ヒカリエに行きたい -7ページ目

ヒカリエに行きたい

ラーメン食べたい

さあ今年もはじまりました。全日本マシマシ系ラーメン選手権、夏の陣。

今年も各地から皆様にお集まりいただきました。

総帥から受け継いだ味はもちろんのこと、それぞれオリジナリティを押し出してきたメニューを開発されております。言わばその『子どもたち』を一堂に会し、ご紹介しようとそういう訳でございます。

司会はもちろん私、ニンニン酒井でございます。よろしくお願いします。あ、どうもどうも。あ、どうもどうも。あ、どうもどうも。あ、えー、進まなくなってしまうのでこの辺にしておきましょうか。



それでは、各選手をご紹介しましょう。

まずはこの方、



『にんにくを素手で潰すことで新しい境地を開拓したこの男。パワフル松本!!!』

うおおおおおおおおおお!!!あの松本だ!今一番勢いのある男。人が素手で潰すにんにくが一番うまいと言ってはばからない男、松本だ!マシマシコールにも男らしさを見せ付けるかのごとく潰して、潰して、潰しまくる。まっつもと!まっつもと!



『丁寧な煮詰めによって生まれた返しがカラメコールを誘発する。テクニシャン寺田!!!』

うおおおおおおおおおおお!!!寺田店のラーメンは女性にも人気がある。その理由は丁寧な作業にある。汁に自信があるだけあって、他店よりも汁が多いと言われている。鍋を持ってくるお客さんもたくさんいて、自宅鍋ラーメンパーティー人口を増やしたといっても過言ではない。てらだっ!てらだっ!



『キャベツともやしの織り成すハーモニー。その頂の上で絶妙に踊る肉とアブラ。バランサー斎藤!!!』

うおおおおおおおおおおお!!!嘘か真か、今まで一度も汁をカウンターへこぼしたことがないと言われている。それほどに盛り付けのバランスが絶妙で、食べる側が躊躇してしまうらしい。本人は毎朝毎晩銭湯の富士山を眺めてイメージトレーニングしているらしい。さいとううっ!さいとううっ!



『ジャンクオブジャンク、汁なしラーメンを一躍スターダムへ伸し上げたこの男。ジャンク山谷!!!』

うおおおおおおおおお!!!!奇抜な発想から汁なしラーメンを作ったと言われているが、本人はいたって謙虚で、ラーメンの歴史を遡ってたどり着いた答えが汁なしだったと言う。静かな闘志を秘めた男。まぜそばは今回の鍵となるか!やっまたにっ!やっまたにっ!



『あたるも八卦、あたらぬも八卦。降臨するのは天使か悪魔か。神のブレを持つ男。ファンタジスタ橋本!!!』

うおおおおおおおお!!!大ブレが自慢の一発屋。あたりの日には総帥に勝るとも劣らぬ味を提供すると言われている。が、はずれの日は何か霞を食べてるような気分になるらしく、卓上のにんにくチップやカラメたれの減りが早い。その打率は五分五分と飲食店としてどうかという部分もあるが、果たして本日はどうか。はっしもと!はっしもと!



『男世界に紅一点。しかしながらパンチ力はヘビー級。綺麗な薔薇には棘があるっ!ローズ板谷!!!』

うおおおおおおおおお!!!男性受けしそうな綺麗なルックスだが、男になめられたくないという思いがパンチの強いラーメンを生み出した。名の由来になった唐辛子が薔薇の花びらのように広るラーメンは刺激的。そのインパクトは全店でも五本の指に入るという。男性からは姉御、女性からは姫と呼ばれる。いったっや!いったっや!



『火力が全てと言い切った。熱さこそがうまさだ。それを今宵、皆様にお見せしましょう。ファイアー金田!!!』

うおおおおおおおおおお!!!より中華的にすることでオリジナリティを出そうとし、目をつけたのが火力の強さ。圧倒的火力で炒められた野菜と、ぎゅっと旨みが凝縮されたスープは一部で次世代の潮流になりえると言われている。かねだ!かねだ!



『小細工などいらない。一番長く修行したからこそわかる事がある。王道一筋。ジャスティス水戸!!!』

うおおおおおおおおお!!!入門して以来ずっと叱られ続けてきた。才能がなかったわけじゃない。才能があったからこそ愛の鞭が厳しかった。「あいつはまだまだだけど、見所はあるね。」と総帥が言ったとか言わないとか。みぃとっ!みぃとっ!



