今回、インドネシアを訪れる中でいろいろな鉄骨屋を訪問させていただく機会があ
りました。そこで思ったこと、感じたこと。それは、
『やっぱり鉄骨屋っていい。やっぱり落ち着く。』
ということでした。外国でも鉄骨屋の匂いは同じ。溶接のヒュームの匂い、シンナ
ーの匂い。鉄のぶつかり合う音、パチパチという溶接の音。そしてそこにいる人達。
「OK、OK、問題ない!」という意味なく楽観的なおっさん。神経質そうな図面屋の
おにーちゃん。等々。
言葉が違う、文化が違う。伝えたつもりが伝わってなかったり、伝わっていても、や
ってもらえなかったり。日本から赴任されている皆さんは本当に苦労されています。
でも、海外でも鉄骨製作の場や、そこにいる人達が日本と同じだということを感じた
ときに、やっぱりそんな環境やそこにいる人達がどうにも好きで、どうも私は20年
近く業界にいるうちに鉄骨色(赤錆色?)に染まってしまったことを痛感しました。
良いような悪いような、嬉しいような悲しいような・・。
今回の仕事も鉄骨屋だから呼んでいただいて、言葉も通じないのに鉄骨屋同士だから
伝わる気持ちがある・・・。地味で、あまりきれいとは言えない職場で、時には3K
といわれる仕事。私はそんな鉄骨をバカにしていた時期もありました。しかしその鉄
骨が、私や社員、そして会社の世界を広げ、人間として成長させてくれている。
やるべきことはいつも一緒。いただいた仕事を全うすること。
その上で、叫びたい!!(叫びませんけど・・。)
『 鉄骨バンザイ \(^o^)/ 』