そんなわけで復路の便の変更連絡がありました。45分遅くなります。私としてはラッキーでした。その復路のこと。ペナン空港でチェックインし、セキュリティも通り、搭乗ゲートのある待合室で待っていると例のプロペラ機が目の前に駐まります。30ｍ程度の距離です。隔てているのはガラスのドアだけ。
これから乗るのだなと思っていると、なんと後部の小さなタラップから乗客が降りてきます。さらにコックピット後方の荷物室からスーツケースを20個程度取り出してネットがかかったトラックに乗せています。今、到着したのです。おそらくはクアラルンプールのスバン空港から。
コックピット横からは太いケーブルにつながった車があります。充電でしょうか。15分ほど経ったころ搭乗の列が進み出しました。１人の係員が搭乗券とパスポートを目で確認します。それだけ。
プロペラ機の飛行高度は5000mあたりのようです。ジェット機は１万mの高度を飛行しますから、晴れていても地上はほとんど見えません。でも、プロペラ機は地上の道路や建物が見えます。自動車は見えませんが。地形が分かると楽しいでしょう。
さて、ようやくペナン空港に到着しました。この空港は国際空港だけにそこそこ大きいです。でも、バンコクやクアラルンプールの巨大空港ほどのことはありません。なにしろバンコクでは乗り換えのために空港内の電車に乗ったし、クアラルンプールではイミグレーションに行くためにバスに乗る必要がありました。
ペナン空港についたのはお昼過ぎです。ここからGrabで昼食のための和食店に向かいます。空港から和食店に直行です。お恥ずかしい。いったい何のために異国を旅行しているのかと言われそうです。確かに…。