された当時の現職大統領をモデルに、ここまで踏み込んだ内容の映画を、大スターを起用して制作したのは「さすがアメリカ」とは思います。
ただ、女性スキャンダルがどれだけ明るみに出ても何の影響も受けなかった大統領が登場し、社会の分断が極端に進んだ今の時代には、ちょっと古臭くも感じる映画でした。
互いに一目惚れして交際を始めたものの、それぞれが相手に隠している秘密のある男女の恋愛を描いたロマンティックコメディです。主演はミシェル・ラロック、ティエリー・ヌーヴィック、共演はキャロル・リシェール、ドミニク・グールド、マニュ・パイェット、エレーヌ・シュルジェール、エリザ・マイヨ他。
→ Wikipedia「Petits Secrets et Gros Mensonges」
フランスのテレビ映画として制作された本作。こんなストレートな軽いロマコメをテレビ映画として作っちゃうところが、いかにもフランスという感じ (^^)
ストーリーそのものは、終盤の展開にちょっと新鮮味はあったものの、基本的には王道中の王道。視聴者がロマコメに期待する通りの展開。
それでも、パリとモロッコで撮影された映像は視覚的に美しいし、当然ながら主演2人も美男美女。まさに「目の癒し」になる「眼福」な映画です (^^)v
ところで、相性のいい主演の2人ですが、実年齢ではミシェル・ラロックがティエリー・ヌーヴィックよりも10歳も年上!!
ミシェル・ラロックが実年齢よりも若く見えるし、逆にティエリー・ヌーヴィックが実年齢よりも落ち着いた雰囲気で貫禄があるので、むしろ彼の方が年上に見えてしまうほど。
また、ミシェル・ラロックの明るい雰囲気はロマコメ向きなので意外性はないですが、ティエリー・ヌーヴィックはどちらかと言えばシリアスな役が多いので、こんな王道のロマコメで「王子様」キャラを演じていたのはちょっと意外。でも本来のルックスの良さを活かしていて![]()
とにかく、過度な期待をせず、難しいことを考えずに観るべき映画でしょう (^^)v
フランス国王ルイ15世の公の愛人ジャンヌ・デュ・バリーの波乱の人生を描いた伝記映画です。監督・共同製作・共同脚本・主演はマイウェン、共演はジョニー・デップ、バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・リシャール、メルヴィル・プポー他。
「希代の悪女」として描かれることの多いデュ・バリー夫人を21世紀的視点で好意的に描こうという意図は分かるし、どう見ても史劇が似合わないマイウェンが演じているところにも、その意図が表れていると思います。
が、ストーリーも演出も単調で「物語」として全く面白くないんですよ…。
もうちょっと面白くできたんじゃないかなぁと思うのですが、それでも、シャネルが制作した衣装の華やかさは間違いなく観応えがありますし、「公妾や当時の宮廷の習慣などを分かりやすく紹介する動画」としては興味深く観ることができました。結局、それ以上でもそれ以下でもなかったかな…。
2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」のハリウッドリメイクで、息子と娘を学校に送り届ける途中で車に爆弾を仕掛けたとの脅迫電話を受けた父親が、子どもたちを守るために奮闘する姿を描いたアクション映画です。主演はリーアム・ニーソン、共演はノーマ・ドゥメズウェニ、リリー・アスペル、ジャック・チャンピオン、エンベス・デヴィッツ、マシュー・モディーン他。
既にドイツで「タイムリミット 見知らぬ影」('18)、韓国で「ハード・ヒット 発信制限」('21) としてリメイクされている作品。いずれも未見ですが、これだけリメイクされていれば期待値は上がってしまいます。
が、
普通…。
面白くなくはないし、娯楽映画としては充分な出来だとは思うのです。
でも、あまりにあっさりと解決しちゃって拍子抜け。
真犯人が狡猾なようでいて、爪が甘いし、呆れるほど間抜けだし。
それに、リーアム・ニーソンは10年くらい前なら本当に役にハマっていたと思うんですが、流石に70歳を過ぎて、この役はかなり無理があります…。
