前回、「安全がホントに第一」というお題でブログを書きました。しかしながら先

月、弊社工場内で事故がありました。このような話はできれば書きたくないですし、

皆様に共有すべきことではないのかもしれませんが、大切なことですし、また弊社

にとってとても重要なことなのでここで共有させていただきたく思います。

 

事故はH形鋼の開先機を使用中に起きました。H形鋼が自動で搬送され、開先加工

をする前にそれを固定するため自動で降りてきた固定器に指を挟まれてしまったと

いうものです。当日私は不在で現場には立ち会えませんでしたが、当人の痛みはい

かばかりか、相当なものだったようです。ご家族もだいぶ心配されていたようでし

た。このような事故に「幸い」というものはないのかもしれませんが、事故は指の

骨折で済み、今は事務所で積算の仕事をしています。時間はかかりますが元の仕事

にも復帰できそうです。

 

その後ある方に、「安全は第一なのだから、製品の品質や経営目標と同じように、安

全も経営の課題として扱うべきだ。」という指摘を受けました。ちょうど全国安全週

間のすぐ後でしたので、腑に落ちました。建設の現場では安全がその運営の中の仕組

みとして機能している。しかし、弊社では安全のお題目ばかりで、会社運営の仕組み

になっていないと。

 

弊社は10月に期の変わり目を迎えます。十分に検討をして、安全を日々の仕事に落

とし込めるような仕組みを考え、来期の経営目標に落とし込んでいきます。当人の痛

みを思い、ご家族のご心配を考えると反省しきりではありますが、忙しい日が続き当

社も残業が続いております。やはり「安全がホントに第一」で乗り切っていきたいも

のです。

 

それでは皆様も、ご安全に!!

全国安全週間を2週間後に控え、私共のお客様である各ゼネコンさんの安全大会の

開催が続いております。夏を控え、熱中症の危険性が増すこの時期に安全大会とい

う場で、安全に対する取り組みを再確認・再認識することはとても重要なことです

し、ありがたいことだと感謝しております。

 

弊社の工場内もそうですが、工事現場や工場には必ずと言ってよいほど「安全第一」

の看板が掲示されています。しかし巷では「お客様第一」ですとか、「社員第一」、

個人的には「家庭が第一」とかとか。いろいろな「第一」があります。それは会社

によって、また個人個人によって違うものなのでしょう。しかしこれだけ「第一」が

たくさんあると、本当の「第一」が何かわからなくなってしまいます。

 

昨年胆石の発作が起き、お腹が痛くて痛くてたまらなかった時、「お客様第一」だと

思いお客様に電話しようとするのですが、お腹が痛くて痛くて声も出ない。上を向

いて下を向いても横を向いても痛い。「お客様第一」どころではありませんでした。

 

その時気づいたのは、「お客様第一」を実践するのは自分であって、自分自身が元気

でなければ「お客様第一」どころではないという事です。自分自身が元気で初めて

「社員第一」を実践できる。自分自身が元気で初めて「家庭第一」も実践できると

いうことです。

 

だから、本当に「第一」なのは安全なのだと私は思います。安全に仕事をし、元気

な体でより良い仕事人、よりよい家庭人でありたいものです。夏に向かって学校の

耐震工事等も始まってきそうです。ぜひ「安全がホントに第一!」で乗り切ってい

きましょう!!

 

ご安全に!!

お盆休みの一日、谷川岳登山に行ってきました。弟が元登山部で、「そんなに

きつくないから!!」と誘われて行ってきましたが、私にはキツイ!鎖場もあり

本当に急勾配でもうヘトヘトでした。しかし、山の上は本当に絶景!!神がか

っていて別世界!とても良い休日でした!!