(1)トイレのこと。これは私が書くまでもなく、海外から日本の空港に帰国した皆さんが異口同音に口にすることです。クアラルンプールではブランドが入る高級モールですらウォッシュレットはありません。
AIで調べると、「アジアでウォシュレット(温水洗浄便座)が普及しにくい主な理由は、高価な製品価格、水質(硬水)による故障リスク、トイレ内コンセントの不足、そして紙で拭くか手洗いする伝統的な衛生習慣の違いです。また、盗難・破損リスクや維持管理の手間、温暖な気候で暖房機能が不要なことも普及を阻む要因です」とのことです。
特にひどかったのはコタキナバルの休憩所です。ここはブログに書いたようにテングザルなどを見るためのクルーズの一大拠点です。世界中から観光客がきます。ツアー料金にほんの少し上乗せするだけで、きれいなトイレを整備できるはずです。
日本のメーカーにもビジネスチャンスがあるはずだと思うのですが。
(2)クアラルンプールは大都市です。高層ビルが林立しています。日本には300mを超えるビルは2つだとのこと。一つは大阪のあべのハルカス。もう一つは東京。クアラルンプールには300mを超えるビルがいくつもあります。ビルの高さを調べると、中国が圧倒的です。都市の文化度とビルの高さは比例はしません。
でも、アジアの国々にはそれだけのエネルギーがあると言うことです。コンドミニアムのエレベーターのセキュリティは顔認証でした。日本でもそんなところはでているのかもしれませんが。ITも進んでいる印象です。
でも、都市としては整備されていません。特に道路の横断が大変です。走っている自動車の隙間を縫って横断します。信号が少ないのです。
物はクアラルンプールではあふれています。スーパーマーケットにいくと、日本製品を含め、在庫は多い。でも円安が響きます。
2年前のマレーシアでは1リンギットが33円ほどでした。でも、今回は40円を超えるほどです。21%も円が安くなっています。すべてのものの価格が21%上がっているということです。かつては東南アジアは物価が安いと言われていました。でも、為替で21%上がっています。さらに世界的な物価高も影響し、KLで日本的な生活をしようとしたら確実に日本よりも費用がかかります。シニアの移住国人気1位は長くマレーシアでした。
今はどうなのかな。円安はマレーシアだけの問題ではありませんが。今後、円安がさらに進むという見方もあるようです。
(3) grabはやっぱり便利というか生活には不可欠です。grabというのはライドシェアーのことで、アジアで広く普及しています。運転手も、利用者も、アプリ業者も、ウインウインです。ブログでも話題にしたのでここには書きません。日本では法律の壁があります。国会での議論を期待します。交通インフラは地方にとっては死活問題です。
(4) wiseはどこでも使えました。クレジットカードとしての知名度は低いけど、手数料が安いことと金額の透明化が良いです。アプリはやや癖がありますが、慣れると問題はありません。ポイントがつかないので、国内では使いません。
(5)このブログの前半に書いたように、スマホなどの盗難には十分に気をつかいました。太めのストラップで首からかけ、さらに服の中に入れたり、手で隠したり。私は人混みの中に行くことが多かったので、リスクは高かったかもしれません。でも、危険を感じることはありませんでした。自分ではぼんやりとはしていなかったと思います。それがよかったのかも笑。
(6)体調は悪くなりませんでした。和食も食べましたが、もちろん毎回和食というわけにはいきません。土地の料理にも手を伸ばしています。2週間のアジアの旅、お腹が痛くなるなどのことはまったくありませんでした。レストランの氷はミネラルウォーターで作っているということのようです。ミネラルウォーターはとても安いです。
旅から帰って10日経ちました。日常が戻っています。仕事は2年前から辞めてはいますが、地域のボランティア的な活動がいろいろあります。この日常があるからこそ、旅という非日常が楽しめるのだと思います。
次の旅の予定は今のところはありませんが、余裕ができれば飛行機を使った旅行をしたいものです。
これで2週間のアジアの旅行記は完結します。マレーシアのクアラルンプールを拠点にして、ベトナムのダナン・ホイアン・フエ4日間、ボルネオ島のコタキナバル3日間のミニ旅行をはさみました。
写真の少ない、だらだらとした紀行文に目を通していただき、まことにありがとうございました。
6人乗りを希望したライドシェアー。3列目を倒してスーツケースを2個入れてくれました。こういった余計なサービスがあっても、基本はチップは不要です。とはいえ、安全に目的地に着くと何らかのお礼をしたくなるのが人情です。grabにはそういったチップを加えるシステムがあります。私も少しチップを追加しました。
運転手には空港の第1ターミナルであることを口頭で念を押します。grabのアプリ上ではT1となっているので問題はないはずですが。
3時間前にクアラルンプール国際空港の第1ターミナルに到着しました。帰国便は日本航空です。国際線での日本航空は珍しいです。初めてかもしれない。
なぜか成田便です。行きは関空でした。帰りも関空が近いのですが、訳ありで成田経由です。しかも、羽田から関空への日本航空便もついています。なぜ関空往復ではなく、成田経由になったのか。それは簡単です。その方がかなり価格が安かったからです。
2年前のマレーシア行きはマイレージプラスの優待チケットでした。でも、その後の2年間ではマイルがたまりません。おまけにユナイテッド航空のマイル特典が極端に改悪されています。
そんなわけで今回はマレーシア航空のキャンペーンでチケットを購入しました。マレーシア航空は日本航空と同じグループのワンワールドです。行きはマレーシア航空で、帰りはJAL便であるのも、アライアンスの関係です。
で、チケット購入に際して関空往復も当然探しました。でも、成田経由の方がかなり安いのです。もっとも私は航空券検索のノウハウが多いわけではありません。私が取ったチケットが最安であるとは考えにくいですが、まあ納得した上での購入です。
帰国便はクアラルンプールを夜出て、早朝に成田着です。そして羽田発が午後10時頃の便で関空に向かいます。関空近くのホテルに泊まらざるをえません。知人にこのルートを話すと、笑うばかり。確かに笑えます。
クアラルンプール国際空港ではチェックインがすぐに終わりました。荷物は関空までではなく、いったん成田で受け取ります。私としてもその方が都合がいい。
この空港のゴールデンラウンジは広くて、充実していると聞いていました。そのため夕食はとらずにラウンジに期待しています。