『ホストからの華麗な転身。甘いマスクと才能でラーメンを芸術へと昇華させ。スタイリッシュ後藤!!!』

きゃあああああああああ!!!ひときわ黄色い声援が目立つ。ホストの世界でずっとナンバー2だった男が疲れきり、一人アフターでラーメンを食べているときに全てを悟ったという。見た目同様、ラーメンにも派手さを求める。ごとうさまあああ。



『自宅で10年研究をしたという異色の経歴をもつ男。今宵の化学反応はどうなるか。プロフェッサー渡!!!』

うおおおおおおおおお!!!ひきこもりだった時分にインスタントラーメンの研究で基礎を作り、出前の研究を経て、系列へ入門した。他者に真似できない黄金律を武器に、より客に近い立場で提供することに定評がある。わったり!わったり!



『わずか三ヶ月で暖簾を分けられた天才。絶対味覚を持つ男。いざ出陣。ジーニアス船越!!!』

うおおおおおおおおお!!!あらゆるジャンルの料理で武者修行を続けてきたという。その絶対味覚による食材の組み合わせは他者の度肝を抜く。料理は引き算といわれるが、彼にとっては足し算なのだろう。ふっなこしっ!ふっなこしっ!



『そしてラストをご紹介しましょう。皆様ご存知、現在2連覇を果たしているこの男。この男を越えるために、他の獅子が集ったといっても過言ではありません。ザ・キングオブキングス。キング梧郎!!!』

うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!その何もかもが一つ次元を超えていて、次の総帥候補に真っ先に挙げられる男。立ち居振る舞いはもちろんだが、妥協を許さないスタイルが多くの者に感銘を与える。すでに総帥を越えたとの声もあるが、本人は足元にも及んでいないと口にする。

また、すでに信仰者はいるのだが、あくまで総帥のラーメンの虜であって自分はその手足だと言う。

この大会に乗り気ではないのだが、総帥が盛り上げてくれと言うので出ているまでである。今年も頂点に登り詰めれば来年は参加しなくてよいと総帥に言われているので、少しだけ気合いが入っている。ごろおぉおおおおおお!今年も頼むぞごろぉおおおおお!



観客は超満員。審査に携わった観客には、優勝者のラーメンが優勝月の一ヶ月間半額で食べられるパスがもらえるというので、こちらもまた気合いが入っている。



「以上12名の猛る獅子が死力を尽くして珠玉のラーメンを作り上げます。去年はここで総帥から一言あったのですが、今年は弟子の教育が忙しいとの事で御手紙だけ預かっております。」




『おいしいラーメンを作るように』




「以上です。」

選手の顔がひときわ厳しさをました。いや、これはマシマシだ。これ以上ない緊張感。


「それでは、はじめましょう。」



一瞬の静寂。



「ラーメン選手権、スタートッ!!!」



今宵、すべてのラーメンの頂点が決まる。



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どうも。mpupです。

これほどテンションの上がるオープニングもないんじゃないでしょうか。

紹介あおり文はもう少し考えたかったんですが、対戦のときにまた考えればいいかなと。

やっぱ同人誌でもいいから、書籍で出したいですね。どんなに面白くても、ずっと画面見てたら目が疲れてしまうでしょ。書いてる方もそうなんですから読んでる方はなおのことだと思います。


どういうペースで書いていくかわかりませんが、とりあえず続けたいと思います。

キャラ全員好きなので、今のところまだ結末は決まっていません。こういう時、結末をうやむやにしてしまいたい衝動に駆られてしまいます。

でも、万人向けにならないと思いますが、とりあえず決着はつけます。

励ましのコメントいただければありがたいです。あとは新しいキャラ考えてもらっても結構ですよ。

そして、あなたの友達に紹介しちゃってください。その友達の友達にも・・・。ねずみ講か!

そんな訳で、よろしくお願いします。


そいでは、またノシ


psローズさんの声は是非、豊崎愛生さんをイメージしていただければwww

ps2加筆修正は随時します。大幅な変更はないと思いますが、作品の完成度を上げるためなので、どうぞよしなに。

Many years ago.


