ようやく涼しくなってきて嬉しい限りです。
主に頭が蒸れないという意味で。
淡々記録40回目。
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軟骨肉腫とは結局何なのよ、という部分をしっかり
書いていなかったので、今日はその辺を。
一応断片的には書いてるけど、まとめてはないので。
そもそも肉腫とは、Wikipediaによりますと「骨、軟骨、脂肪、筋肉、
血管等と言った非上皮性細胞由来の結合組織細胞に発生する
がんである。広義の「がん」(平仮名、=悪性腫瘍)には含まれるが、
狭義の「癌」(漢字、=癌腫)とは区別される。」とのことです。
なんのこっちゃ分かりませんね。体験した私も分かりません。
まぁ要するに軟骨肉腫は、骨の軟骨細胞がガン化しちゃったものです。
…そのままですね…。
なぜ軟骨がガン化しちゃうのか、その辺は今のところ原因不明です。
骨にできるガンとしては2番目に多いものですが、それでも稀なもの。
1番目の骨肉腫の罹患率が全悪性腫瘍の0.2%、人口100万人あたり
年間4人-5人程度(放医研ニュースNo.79より)とのことなので、
軟骨肉腫がどれだけ稀なものかお分かり頂けるかと思います。
また、良性のものと見分けがつけにくいのが特徴です。
良性の場合と悪性の場合とは手術方法が全く異なるため、
注意が必要なのですが、見分けがつけにくいのがネックになってます。
私の場合がまさにその例です。
また、軟骨肉腫には様々な種類があります。
私の場合は「脱分化型軟骨肉腫」。
骨肉腫に似たガン細胞が混じっている状態でした。
通常、軟骨肉腫は放射線療法、化学療法は有効ではありません。
「脱分化型」の場合は、化学療法を行う場合が多いようです。
なので、「軟骨肉腫」と診断されたら、どういう型なのか
よく聞いてみることが大切です。
まぁ…聞いたところで患者はなにもできんのですがね。
でも、今後の治療方針に関わることなのでしっかり確認を。
軟骨肉腫に有効な治療としては「重粒子線療法」というのが
ありますが、先端医療技術のため、とってもお高いです。
300万かかるって聞いたかな。
あと、やってるところが日本には数件しかない。
よく癌の話で「5年生存率」という言葉が使われます。
骨腫瘍の場合は、10年は注意したほうがよいらしいです。
軟骨肉腫の5年生存率は、調べてみると色々な見解が。
稀なものだけにデータがとりにくいのかと。
肉腫が見付かった時点で肺転移を起こしていない場合は
かなり高いようです。90%って書いてるところもありました。
術後の定期健診でも胸のレントゲンやCTを撮ります。
肺転移を起こすと、ちょっとやっかいなので、
定期健診はしっかり面倒がらずに行きましょう。
たまたま肺癌が見付かったりしたら早期発見で
ラッキーですしね、一病息災です。
私がなんとなく把握してるのはこんなところ。
結局うまくまとまっていない気がしますがww
まぁ、なんにせよ早く見つけることが肝心なので、
変な骨の痛みが長く続くようなら病院へ行って下さい。
繰り返しますが「稀」です。本当に稀なものなので
恐れずに病院へ。
ていうかね、本音を書いちゃうけどね。
稀な病気って本当に不安なのよ。
調べても専門家しか分からんようなデータが出てきたり。
分かりやすく書いてるなと思って、よくみたら犬の事例だったり。
(犬の事例と分かったときは本気でorz状態だった)
世界的レベルでデータ集めて症例研究やってほしいのよ。
頼むよ、世界のお医者さん!