巨大な空港で目指すラウンジを探すのが一苦労です。さらにその後の搭乗ゲートの確認も必要です。東サテライトに向かいます。空港内はエアロトレーンという電車で移動します。その2階にゴールデンラウンジがあります。ゴールデンラウンジは確かに広いです。広いけど、ほぼ満席。奥まったところにようやく2席を確保しました。
楽しみの食事はビュッフェ形式で、ホテルの朝食なみの種類があります。バーも別室にあり、各種のアルコール飲料が用意されています。もちろん無料。私はスパークリングワインをいただきました。
トイレは常に清掃員が床をこすっています。シャワーなども完備していますが、私は使いません。
このラウンジでゆっくりしました。ゆっくりしすぎてしまいました。搭乗ゲートまでは200mほど歩きます。動く歩道があり、楽でした。途中でBacha Coffee(バシャコーヒー)の派手な金ぴかのお店を見つけましたが、スルーします。搭乗ゲートに着いたところでやっぱりBachaが気になり、戻りました。このコーヒーは「コーヒー界のエルメス」というとか、いわないとか…。2年前にドリップを試しました。香りはすばらしかったです。
もともとはモロッコのマラケシュで誕生したブランドとのこと。日本には昨年12月に銀座店がオープンしたようです。高価なことはわかっているので小さいのを1箱買おうと思ってお店に入りました。一番小さいのでもRM100という価格表示があります。1杯400円程度とは思ったものの、断念しました。やっぱり買うべきだったかな。Amazonで売っています笑。
搭乗がすでに始まっています。日本では飛行機に乗る際にはまず保安検査があります。でも、海外ではその場所はけっこうさまざまです。クアラルンプール国際空港では搭乗口の横で2レーンで「まったりと」検査をしています。
この「まったり」と思ったのがとんでもない勘違い。非常に厳しい。透視画像を見ながら荷物の中を開けて細かく調べます。危険物などは持ち込んでいないのでどうということはないのですが、小さなカバンの中まで見る始末。透視画像の物がはっきりと確認できない場合は実際にカバンを開けて確認していました。当然時間がかかります。
検査レーンの横から搭乗します。搭乗の最終案内が行われていました。余裕を持って優先搭乗するはずが、ラウンジで時間を取り、Bachaへの寄り道、最後は保安検査に手間取ることになってしまいました。私たちの後には10人程度の搭乗者がいた程度です。
席に座り荷物を整理していると「○○様、本日はご登場ありがとうございます。担当の□□です」とCAさんが挨拶に来てくれました。周囲はほとんど日本人客のようでした。
機材は787-9(通称789)です。横に2-2-2です。どの席からも直接通路に出ることはできますが、1-2-1ほどの余裕はありません。最初の飲み物、隣の客はアルコールをお代わりしていました。私はラウンジでシャンパンをいただいたので、アルコールはやめておき、特製のジュースをお願いしました。その後、簡単な夜食がありました。

CAさんからは朝食の際、お休みでしたらどうしましょうかと問われます。もちろん起こしていただきます。
Wi-Fiはプロモーションコードがもらえました。24時間は無料とのこと。JALのこの便のWi-Fiは早めでした。行きのマレーシア航空は遅くて、WEBを見るのはきつかったけど、JALは実用になる早さです。でも、夜便なのでメールをチェックする程度しか使いませんでした。機内でGoogleマップを使うとどうなるか試してみました。そしたら位置が不明という表示がでます。オフラインモードだと、位置が分かるらしいです。それは試さなかったので残念。
ヘッドフォンはソニーのノイズキャンセラ-付きです。タイ航空も、マレーシア航空も着陸前にはヘッドフォンだけはCAさんが回収にきました。高価なものだからでしょう。でも、このJAL便は回収なし。JALがそうなのか、たまたまこの便だけがそうなのか、不明です。もちろん持ち帰ることはしません。コネクターが家庭用とは異なっています。

