はじめまして、田村製作所 平賀です。(あーっ平賀君と思っ

くださる方も中にはいられるかと思いますが・・・)この度

インドネシアへ出張する機会に恵まれまして(実は、えっー?

何故に?って感じでした)、3月末から社長に変わり約2か月、

鉄骨製作管理の仕事で滞在することになります。現在その半分

の1か月が経ち、このブログにて現地での生活や仕事について

2回に渡ってご紹介しようという企画が勝手に持ち上がり、今

ここでインドネシアのことを思いながらブログを作っています

今回はその1回目、『インドネシアでの生活』を紹介します。




インドネシアは5月から10月が乾季、11月から4月が雨季

になります。ちょうど雨季から乾季へ切り替わる頃に行ったわ

けです。確かにインドネシアへ行った当初は雨が毎日降ってい

た気がします。気温は30℃そして湿度が80%くらいにはな

ってます。ここ長岡の夏の気候もかなり蒸し暑くつらいのです

が、さらに過ごしにくい日々でした。4月も後半になり、まだ

激しいスコールは続いてます。乾季はまだ先でしょうか・・・。



まず、水のお話です。現地の水道水は飲めないので、ミネラル

ウォーターがすごく普及しています。こんなに暑いのですから

水は必需品ですね。もちろん鉄骨加工工場へ行っても必ず用意

されているのはミネラルウォーターでした。







よくいただく食事です。美味しいです。

  
   - テリマカシー -




先日、地域の同業のメンバーで東京製鉄(株)殿の宇都宮工場を見学させていた
だきました。薄暗い中、リフティングマグネットでスクラップを動かす様は、ま
るで映画のワンシーンのよう。今にもターミネーターが出てきそうな雰囲気でし
た。一見単純に見える形鋼ですが、造る工程を見るとその困難さを感じると同時
に機械化・自動化され、十分な品質管理がなされているのを見て、そのことに我
々ファブが支えられている、鉄骨の品質が作られているんだと実感しました。
そして東京製鉄殿をはじめ製鉄業はリサイクルの最先端。環境にも貢献している
んだと改めて誇りに思います。

今回、インドネシアを訪れる中でいろいろな鉄骨屋を訪問させていただく機会があ

りました。そこで思ったこと、感じたこと。それは、

 

『やっぱり鉄骨屋っていい。やっぱり落ち着く。』

 

ということでした。外国でも鉄骨屋の匂いは同じ。溶接のヒュームの匂い、シンナ

ーの匂い。鉄のぶつかり合う音、パチパチという溶接の音。そしてそこにいる人達。

OKOK、問題ない!」という意味なく楽観的なおっさん。神経質そうな図面屋の

おにーちゃん。等々。

 

言葉が違う、文化が違う。伝えたつもりが伝わってなかったり、伝わっていても、や

ってもらえなかったり。日本から赴任されている皆さんは本当に苦労されています。

 

でも、海外でも鉄骨製作の場や、そこにいる人達が日本と同じだということを感じた

ときに、やっぱりそんな環境やそこにいる人達がどうにも好きで、どうも私は20

近く業界にいるうちに鉄骨色(赤錆色?)に染まってしまったことを痛感しました。

良いような悪いような、嬉しいような悲しいような・・。

 

今回の仕事も鉄骨屋だから呼んでいただいて、言葉も通じないのに鉄骨屋同士だから

伝わる気持ちがある・・・。地味で、あまりきれいとは言えない職場で、時には3K

といわれる仕事。私はそんな鉄骨をバカにしていた時期もありました。しかしその鉄

骨が、私や社員、そして会社の世界を広げ、人間として成長させてくれている。

 

やるべきことはいつも一緒。いただいた仕事を全うすること。

その上で、叫びたい!!(叫びませんけど・・。)

 

 

『  鉄骨バンザイ \(^o^)/  』