挙式への苦悩シリーズ第5弾です。
記事にするパワーが足りなくてしばらく放置しておりましたがやっと書き上げることができました。
では、どうぞ。
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そしてとうとう1ヶ月前・・・。
自分のことで精一杯のはずのこの時期、やっぱりフラワーガールのことで奔走していた私。
ドレスはおそろいではないものの、
フラワーガール2人の雰囲気は多少なりとも合わせておきたいと思っていた。
だって・・・だって・・・
1人がベルサイユのバラに出てくるようなドレスにティアラをつけて姫のような姿で登場し、
もう1人がシンプルな白のワンピースで登場した場合・・・
姫と召使いみたいに見えてしまうのではないかと思ったのだ。
そして、気合の入り方や教育方針や好みなどを考えると、
当たらずとも遠からずな気がしてますます不安を感じていた。
「当日の笑顔のためなら多少嫌がられても仕方あるまい!」
と覚悟を決めた私は、メールや電話を駆使して情報収集。
ドレスも決める前に写真を送ってもらったりするなど、2人を調和させようと苦心していた。
ちなみに、リングボーイは男だし1人だしどうでもよかったので放ったらかしだ(^▽^;)
つくづく、男って楽だなーと思う。。。
ドレスもなんとなく似たような雰囲気でまとまり、ふと脳裏をかすめたのは・・・「ヘッドドレス」。
いくらドレスの雰囲気が似ていても、豪華なティアラとカチューシャではやっぱり姫と召使い。
逆に、白ドレスでおそろいのヘッドドレスをつけていれば、
なんとなく似たような雰囲気になることだろうと踏んだのだ。
双方に連絡を取ったところ、まだ何も決めていないということだったので、
こちらで選んだバラのヘッドドレスをつけてもらうことにした。
ほっと胸をなでおろす暇もなく、続々とお問い合わせがやってきた。
義姉 「そういえばさー、髪型とかメイクとかするの?」
しろえる「いえ、そこまでしていただかなくても・・・。ドレス着てヘッドドレスつけてもらえればOKです~」
義姉 「わかったー」
従姉 「そういえば、髪型とかって美容院行ったほうがいいの?」
しろえる「いえいえ。普通でいいですよ。そのままヘッドドレスつけてもらえば。」
しろえるもどちらかと言えば子供は子供らしくといった考えの持ち主。
ドレスなどのお金もこちらが持つとは言ってあったものの、
美容院に行ってもらうなど、ご両親にこれ以上の手間や負担をかけさせたくなかったため
シンプルでいいという回答をしていた。
そして、当日・・・・・・。
ドレスに着替え親族控え室に行くと、姪っ子がいた。
へ?( ・◇・)?
姪っ子の髪は華やかなアップになっておりラメまでちりばめてあった。
そして、メイクまでばっちり
か、かわいいけど・・・かわいいけど、もう1人の子とのバランスが心配・・・。
「お願いっ!頼んでないけどお化粧してきてっ!!」
バクバクする心臓をなだめつつ、祈るような思いで待っていると、いとこ家族が到着。
フラワーガールの未来ちゃん(仮名)。
私が言ったとおりすっぴんで、髪もおかっぱ頭そのものであった・・・。
そうだよね、そうだよね・・・私がそう言ったもんね・・・。
子供は子供らしくだもんね・・・(T▽T)アハハ!
何はともあれフラワーガール2人をご対面させる。
未来ちゃんは開口一番こう言った。
「だって、わたし・・・お化粧してない・・・(´・ω・`)」
心臓をつかまれた気がした。
元々動揺していた私だったが、この一言で加速をつけて急激に動揺・・・。
しかし、ここで子供たちを動揺させてはいけないと思い、極力冷静を装い言った。
「でも、とってもかわいいから大丈夫だよ!」
未来ちゃん「う・・ん・・・(´・ω・`)」
そりゃね・・・そうだよね・・・(´;ェ;`)ウゥ・・・
わかるよ、その気持ち・・・。
自分のことならどうとでもなるけど、これはちょっとかわいそうだったね・・・。
私も一緒に泣きたい気持ちになる・・・。
「なんで・・・なんでこんなことに・・・?
どうして・・・どうして・・・?
わたしちゃんと言ったよねぇ・・・??」
頭がぐらぐらした。
せ、せめてなんか・・・グロスだけでもつけてあげたい・・・
でも、あたしはこの格好で動けない・・・だれか持っていそうな人・・・キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ
「それでは、花嫁様 写真を撮りますのでこちらへ・・・」
あっという間に、連行されてゆく私・・・。
誰かにことづけようにもその時に限って頼れそうな人は誰もいない。
誰かなんとかしてあげてぇぇ~~~。
おかぁさぁぁぁ~ん。
~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあぁ
きっと、誰か気づいてくれるよね・・・
きっと、大丈夫・・・
次に私が未来ちゃんに会ったのは、挙式直前・・・。
私の思いを余所に、未来ちゃんは相変わらずすっぴんのままであった。ちーん。
やっぱり、フラワーガールやるなら
お母さん同士が連絡を取り合えるような仲の方が楽で確実だなと、
「時既に遅し」の教訓を得たしろえるだった。。。
そして、この面倒極まりない2人の調和にまつわる話は
後々にも長く尾を引いてしまうこととなる。もう勘弁して。
その話はまた後日。
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書いている本人もすでに飽き気味の挙式シリーズですが、
次回やっと挙式前~挙式へと突入します。
ぐだぐだうだうだの話が一転する・・・予定・・・(^◇^;)