朝食は午前5時すぎに持ってきてくれました。お目覚めのドリンクのあと、さすがはJALだと思えるワンプレートが配られました。


朝食後、飛行機の高度が下がるにつれて気流の関係か、けっこう揺れます。今回は合わせて6回飛行機に乗っていますが、一番揺れたのがこの帰国便の到着前です。天気予報では成田は朝は雨とのことでした。その関係かもしれません。
無事に到着し、イミグレーションも自動なので簡単です。荷物のピックアップは待たされました。プライオリティというタグがついているのに。
スーツケースはこの成田空港から自宅に宅配便で送ります。幸い、ヒルトンアメックスカードには無料の宅配サービスがついています。無料の家族カードにも、このサービスがあります。大きめのスーツケース2個だと5000円ぐらいかかるかもしれません。カードの年会費の1/3ほどがこの宅配便サービスで回収できました(笑)
朝、成田に着き、夜の遅めの便で羽田から関空に飛びます。つまり都内で1日自由に動けるのです。荷物はバックパック一つ。私は2つの予定を入れてありました。一つはかつて仕事で関わった知人が今、東京にいるので、ランチを一緒にします。
成田から東京駅まではLCCという名の直通バスが出ています。1500円です。安い。80分ほどかかります。荷物が多すぎると使えないようですが、私は先に書いたように身軽なので問題なし。午前9時すぎのバスに乗りました。東京駅には10時半頃到着します。
しかし、大渋滞に巻き込まれました。高速道路上での事故処理で渋滞ということです。
30分以上、のろのろ運転です。高速の渋滞は逃げることができないのでつらい。高速は歩くようなのに、その横の通常道路は車がびゅーんと走っていきます。大手町のレストランの予約が11時でした。でも、とても間に合いません。お店などに連絡して、時間をずらしてもらいました。ストレスの多い、バス移動でした。
ランチの後は新横浜へ行きます。目黒経由が良さそうなので、その路線で行きました。大学時代の友人二人とスタバで会いました。近況報告や学生時代のことなど、2時間があっという間でした。
その後は品川経由で羽田に向かいます。羽田空港ではなんとサクララウンジが使えると言うことです。JALのサクララウンジは入ったことはないけど、けっこう評判がいい。夕食を取らないでサクララウンジを目指します。ここも混雑しています。席を確保してからおもむろに食べ物を探しました。ところが飲み物のおつまみていどしかないのです。ぐるっとあたりを歩いて探しましたが、ありません。食事を取っている人もいません。
ネットで調べると、国内線のサクララウンジは食事はなく、持ち込みが自由とのこと。そんなこと今さら言われてもという気分です。国内線と国際線ではサービス内容が大きくことなるのですね。サクララウンジで時間をつぶすつもりだったのに、当てがはずれました。おまけにお腹がすいてくるし。2週間の旅行の最後の食事、悲惨でした。
ラウンジを出て食事ができる場所を探しましたが、午後8時に閉店になる店が多い。
羽田発のJAL便は予定通りに離陸し、関空に予定通りに着きました。宿は「OMO関西空港 by 星野リゾート」です。星野リゾートというネーミングがありますが、価格も安く、調度品もビジネスホテルクラスです。
チェックインはタブレットを自分で操作する必要があります。慣れていなかったので手間取りました。
ただ、このホテルの大浴場は非常に素晴らしい。 大浴場目当てでのリピーターはありえますね。
次回がこの旅の最終回です。もうしばらくお付き合いをお願いいたします。
3月3日、クアラルンプールでの最終日。帰国便は夜発なので日中は時間があります。とはいえ、2日の夜にボルネオ島から戻ったばかりです。遠くへ行くことはしません。荷物をまとめる必要もあります。
私は午前中、Bukit Bintang(ブキッビンタン)へ行くことにしました。ここは日本で言うと銀座のようなところです。高級モールや夜市が賑わうアロー通り、MEGAドンキなどが出店するLot10があります。ブランドが出店する高級モールの近くにアロー通りがあります。このあたりがアジアらしいところといえます。よく言えば活力、エネルギーですね。
お昼ごろには戻りたいので午前10時のお店のオープンに合わせて着くようにしました。朝、日本のテレビを見ています。モーニングショーでした。リアルタイムで日本のテレビが見られます。日本のテレビを見ていると日本にいるのではないかと錯覚してしまいます。実はこれが大きなミスにつながりました。おいおいと笑
テレビが9時半になったので出発します。歩いていけない距離ではないけど、外歩きでエネルギーを使いたくないのでMRTという地下鉄に乗ります。シャネルなどの高級ブランドが並ぶ通路を歩き、駅に着きます。タッチアンドゴーという、Suicaのようなカードを持っているのでそれを使って改札を通ります。駅はとてもきれいです。日本の地下鉄よりもきれいかもしれません。
前にも書いたと思うけど、ホームから線路が見えない。長いエスカレーターを降りるとホールになっています。床は光っています。電車が発着するプラットフォームとは思えないです。電車が到着すると横のドアが開き、乗り降りします。時間帯によっては非常に混み合います。
ブキッビンタンに到着したので降りて、これまた長いエスカレーターに乗ります。東京や大阪のように、片側だけということはなく、2列に並んで乗ります。
この時間は観光客はさすがにいません。そろそろ10時のお店の開店時刻かなと思って時計を見ると……なんと午前9時を回ったところ。1時間早く来てしまった。
すぐに気がつきました。日本とマレーシアの時差は1時間。日本のテレビを見て、午前9時半だと思って出発したけど、それはマレーシアの時刻では8時半だったのです。
マレーシア滞在2週間になり、時差が1時間のことは承知しています。なのに(涙)
近くにコンクリートでできたベンチがあったのでそこに座って時間をつぶすしかありません。この時間だと喫茶店も開いてない。寒くないのが幸い、というか影を探して座りました。あまりきれいなベンチではないけど、仕方がありません。
最終日、大きなミスとはいえ、まあケガをしたわけでもないし、物を取られたわけでもありません。他の人に世話になったわけでもないと強がっています笑
こんな時はスマホを見てもおもしろくないのです。ボーとしているしかありません。でも、ウトウトするのは危険なので寝ないようにしました。
1時間は長いです。途中、周囲を歩き回り、また同じベンチに戻りました。夕方以降は多くの人が往来する通りなのに、人の動きは少ないです。
ようやくマレーシア時間で午前10時になりました。MEGAドンキに。わざわざ海外に行ってまでドンキに入る必要はないのだけど、少し気になって。客はゼロです。スタッフは私には目もくれないで作業をしています。品揃えは日本の物も多く、展示はまるで日本。BGMも日本のもの。違いは値札がリンギットであること、スタッフに日本人がいないことです。
1時間あまり近くの通りを歩き回りました。夜は歩くことすらままならないほど混雑するアロー通りも、午前中は人影は少ない。
Beryl's(ベリーズ)のチョコが人気なので、それを土産に買おうと探しました。一番人気のティラミスアーモンドチョコレートの小箱(10個入り)は定価が8リンギットです。ドンキではそれよりも高い。モールを歩いていると、ベリーズの直営店があります。しかも値引きしています。JALカードがあると10%引き。これはお得。
私はJALカードはないけど、マイレージ会員です。それをスマホで見せると値引きが可能と店員が言います。それではと商品を物色していると、店員が来て私が買おうとしているのはプロモーション価格なので10%値引きはなし。他の大箱は値引きというのです。 ええ?と思いましたが、そもそも7.5リンギットに値引きされています。それをいくつも買おうと買い物かごに入れてレジに持って行くと、本来は有料の手提げバッグを大小4枚もサービスしてくれました。どっちみち手提げ袋が必要だったので、これはありがたかった。
荷物を持ったままブラブラしながらMRTの駅へ行きます。深ーいエスカレーターで下った先にフォームがあります。地下鉄で1.6リンギットだったかな。60円ほど。安いです。駅からのモールの通路を歩いているとここにもベリーズの直営店があり、プロモ価格が表示されていました。ここで買えば楽だったけど、手提げ袋をいくつもサービスしてもらったので私の動きも問題なし笑
お昼はうどん屋さんで和食をいただきます。明日になれば東京ですからいくらでも和食にありつけます。でも、今、うどんが食べたいという悲しい人間の性。
荷造りやシャワーを済ませて午後6時にgrabを探します。スーツケースが2個あるので6人乗りが必要です。少し高くなります。50分から60分ほど高速を使って走ります。料金は5人乗りなら3000円前後ですが、6人乗りでしかも夕方。5000円ほどかかりました。
grabの料金は刻々と変化します。雨が降っていたり、朝夕の通勤時間帯は高くなります。昼過ぎは安め。自家用車を登録してタクシーのように活用するのが海外型のライドシェアーです。
関西万博でこの海外型ライドシェアーを行おうと大阪府知事は考えていたようです。でも、国交省が認めなかったと言われています。大阪で認めたら全国でライドシェアーの要望が出てくるからという理由だとか。良い制度に地方が飛びつくのは当たり前なのですが。
日本よりも治安が悪いと一般に言われているアジア諸国で、マイカーを使ったライドシェアーがインフラとして定着しているのに。
続きます。
マレーシア滞在記はまだ続きますが、今日は別の話題です。
今日(3月11日)運転免許の高齢者講習を受けて参りました。認知検査付きです。高齢者講習にはいくつかの制度があります。大きく分けると70歳以上の免許更新には有効期限の6カ月前から始まる「高齢者講習」、75歳以上は認知機能検査が必要です。
私はその後者の方。75歳全員が認知検査付きの講習があるわけではなく、75歳を超えての更新時に高齢者研修が必要になります。例えば74歳で更新していたら、認知検査付きの講習は77歳からとなります。この認知検査は合否があります。不合格だと面倒なことになりそう。他の講習は合否判定はありません。
私は75歳が免許更新の年です。誕生日の半年ほど前に案内はがきが届きます。近くの自動車学校に電話して、講習日の予約をする必要があります。この予約が取りにくいようなのではがきが届いたらすぐに講習日の予約をしましょう笑。
私の場合は午後12時40分に集合です。45分に受付に入ったら最後でした。名前を言われてしまいました。待っていたのかもしれません。今日の受講者は10人です。
午後1時から特定認知機能検査というのが行われます。書店には参考書が並んでいます。ネットでもいろんな情報がでており、参考になります。私もネットをざっと見て、どんなテストなのかを頭に入れておきました。