「じい、お菓子はまだか。」

今は読書の時間。【よい子の帝王学入門】を机の上に投げ出しながら大王は足を投げ出した。

「これ全然つまらん。飽きた。もっと面白い話はないのか。クレタ文明の話とか、クトゥルフ神話とか。なんでもよい。もっとファンタスティックで胸躍る物語がよい。今すぐ持って参れ。」

「陛下。そういう性格を直すための帝王学ですぞ。目標を明確にし、その為のアプローチを組み立てる。つまり、陛下が勉強さえしてくだされば、こちらだって進んでお菓子を差し出すというものです。見聞録や神話も必要ですが、まずは基礎固めをしていただかなければ。私目とて先代に申し訳が立ちませぬ。」

「あーもう。わかった。わかった。あと10分だろう。」

夏の暑苦しさは、召使が扇ぐ風で少し和らいでいる。大王はもう一度教科書を手に取った。

「ふむ、どうも書物は嫌いだ。人と話している方が色々と勉強になるだろうに。なぜこんなものばかり見せるのだろうか。」無意識だろうが、大王としての資質がこの呟きに表れていた。先天的な対人関係における絶対的優位性はさておき、大王は人望がある。そんな大王、現在7歳。

「あー、馬に乗って湖に行って遊びたい。暑い。だるい。気持ち悪い。面倒くさい。」

「陛下、独り言がすぎますぞ!」

「わかっておる。好きにさせい。といいつつ、鐘が鳴ったぞじい。終わりじゃ。さあ、お菓子を出せ。レモネードも出せ。」

「もう。かしこまりました。」と渋々といった感じで召使に注文するじい。


窓の外は緑の庭が続いている。白いフェンスに赤や黄色の小さな花がぽつぽつと咲いているのが見える。今日は暑い。青みが一層強い空には雲が少しだけあって、大王はそれを見て空想するのが好きだった。

「あれは兎だな。尻をこちらに向けている。あれは鳥だ。それも親子の鳥。一緒に歌っているようだ。」

「陛下は本当に空想が好きですなあ。」

「想像力は人間に与えられた唯一の希望である。確かそんな一節を見たような気がするぞ。」

「お菓子のご用意が整いました。」

レストランには大きなバターの乗せられたパンケーキが三枚湯気を立てて置いてあった。大王の好物である。

「やったあ。」

「陛下。ちゃんと手を洗ってください。」

「わかっておる。もう、じいが先に言うからやる気をなくしてしまったわ。」いつの時代も怒られた子供の言い訳はこれが定番である。

席に着くと召使がハチミツのポットを置いていった。じいも他の部屋で打ち合わせをしているらしい。


大王がハチミツをかけようとポットに手を伸ばしたとき、フォークを落としてしまった。いつもなら召使が替えをすぐに持ってくるのだが、今は誰もいない。

「おおい。誰か、誰かいないのか。」と呼んでみたけれど返事はない。

「しょうがないなあ」と椅子の上から手を伸ばすと届かない。あと少し、あと少し。しかし、届かない。しょうがないなあ。と椅子を降り、フォークを拾う。

そのまま使うのは三秒ルールの適用でOKだと思うが、じいにどやされるかもしれないので、厨房の方へ交換しにいった。

戻ってみると、パンケーキが一枚減っている。

おかしい。

自分はまだ一枚も食べていないのに。これは横領だ。盗人を捕まえなければならない。罪人を広場に引きずり出し、断頭台へひざまずかせ、凶刃に血をたらふく吸わせなければ気がすまない。むむむ。


その時。


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起承転結が追いつかないっすw

ブログ形式の限界を感じました。こりゃ原稿用紙にまとめたりしないとダメだなー。

このあと、パンケーキの盗人を追いかけて外に飛び出し、大追跡劇を繰り広げ、庭でぶつかった許婚のジョセフィーヌちゃんと旅に出るというドタバタにしようと思っていたのですが、ブログの形式では疲れて無理です。文章の区切りがつかめませんし。これを「起」として残り3日間でまとめきれるかどうかは微妙なので、いつか別にサイトを作った際にうpしようと思います。