同性愛者であることを隠している子持ちの既婚男性と、既婚男性ばかり好きになってしまう男性の不倫の恋を描いた恋愛ドラマ映画です。主演はスコット・ベイリー、ダリル・スティーヴンス、共演はアダム・クレシュ、リチャード・ローソン、キーリー・レフコヴィッツ、アン・ウォーカー、シェーン・ジョンソン、ジェイ・ヒューグリー、スティーヴン・ボウマン、アル・サピエンザ他。
→ Wikipedia「From Zero to I Love You」
同性愛者であることを自覚しながら、その事実を受け入れられずに異性愛者のふりをして生活をしている人は少なくないので、確かにリアルな題材ではあります。それを軽いタッチでラブコメとして描くこと自体は悪くないのですが、それが妻子のある既婚男性となると話は別。
どんなに軽いタッチで描いても、全く落ち度のない配偶者を裏切り、子どもたちに辛い思いをさせる不倫の恋は、どうしても軽い気持ちでは観られないですし。
そんなわけで、この題材と設定を既存のラブコメのテンプレートに当てはめた「ミスマッチ」が最後までしっくり来なかったのです。
スコット・マクファーソンによる戯曲「マーヴィンの部屋」をマクファーソン自らの脚本で映画化した作品で、長年絶縁状態にあった姉妹が姉の白血病をきっかけに再会したことで生まれる新たな家族の絆を描いたドラマ映画です。主演はメリル・ストリープ、ダイアン・キートン、共演はレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、グウェン・ヴァードン、ヒューム・クローニン、ハル・スカーディノ、ダン・ヘダヤ他。
これだけの豪華キャスト、しかも作品としてもそれなりに評価されている作品なのに、これまで存在すら全く知らなかった作品。たまたま目に入ったので観てみました。
充実したキャストのおかげで、比較的ありがちなストーリーであるにもかかわらず、上質な人間ドラマを見せてもらった気分。
ただ、この物語の「その後」を考えると、複雑な気分に。
確かに家族としての絆は取り戻せたのでしょうが、それだけでこれから向き合うことになる様々な苦難を本当に乗り越えられるとは到底思えないですし、そこを敢えて描かないことで、この物語が単なる「綺麗事」に見えちゃうんですよ…。
そればかりが気になってしまい、「感動のエンディング」のはずが、「バッドエンディング」にしか見えなかったのです。
フランスとニューヨークを結ぶ国際麻薬組織の捜査に執念を燃やす刑事「ポパイ」の活躍を描いた「フレンチ・コネクション」('71) の続編で、逃亡した国際的麻薬組織のボスを追って、フランス・マルセーユで組織の壊滅に挑む姿を描いたサスペンス映画です。主演はジーン・ハックマン、共演はフェルナンド・レイ、ベルナール・フレッソン、キャスリーン・ネスビット他。
前作の終わり方が、悪く言えば「中途半端」だったので、続編があるのは必然と言えますし、大掛かりなフランスロケなど、前作よりもかなり予算をかけているとか、主人公以外アメリカ人(という設定のキャラクター)が登場しない新鮮さとか、良いところはあるし、娯楽映画としては充分な出来だとは思うのですが、前作と比較してしまうとどうしても「劣化版」の印象は否めず。
前作もツッコミどころはいろいろありましたが、それらがフィクションとしては許容範囲だったのに対し、本作は「アメリカ人の警官がフランスで大活躍」というそもそもの設定に無理があって、「いくらなんでもそれはないだろ…」ということの連続で、ちょっとシラけちゃったんですよね…。薬物依存症を気合いと根性で治すみたいな前時代的な描写も、当時はともかく、今の時代には「誤った情報の流布」になりかねないですし。
そんなわけで、自分にとってはジーン・ハックマン以外に観るべきところのない映画でした…。
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そんなヒロインを演じている蒼井優さんの説得力のある演技も![]()
ストーリーそのものに意外性は全くありませんでしたが、主演2人の演技に引き込まれる映画でした。