記憶テストは16個のいろんなイラストを見せられ、それを覚えるというものです。とはいっても、事前に64個のイラストが公開されており、その中の16個が出題されるという仕組みです。その程度の事前情報はもっていました。
腕時計やスマホはカバンやポケットにしまうように指示がありました。鉛筆すら自分のものではなく、会場支給のものを使います。このあたりはけっこうシビアです。
16枚のイラストは4枚ずつ提示されます。4枚ずつの4セット。模造紙代の台紙にA3ほどのイラストが4枚貼ってあり、それを見て覚えます。ただ、やみくもに覚えるのは難しいと思われます。事前学習で、ストーリーを作るとよいということを知っていたので、4枚のイラストを無理矢理物語風にしたてました。そして2,3度頭の中でイメージすると記憶が定着します。
目を閉じてその作業をしていると、どこからか「大丈夫ですか」という声がします。目を開けてみると、試験官が私の体調を気遣ってくれていました。「目を閉じて下を向いていたので大丈夫かと思って」とのこと。お恥ずかしい。高齢者ばかりの講習会なので体調を悪くする人がいるのかもしれません。その後も、試験官は何度も様子を見ていました。カンニング防止だけではなく、体調を見るということもあるのかもしれません。高齢者講習あるあるかも。
4セット合計16枚のイラストが提示されました。ここですぐにそれを書くのならまだしもこの後、トラップがあります。数字の一覧があり、特定の数字を斜線で消すという単純な作業をします。この作業をすることで、イラストの記憶を薄くするようです。介入問題というそうです。イラストの記憶に介入するということでしょうか笑。
ただこの数字消しの問題は点数にはカウントしません。試験会場ではそんなことは言われなかったけど、事前のネット情報では「常識」です。私もその事前情報にのっとり、数個の数字を消しただけであとはイラストの記憶を呼び起こしていました笑。
ようやく16個の名前を書き出します。順番は問われません。漢字、ひらがな、カタカナ、なんでもいいとのこと。私は覚えたとおりのストーリーをざっとなぞりながら4つのグループごとに16個をすべて書きました。ストーリーを考えてあるので、つまることなく鉛筆が動きました。
その後はヒント付きです。ヒントを見ながら先の16個を書き出します。事前のネット情報では、ヒントなしで答えると2点、ヒントありで答えると1点とのこと。両方を答えても2点のままです。
私はヒントなしで16個を書いていますから、ヒントありを書く必要はないと勝手に判断しました。で、鉛筆も持たずに顔を上げていました。そしたら試験官が近づいてきて「書いてください」というのです。私は小さな声で「ヒントなしですべて書きました」と抵抗しましたが、「書いてください」とのこと。
受験生は弱い立場。試験官の指示通りにヒントありの欄にも、16個を書き入れました。そして鉛筆を置いて顔を上げていると、また試験官が近づいてきて解答用紙を一瞥します。そして小さく頷いて通り過ぎました。
本当のところはどうなんでしょうか。ヒントなしですべて答えた場合でも、ヒントありを書く必要があるのでしょうか。点数には関係はないことはわかっています。
面倒な受験生を演じてしまったかも(汗) 人間、かわいげがないと嫌われますね。反省しなくてはいけないかも。
最後の試験は「年」「月」「日」「曜日」「時刻」を書きます。まあサービス問題笑 試験官は試験前の説明の時に繰り返し、「今年は何年何月何日?」ということを問うていました。ぎりぎりの温情かも。
なお、時刻だけは少し考えました。会場を見渡しても掛け時計はありません。午後1時から説明が始まっています。私は13時25分と書きました。書き終わると、解答用紙を閉じて提出します。Apple Watchを開いて時刻を見ると13時23分を表示しています。2分ぐらいのずれがありました。もちろん解答には問題はないはずです。
これで認知検査の試験は終了です。すぐに採点します。不合格の場合は次の研修に進めません。不合格の場合、どうなるかという情報は持っていません。私たちの10人は全員合格でした。16枚のイラストのうち、5枚か、6枚を正解できたら最低ラインで合格できるというネット情報がありました。
認知検査がどのように行われるのかということと16枚のイラストをどうやって記憶したらいいかということの事前情報をネットで調べていたので、余裕を持って臨めました。
30分後に再招集の声がかかります。全員合格ですという話があり、次に進みます。静止視力、動体視力、視野、夜間視力を測定します。高齢者はどの検査でも、劣化していることを数字で突きつけられます。講師の話では、高齢者が自分の能力が劣化していることを認めないと言っていました。そうなのでしょう。自戒しなければいけないです。
30分ほどのビデオを見た後、運転の実技講習です。これも合否はありません。10分ほど校内のコースを回ります。特に注意を受けることもなく終わりました。
最後に書類を2枚受け取ります。運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)終了証明書と認定認知機能検査結果通知書です。これがあると免許更新ができます。
免許証の色には関係なく、有効期間は3年です。つまり3年後にはまたこの講習が必要です。その間に違反などがあると実技講習が必要らしいです。これは合否があるとのこと。
高齢者の事故は社会問題になっており、行政のこういった規制はきびしくなるばかりです。とはいえ、山間部に住んでいる私としては免許返納はなかなか難しい。次に乗る自動車はアイサイトがいいかなと思ったりしているところです。スピードを落とした安全運転が何よりも大事です。気をつけます。
こんな駄文、目を通していただき、ありがとうございます。ここに書いたことはすべて事実ではありますが、私の経験したことであり、他の環境では異なることもあります。鵜呑みにしないで最新状況をお調べの上、参考にしていただければと思います。
マレーシア旅行記に続きます。
ツアーはまだ続きます。この後は夕日とホタルです。続きます。ご覧いただけたら幸いです。
日没を見た後、花火のショーがあります。打ち上げではありません。火の粉を振りまくパフォーマンスです。波打ち際から海の方に数m入ったところに脚立のような台を置きます。その上に立った青年が火をつけたたいまつのような、長さ3mほどのヒモを振り回します。すると遠心力で火の粉が暗い海辺に飛び散ります。かなり速く回すのでそこそこ迫力がありました。2回目のパフォーマンスでは途中でヒモが切れたようで、観客の方に飛んでいきました。これは危ない。私たちの方ではなかったけど。
日没というと、かつてこんなことを話題にしたことがあります。日没の正確な時刻は水平線に太陽の下の端がかかったときか、太陽全体が水平線に隠れたときか、太陽の中央部分が水平線にかかったときか、3択問題を出したことがあります。正解は全体が沈んだ時刻が日没ということになります。
合わせてこんな問題を出しました。「1日は24時間です。太陽が出ている時間が昼、太陽が沈んでいる時間が夜です。昼と夜を合計すると24時間になります。ある日、昼の方が夜よりも1時間長かった。昼と夜はそれぞれ何時間でしょうか」と問います。すると、「昼12時間、夜11時間」とか「昼13時間、夜12時間」という回答が出てきます。正しい答えはここには書きません笑。
日没とその後の火の粉のパフォーマンスが終わり、ホタル観賞となります。ボートに乗り込みました。すっかり暗くなっているので足下に気をつけ、横の鉄のパイプをつかみながら慎重にボートに入り、いつもの席に座ります。
数分間上流に進むと、マングローブの葉の上がチカチカしています。どうもホタルのようです。ボートはゆっくり進みます。するとまるでLEDが点灯しているかと思えるほど、一面ホタルが点滅しています。
ホタル観賞の前にガイドさんからはスマホのストロボをオフにすることと画面を暗くするようにという指示がありました。
ボートの先端部で猿をウオッチしてくれたスタッフが緑色の光を発光する電灯を丸くゆっくりと回します。するとホタルが近づいてくるのです。
ホタルがたくさん見られるところではボートを止めてくれます。ボートに近づいてきたホタルをガイドさんが捕まえて見せてくれました。やや小さめです。源氏ホタルよりも小さいです。でも、しっかりと光を出しています。
私の隣の夫妻はガイドさんの英語があまり理解できていませんでした。私よりも笑。そのため写真を撮るときにストロボが光りました。その時にはガイドさんがすぐに注意し、設定を変えていました。でも、画面が明るいまま。私の隣だったので明るい画面が実はかなり迷惑でした。私に余裕があればGoogle翻訳で、画面を暗くするようにお願いできたかもしれないけど、ボートの上でホタルの観賞にみんな真剣な中ではとても無理でした。
このホタルは1年中見られるようです。日本ではホタルが見られるのは初夏の2週間程度です。夏中見られるわけではありません。コタキナバルでは1年中見られるようです。だからこそテングザルとホタルを見るツアーが年間を通して設定でき、人気があるのです。
雨が降らなかったので幸いです。この時期は雨期なのに。太陽が水平線に沈む様子もじっくりと見ることができました。
こうして考えてみると、テングザル、夕日、ホタルというセットになったツアーはどれも人工的に準備したものではありません。旅行業者はボートの運営をすることがメインです。自然をうまく活かしたツアーです。ただ自然相手であるがゆえに雨が降ると、満足な観賞ができないでしょう。繰り返しますが、私たちはラッキーでした。私たちの人柄ではありません。ただただ運が良かっただけ笑。
このボンガワン川ツアーはテングザルも、夕日も、ホタルも、じっくりと時間をかけてくれました。帰り道はコタキナバルの中心地までノンストップで1時間15分ほどでした。予定では午後9時着でしたが、30分ほど遅くなりました。でも、とても満足度の高いツアーでした。コタキナバルへ行かれる方にはお勧めです。天候が唯一不安点です。価格は220リンギットでした。8800円ほど。食事もついているので、リーズナブルです。
スマホで撮った写真にはホタルは写っていません。動画にはきれいに入っていました。
コタキナバル3日目はクアラルンプールへ戻ります。飛行機が午後便なので、午前中はプール周辺でのんびりとリゾート気分を満喫しました。
朝食会場は屋根のあるテラス席を選びました。室内よりも解放気分が味わえるからです。でも、一つ気がかりなことが。それはすずめです。飛び交っており、食器の上の食材をついばもうとします。テーブルに大人が座っているとスズメは来ません。でも、全員が席を立つとその瞬間に数羽のスズメが襲来してきます。
あるテーブルでのこと。大人が席を立ち、子どもだけが残りました。そしたらスズメが来るのです。つまりスズメは大人がいると避けているのに、子どもだと食材に向かって突進してきます。なかなかシビアなスズメの動きです。