もっと端的なストーリーじゃないとダメだなあ。明日から漫才会話形式の文章とかにしようかな。



mpup

「我輩はとなりに引っ越してきた大王である。」


玄関を開けると、大きな人がいる。名前の通り、大きくて、見た人100人が100人そうだというほどの王様の格好だ。王冠がやたらに光っている。

ご丁寧に粗品とかかれた帯が巻いてある包みを手渡してきた。


「ああ、お気遣いありがとうございます。」


定番のお茶や洗剤だろうか。とはいえ、包み一つ渡すだけなのに、とっても物々しい形相だ。


「この地はまだ疎くてな。迷惑をかけるかも知れぬ。」

「あ、はあ。」


見れば見るほど本当に大王様みたいな人だ。こんな派手な格好だが、有名な舞台俳優さんだったり、あるいは大会社の社長だったりするのだろうか。とにかく尊厳と恰幅がキングサイズだ。


「ということで、早速でアレなのだが、お前を大臣に任命したい。」

「は?」

「異論は無論あるまいな。」

「へ?」

「お前、名前は?」

「ササキですけど。」

「では、ササキよ。よきにはからえ!」

「よき・・に・・・?」

「早速だが、この町内を案内しろ。」

「あ、はあ。」


なんだこの超展開は。おれが大臣?俺はただの冴えない大学生、ササキユタカ。金なし、知恵なし、彼女なしの19歳。浪人してやっと入った大学で、マンガサークルに入ったばかり。


「あの大王さん?」

「なんだ?」

「大臣って、なんですか?」

「役職だ。十分な責務のある役だ。文句なかろう。」

「いやいや、文句どころか、なぜ役職をいただけるんですか?」

「我輩が気に入ったからだ。」

「はあ、どの辺を。」

「いいからさっさと案内の支度をしろ!」

「はいっ!」


こえええええよぉお。なんだこの威圧感。理屈がまったく通用しない感じは親父に似ているかもしれない。今日は講義もないし、逆らってもアレだからとりあえずこの近辺でも案内しよう。


「お待たせしました。それじゃあ、まずは商店街から。」

「うむ。」


靴を履いて表に出ると、甲冑を着た物々しい集団が100人ほど敬礼の姿勢でいた。

「ちょちょっと、大王さん。この人たちはなんですか?」

「我が愛する兵士だ。」

「はあ。ずいぶんたくさんいますね。」

「はっはっは。にぎやかな方が士気もあがるだろう。のう。」

『おぅ!!!!』

「わぁ、ちょっと、ちょっと大王さん、近所迷惑になりますよ。」

「そうかそうか、それはすまなかった。はっはっは。」


本当に大丈夫だろうか。

おれは大王さんに頼んで少数の兵士だけを連れて行くことにしてもらった。

「それは大臣権限か?」

「何でもいいですけど。」

「すでにほとんどの家には大王の我輩みずからが挨拶に行ったからな。文句はなかろうが。」

この人は自分の名前に相当な自信を持っているみたいだ。こんなコスプレまでしちゃって、団員か社員かわからないけれど、こんなに従者を引き連れて。そんなに景気のいい会社があるんだろうか。だとしたら、この就職氷河期に取り入っておくというのも一つの手だな。という気持ちもなくはない。


「わりと活気があっていいのう。」

「下町風情のあるいいとこですよ。この凸デコ商店街は。」といっても、俺もこの四月からお世話になりはじめたばかりだが。

「うむ、気に入った。我輩の台所としては申し分ない。」

「そうですね、皆この昔ながらのお肉屋さんや八百屋さんが好きですからね。いい所ですよ。」

「この肉豆腐とはなんだ?」

「すき焼きみたいなものですね。」

「すき焼きとはなんだ?」

「すき焼きはすき焼きですよ。焼いた肉とねぎを卵で食べるアレです。大王さん、出身はどちらです?」

「ブリトニの方だ。」

「ぶりとに?え、もしかして大王さん外国人なんですか?」

「海を越えてきたからな。」

「どうりで大きい人だと思った。」

「はっはっは。大きいのは生まれつきだ。」


そうか、外資企業の社長さんか何かなんだろう。それで祭りみたいなノリが好きで、さっきの兵士役の人たちがいたってわけか。これはいよいよ取り入る必要があるな。でも待て、大臣の役職を与えたんだ、好感触なのではないか?


「それにしても日本語お上手ですよね。」

「そうだな。敵を知り、己を知れば、百戦危うからずと言うからな。教師を呼んで勉強したわ。

「へえ、熱心なんですね。さすが社長!」

「社長?」

「あ、いえいえ。何でもないです。こっちの話です。」


今日は大王ごっこをしているのかもしれない。ここで機嫌を損ねてはダメだろう。フラグは丁寧に立てていくものだ。頑張れ、ササキ!