テーブルの上にはお皿のようなものが置かれています。どの机にも。皿のようではありますが、真ん中に穴があり、皿ではありません。ステンレスです。何か、分かりました。ショックの上にこの蓋のようなものをかぶせてスズメから食材を守るためなのです。なるほど。
ボルネオ島コタキナバルでの紀行記はここまで。いよいよ明日は日本に帰国です。長いだらだらのブログに目を通していただき、ありがとうございます。
3月1日、午後1時出発の8時間ツアーに参加します。ガイドは中国系の男性。大きな声で説明してくれますが、英語。サルなどを見るのに言葉は関係ないよと強がる私(汗)。
まずはフローティングモスク、周囲が池に囲まれたモスクです。まあこのモスク自体は私は以前に見たブルーモスクやパブリカ横のモスクと比べるほどのことはありません。でも、意表を突かれたのはムスリムの服装を強制的に着せられたこと。女性がヒジャブというスカーフを顔にかけるだけかと思っていました。ところがとんでもない。男性も、ムスリムらしい帽子や首からすぽっとかぶるロングのワンピースです。係員は一目見るなり適切な大きさと年齢にふさわしいのを選び、有無を言わさず着ることを余儀なくさせられます。まあこれはこれで思い出にはなりましたが。
そこから3分ほどバスが走ります。停まったところがチョコ工場。ここでチョコレートを土産に買ってもらおうという、ツアーによくある見学地。と、まあ私は警戒モードでした。ところがカカオの説明を聞いていると、ボルネオ島では良質のカカオが生産されているようです。後日、ネットで調べると、ガイドさんの説明は誇張したものではなかったです。
お店はキングダムというブランドを扱っています。ローカルブランドとしては知られているようです。とはいえ、KLのスーパーで見つけることはできなかったです。
カカオの含有率が高いと価格も高くなりがちです。健康にも良いカカオです。ガイドさんを応援する意味でも、いくつか購入しました。もちろん良い製品であるという前提です。やや価格は高めのはずです。承知の上で購入しました。
さらに30分あまり走って、お茶休憩です。飲み物とバナナを揚げたもの。このバナナはおいしかったです。しかも揚げたてなので温かい。トイレもあります。トイレ事情のことは書きません笑 想像にお任せします。まあ想像通りであります。

休憩場所のすぐ下を見ると2mはありそうな大トカゲ。トカゲというには大きすぎます。コモドドラゴンのようです(インドネシアのコモド島で本物を見ました。自慢笑)
ここが観光の拠点となるようです。ライフジャケットを身にまとってボートにのります。20人ほどで満席です。スタッフが4人。川はばは20mほどあります。川の水は濁っており、魚などはまったく見えません。まれにワニがいるので指を水面につけないようにという恐ろしい注意がありました。いくらライフジャケットを着けていてもワニには勝てません。川の流れはまったくなく、上流がどちらか分からないです。
しばらくするとサルがマングローブの中を動いている様子が見えました。ボートの先頭のスタッフはウォッチャーなのですね。サルを見つけて私たちに教えてくれます。ロングテールサルです。尾長猿。ツアーの目玉はテングザルです。オナガザルはいわば露払い、というとオナガザルに失礼ですね。細い枝を上手に渡っていました。

野生の猿は実は私が住んでいるところでは有害獣となっています。畑の農作物を荒らす嫌われものです。そのため、猿を捕獲しようとしており、捕獲すると市から補助金がでます。でも賢い猿を捕まえるのは非常に難しいです。そのため、大きな音がする強力な花火を使って追い払う活動がメインとなっています。

このようにニホンザルは迷惑な動物なのです。なのにわざわざボルネオ島まで飛行機に乗って野生の猿を見に来るというシュールな旅。

川をボートで進んでいると何隻もの同じような観光ボートとすれ違いました。また川岸には多くの観光ボートが係留されています。猿やホタルを見るツアーのためでしょう。この川は猿とホタルの一大観光地のようです。

15分ほど走ると、2隻のボートが止まって一方向を見ています。私たちのボートの案内人も指さします。大きな声を出さないようにガイドさんから事前に注意をうけていました。小声で「テングザルかな」と言いながら見ます。テングザルです。

数頭のテングザルがマングローブの枝の上で何かを食べています。動くこともあります。小猿もいます。家族のようです。ボートからは10mほどのところでしょうか。双眼鏡をもってこなかったことが悔やまれます。私のiPhone15は無印なのでデジタルズームだけで、光学ズームはついていません。拡大すると、画質が荒くなります。
目をこらしていると、確かに鼻が大きく出っ張っています。テングザルに間違いありません。このツアーは私たち観光客に優しく、ここでもボートを止めてじっくりと見せてくれました。

後で調べると、なんとこの地球上でテングザルが生息しているのはボルネオ島だけのようです。コタキナバルの土産物屋ではテングザルのぬいぐるみも置いてありました。ボルネオのスターなのですね、テングザル。恐れ入りました。とてもよい経験となりました。
ツアーはまだ続きます。この後は夕日とホタルです。続きます。ご覧いただけたら幸いです。
2月28日から3日間、ボルネオ島旅行をしました。私はボルネオは東南アジアにある大きな島という程度のことしか知らなかったです。最大都市のコタキナバルも、地図で目にした程度です。口に出したことも、耳にしたこともありません。
調べると、ボルネオ島は大半がインドネシア領です。北部の少しがマレーシア、その中に三重県ほどの面積のブルネイがあります。つまりボルネオ島には3カ国が共存していることになります。かつてオランダやイギリスの植民地だったという歴史があり、その関係で分割されたとのこと。

タラップを使います。飛行機のエンジンが見える
クアラルンプールからコタキナバルまでは飛行機で2時間30分ほどです。クアラルンプールからの飛行時間が2時間半というと、ホーチミンも、カンボジアも、インドネシアへも行けます。でも、コタキナバルはマレーシア、つまり国内線ということになります。 国内線だけど、パスポートが必要ということは事前に聞いていました。クアラルンプール空港での手続きはまるでイミグレーション、出国並です。列は長くはないのに、1人あたりの時間が長いです。何やら聞き取りをしているようです。レーンがたくさんあるのに、稼働しているのは2つだけ。私たちの時はわりと簡単でした。日本人のパスポートにおかげかもしれません。
コタキナバルへ到着した後も、割合ていねいな審査がありました。
日本からコタキナバルへの直行便は期間限定で成田からのマレーシア航空があるだけです。そのためか日本人の観光客は少ないです。3日間、日本語を聞くことはなかったです。多いのは韓国と中国。欧米の人もいました。
ホテルはシャングリラ・ラサリアです。コタキナバルにはシャングリラが2つあり、ラサリアは空港の北部、市内から50分ほどかかるところにあります。観光には不便ではありますが、さすがのロケーションです。広いです。とても広いです。ダナンのプルマンも広かったけど、その何倍かあると思えるほどです。ロビーも、宿泊棟も、庭も、ビーチも。スケールが段違いです。

コタキナバル初日はホテルでゆっくりしました。このホテルは宿泊だけではもったない。椅子に座りながら海を見ていると日常を忘れそうです。風も心地よいです。砂浜は裸足で歩いても痛くないです。貝殻や石がありません。細かい白い砂が波打ち際まで広がっています。ただ太陽光が強いので、傘の下のベンチに座りながらぼんやりとしているのが最高です。私はあまりぼんやりと景色を見ることは日頃はしないのですが、ここは別でした。ゆっくりしたいと思えるほど。
日没もきれいでした。雲がないので、水平線に丸い太陽が沈むところがリアルタイムで見続けることができました。そして太陽が沈んだ直後からの10分ほどは周囲が赤いグラデーションのように広がり、それは素晴らしかったです。
今回のマレーシア2週間、すべて天候に恵まれました。
翌日は何をしようか。事前の計画はありませんでした。スマホで1日ツアーを探していると、「ボンガワン川リバークルーズ:鼻吻類のサルとマングローブのホタル」というのが見つかりました。前日の夜なのに申し込みが可能です。明日はテングザルやホタルを見るツアーに参加します。
近くのショッピングセンターへ歩いて行きました。歩いてと強調したのは普通は車を使うことが多いからです。パブリカというモールまで早足で歩いて20分かかりました。太陽が出ていると、20分も歩くのはよくないです。でも、曇っていたのでなんとか徒歩で。運動不足を解消しなくてはいけないです。
ランチは元年堂という、10割そばを出しているお店です。パブリカというモールは横にも、上下にも、そして左右にも広がりがあり、お店を探すのはむずかしいです。
パブリカの中には日暮里という、分かりやすい日本食のお店がありますが、元年堂はアクセスが難しいです。東側のメインゲートから歩いて5分ほどかかります。
お店のサイトの情報を手掛かりにして探し出し、お店に入りました。12時前だったのでほかの客はまだいません。「お茶か、水か」ととわれたので「ホット ティー」をお願いしました。すると日本の茶飲み茶碗に入ったあついお茶が届きました。普通のお茶です。
ランチは天ぷらそばを注文しました。
お店はまるで日本かという雰囲気です。ただ、スタッフがローカルの人たちであること、会話は英語であること。そして金額はリンギットであること。
見た目はまるで日本の蕎麦屋さんのそばそっくりです。味も十分です。でも、あえてやや詳しく私の個人的な感想を言わせていただきます。天ぷらは素材が野菜です。ころものつき方も普通です。おろしがついているところがうれしい。てんつゆは私の感覚では日本と同じです。おいしくいただきました。からあげも1個あり、これもおいしい。
そばもほそくて硬め。食感があります。ただ、機械打ちのようなので太さが均一でそばの風味に少し欠ける感じがしました。のどごしはよかったです。そばつゆがいちばん気になりました。味が薄いような気がしました。醤油の関係でしょうか。かつおだしの風味はあります。
最後に赤い日本式の蕎麦つゆ入れでそばつゆが提供されます。スタッフがそばつゆの飲み方を教えてくれました。ありがたい笑
トータルでは十分においしいです。しかも、ランチの天ぷらそばは30リンギット。1200円。リーズナブルです。
パブリカの地下1階を進むと、奥に「銀だこ」のお店があります。ここは木曜日の正午から午後4時までの限定で1個1リンギというプロモをやっています。値引きですね。1個40円ですから、8個入りがほぼ320円。これは安いです。日本の半額ぐらい。トッピングとして
マヨネーズやかつおぶしがたっぷりとのっています。
まあこんなニッチな情報はこのブログを見ていただく方には関係がないわけですが💦
孫たちのために2パック(16個)を買って帰りました(笑)。
帰りは路線バスです。インド人街でも使ったGoogleマップを使います。バスの乗り場と時刻の情報がここでも役に立ちます。数分待っていたらバスが来ました。路線バスに乗って客層を見るのが楽しいです。2リンギでした。
夕方、孫がスクールバスで帰ってくるので迎えに行きます。そこであるお母さん(日本人)に路線バスに乗ったことを自慢しました(笑)。そしたら「grabは使えますか」と聞かれたので、使っていますと答えた後、いわなくてもいいのに、クアラルンプールの空港でスマホのSIMカードも入れましたと余計な一言も加えてしまった💦 面倒なおじいさんだと思われたことでしょう‥‥
持ち帰った銀だこの行方。2人の孫と母親の口に入り、私は味見できませんでした。孫たちが喜んで食べてくれたのでよかったです。
3月22日、ダナンに戻ります。ホイアンからはGrabで1時間足らずでした。
ホイアンもダナンもバイクが非常に多いです。ホイアンのある一角はまるでバイクの海かと思うほどバイクが整然と並んでいます。
バイクは1人と2人以上の場合はほぼ同じぐらいの比率ではないかと思えるほど、複数乗車が多いです。3人が乗っているのを見ることもたびたびあります。子どもが真ん中にちょこんと。2歳以下と思われる小さい子もだっこされて。寝ている子がいたりして、心配するほどです。
バイクに4人が乗っているのを見たこともあります。1人は運転手の前に立っています。たくましい。日本でのモータリゼーションは一気に自動車になりました。当時、スバル360というカブトムシのような自動車が多かったです。その後、カローラやサニーが一気に増えました(わが家ではパブリカを使っていました)。今では二輪車は趣味のある人の乗り物になっています。
ベトナムでは二輪車は日常の足です。しかも人口が多い。道路には信号が少ないので横断には細心の注意が必要です。両方向の流れが途切れるのを待っていると、いつまでたっても横断できません。走っての横断は危険です。バイクや自動車の運転手が予測できる動きをすると、乗り物の方が歩行者を避けてくれます。そのタイミングは慣れが必要。

ホイアンで困ったのは歩道が自動車やバイクの駐車のため歩けないことです。仕方なく車道の隅っこを歩くことになります。その横を自動車が30cmほどの間隔で徐行することなく通り過ぎます。ひやっとします。
横断するとき、信号や渋滞で止まっている車のすき間を縫って渡ろうとすると、バイクが自動車の死角から飛び出してくることが頻繁にあります。首を伸ばして左右を見ないといけないです。なかなかスリリングです。旅の醍醐味ともいえるのでしょうか。ケガをするわけにはいかない。
さて、ダナンに戻ります。ホテルはプルマンです。このホテルはビーチ沿いに並んでいる巨大ホテルの一つです。アプローチも広いです。ロビーももちろん広い。宿泊棟は別の建物になっており、渡り廊下を通ります。ロビーは2階、部屋は1階。そのあたりの位置関係が最初はわからなかったけど、2泊したので完璧です。ショットカットの通路も使いました笑
あるサイトを見ていると、「ダナンは東洋のハワイ」と書かれています。確かにワイキキのように、きれいなビーチ沿いに大きなホテルが並び、専用ビーチもあります。気候も穏やか。そのたとえはあながち間違いとはいえません。さらにハワイよりも圧倒的に物価の安さがあります。このことはまた後で。ダナンまでの飛行時間は5時間ほど。ハワイは7時間ぐらい。
ただし、先に書いたように道路の横断などの喧噪はダナンならでは。ダナンやホイアンは欧米人も目立ちます。さらに多いのは韓国系です。朝食には韓国コーナーがあるほど。韓国系のコンビニも目立ちます。
旅行では観光地だけではなく、ホテルや食事も大事なポイントです。むろん料金のことも気になります。コスパのよいところを選ぶのがコツです。
夕食はHải sản Mộc quán(ハイ サン モック クアンと発音するらしい)です。ベトナム語で「Hải sản(ハイ サン)」=シーフード、「Mộc'(モック)」=素朴な・木、「Quán(クアン)」=店・屋台を意味する、人気のシーフード料理店とのこと。
この予約を前日に取りました。電話がつながりにくかったけど、なんとか5時スタートの予約が入りました。その時の話では6時や7時台は空いていないということです。なんとか5時からの予約がとれたのがラッキーでした。
Grabでお店に到着すると、まさにやばいです。広いお店なのに入れない人がごった返している状態です。待っている人のためのベンチ席も広い。数十人は待っています。

私たちはお店の中程の席に案内されました。中に入ると、スタッフが忙しく動き回っています。時には店内を走るスタッフも見ました。ミシュランの高級店とのこと。テーブルがほぼぎっしりと並んでいます。

店内には竹などの自然が随所に見られ、柔らかく温かい雰囲気を作っています。メニューには写真や日本語があります。お店に入った左側には水槽のような生けすがたくさん並んでいます。まるでミニ水族館。その数にして20は超えています。そこに魚やカニ、エビ、貝などが生きたまま陳列(?)されています。
ロブスターを注文すると、店員がこの水槽の前に客を連れてき、大きさと価格を確認してからオーダーを確定するようです。私たちはロブスターは見送りました(汗)
スタッフが注文を聞き、紙に書いていきます。しばらくすると料理が届きます。5皿注文しましたが、間違いは一つもありません。エビの大皿を持ってきてくれたので、温かいうちにいただこうと思って手を伸ばして殻を取ろうとしました。そしたらスタッフが声を出して止めます。スタッフが薄いビニルの手袋をはめて殻を外してくれます。なんというサービス。手がよごれません。エビ関係は2種類の料理を注文したところ、2つともスタッフが殻を取ってくれました。

味付けは食べやすいです。チリ味のソースは別の皿に入っているのでそれは私は使いません。チャーハンはベトナムではどこのお店もおいしいです。味付けの良いソース(?)があるようです。

3人でビールも飲み、お腹いっぱいいただいて、支払いは6000円あまり。安い! ただこのお店から事前にメーセージがきていました。「支払いはカードやデボジットだと4%の上乗せになります。現金や振り込みをお勧めします」と。他のお店でも、カードは3%上乗せという表示がありました。これはカード会社の手数料ではなく、お店の上乗せ価格になります。
かつては海外ではカード払いが普通。両替の手数料が不要なので合理的だと考えられていました。ところが昨年あたりからカード決済の際、3%ほどの手数料が発生するという記事を何度か見ました。これは隠れ手数料のようです。このカード会社の手数料とは別にお店独自の上乗せ手数料を設定しているところがありました。そのことをはっきりと明記しています。
現金で支払おうとすると、ベトナムドンへの両替が必要になります。両替をできるだけ避けてカードを使うというこれまでの方法はベトナムでは有利ではないということです。お店の決済手数料があがったのもしれません。想像ですが。
お店のすぐ横が厨房になっており、中の様子が見えるようになっています。カメラで写真を撮っている客もいます。ガスコンロが10や20どころではありません。料理をするスタッフが大きな鍋をゆすったり、かき回したり。忙しそうです。その横をオーダーを取ったり、料理を運ぶホールスタッフが動き回ります。その一連の動きには無駄がないように見えます。広い店内で数十人のスタッフが動き回っているのです。
厨房の前の細い通路の前にはレジがあります。宝くじ売り場のようなカウンターになっています。支払いの金額には間違いがありません。注文は手書きです。アナログ的なのです。注文から始まり、料理を持ってきてくれたり、殻をむいてくれたりするのがすべて対面です。タブレットを使った注文ではありませんし、ロボットが運んでくることもありません。だからこそ、注文の時に相談ができます。食べ方の説明もあります。人件費がかさむという余計な心配は不要です。これだけ賑わっているのですから。
ダナンは海辺の町なので、海鮮料理店はいくつもあります。私が行った海鮮のお店はここだけなのでなんともいえないけど、感覚的にはダナンで一番ではないかと思わせる満足感がありました。
ダナンに行かれる方はぜひこの感動を味わっていただきたい。
ホイアンのホテルはアレグロです。旧市街からは徒歩で10分ほどの位置です。クチコミにはスタッフが親切だと書かれていました。まさにその通りでした。大きなホテルではないけど、プールもあるし、部屋はおちついたいい雰囲気です。水回りも悪くはないけど、なぜか蛇口などは赤い銅がむき出しになっています。バスタブは大きくて足が伸ばせます。しかも深い。
ホイアンの街並みはどこを撮っても、インスタ映えします。プロのカメラマンが撮している場面を見ることが多かったです。横幅3mほどの路地を歩いていても、写真を撮っている場面を何度も見かけました。どこもかしこも絵になるとはこのこと。
日本橋というとても有名な橋があります。ガイドブックの説明には「日本人が作ったとされる」とか「日本人が関わったとされる」という微妙な表現です。橋には「日本人がカバーした」となっています。記録がおそらくないのでしょう。
その日本橋が旧市街の片方のはしっこになります。そこから川に沿ってすべてが絵になる景色がずっとつながっています。とりわけ旧正月ということもあったのでしょう。観光地、行ってみるとたいしたことはなかったという話はよく聞きます。3代がっかり名所などというランキングもあるほど。
ホイアンは写真で見るよりも素晴らしいところです。なにしろ旧市街地ではどの路地に入っても、提灯などが街並みと一体化しており、賑やかではあるけど、楽しいといえます。ただ、バイクが狭い路地も通行するので、そこは十分に気をつけないといけないところです。


夕食はサクラレストランを予約しました。その日の午後の予約にもかかわらず空いており、テラス席を取ることができました。
午後はホテルのバスでビーチへ向かいます。車で10分ほどとやや離れています。ビーチは白い砂浜できれいです。波もおだやか。パラソルの下でのんびりと過ごしました。ホテルでバスタオルを借りてきています。無料でした。
このタオルがあるとパラソルと椅子も無料なのかもしれません。よくある飲み物の注文を取りに来ないのです。でも、飲み物をお願いしてゆったりと東南アジアのビーチを楽しみました。飲み物も高くはないです。

さて日没も近くなり、再度、旧市街へ繰り出します。サクラレストランを選んだ理由は2つあります。一つは川沿いのロケーションがとてもすばらしい(というクチコミが多かった)こと、もう一つは安倍総理が現役時代に食事をしたレストランであること。
現役の総理が当時のベトナム首相と一緒にサクラレストランで食事をしているのです。2017年のAPECの会議がベトナムで行われ、ベトナムの首相の出身地がホイアンであったことなどの理由でこのレストランでも会食となったようです。店内には何枚か、その時の写真が掲示されていました。まあ反応するのは日本人だけでしょうが。

繰り返しますが、ホイアンの旧市街の街並みはおどろくほどの美しさです。川の両岸には提灯などの装飾があふれています。川幅は狭いので、対岸の提灯もよく見えます。川にはボートが観光客を乗せて往来しています。このボートに乗りたかったところです。
この素晴らしい景色を2階のテラス席から見ることができるのがサクラレストランです。安倍総理一行は室内で会食しています。セキュリティ上、テラス席というわけにはいかなかったのかもしれません。テラス席は2人用のテーブルがあり、せいぜい20人ほどしか入れません。その素晴らしい席が当日の午後、予約できたのは幸運でした。
肝心のお味の方はおいしかったです。とはいえ私にはベトナム料理をコメントできるだけの味覚はありませんが(汗)。
この素晴らしいロケーションの中で食事がいただけるというのは幸せなことです。旅の醍醐味ともいえます。

もしホイアンに旅行されることがあれば、ぜひサクラレストランの2階テラス席を事前に予約しておくことを強くお勧めします。1階にもテラス席があり、そこも悪くはないけど、2階席をぜひ。そのためには早めの予約を。
食事の後は、灯ろう流しを行いました。15cmほどの大きさで、紙でできています。その中心にろうそくがあり、そこに係の女性が火をつけてくれます。そして2mほどの棒の先にこの灯ろうをひっかけてそうっと川面のおろしてやると、流れていきました。意外に流れが速くて、すぐに見えなくなってしまいました。風情があります。お祈りをする間がなかったような(笑)。道路の下が川になっており、手すりのような物はありません。暗いので足下が見えにくいです。川に落ちないようにしないといけないです。初めてのよい経験でした。