「大王さん、本名はなんと仰るんですか?」

「長いからあまり普段は言わないのだ。一度しか言わぬぞ。アレキサンドリア・マリア・デ・ロス・レメディオス・シブリアーノ・海砂利水魚の水行末・センティシマ・トリニダード・ルイス・イ・パウエル13世だ。」

「なんか長いし、日本語はいってたし、どっかで聞いた事あるし。」

「我が父が美術好きでな。そこからあやかったという訳じゃ。まあ大王か陛下と呼べばよい。」

「大王さんって言うのは、日本での名なんですか?」

「まあそんなところだ。向こうではザ・グレートと呼ばれておるから。」

「そうなんですか。プロレスラーみたいですね。あ、ここのコロッケ美味しいんですよ。あ、こっちは・・・。」




これが大王とササキのファーストコンタクトである。

なでしこJAPANの試合、前半戦で寝落ち。



ショック!!!!!

友達に誘われていったパーティーで、なぜか皆が急にマルモリダンスが流れる。

しかもテレビサイズじゃなくて、CDフルで。皆さん完コピ。

その間、「これドッキリ?」とずっと言ってた。

でもドッキリじゃなくて、皆ダンスが好きなだけらしい。


いろんな意味でショック!!

昨日の続きになりますが。


ポイントカードを忘れていった時点で、ポイント使えない。


さらに。


今日買った分のゲームのポイントが加算できない。


ダブルショック!

明日ポイントでゲーム買おうとめちゃくちゃ楽しみにしてたのに、いざ家電に行ったらポイントカード忘れてる。


ショック!

元カノからの久しぶりのメール。



子どもを膝に乗せて笑ってる。



件名が「どや!」



ショック!!!

夕間暮れは通り過ぎてしまった。


どのくらい並んでいるのかはわからない。

しかし、まだ太陽がその姿を見せていた頃から並び始め、夕間暮れがそよぐ風にもたれかかり、滑り落ちて、宵の明星が街を、そして群青色の頭を見つめている。遥か遠くに煙る白はお目当ての店からなのか、その近所の焼き鳥屋からなのか。

あいにく時計は持ち合わせていないし、携帯の電源も先ほど切れてしまった。時間を知るすべは誰かに聞くことしかなかったのだが、この空腹でイライラが募っているであろう前後の屈強な肢体をもつ男性に尋ねるのは忍びない。飢餓という状態は人間を凶暴にする。


今は前後に二十名ぐらいいるであろう男がただ腕を組つ、立ったまま貧乏ゆすりをしつ、携帯をいじりつ、並んでいるのだ。他人のことに関してはおしなべて興味がない様子で、投げ出した片足を逆に置きなおす作業が綺麗に前列の男たちの間でシンクロする瞬間を楽しみに、僕はただ足元を見ている。前の男が携帯をいじっていれば、時間を盗み見ることも出来るのだが、彼は音楽再生機で何かを聴いているだけだ。

だだ漏れてくる音は一つの抑揚もないように聞こえて、まるで校長の演説のようだ。

こんな曖昧な時間をより曖昧に過ごすことができるのはどういう神経なのだろうと疑う。

もっと夏の暑さでねじがぶっ飛んだような曲だったり、誰もが知っている定番の曲だったりならどれほどよかっただろう。そんなものを他人のポータブルプレイヤーに求める自分に少し不安を抱く。


その時。


急に後ろから重圧を感じる。

なんだ?

振り返ろうとしたその瞬間、強い力が腰の辺りを強く前へ押し付ける。相撲取りに、がぶりとのしかかられる感じで、全然振り向くことが出来ない。

「何、何、何、なに」と声が聞こえてくる。

誰かが言ったのか、自分が発したのかはよくわからない。ただ前へと押し進められている。人口的な潮の流れが作られたプールに翻弄されているような感覚だ。何人かは横にはじき出されるが、ほとんどはそのまま押しつぶされるよう流される。

「痛い痛いやめろ何だおい、なにがあった」怒声とも悲鳴ともつかぬ声の連鎖と反響。

真後ろの男は明らかに僕の腰を通り越え、前の男の腰ベルトを掴んでいる。これは故意なのだろうか、それとも無意識の所作なのか。厄介で迷惑極まりないが、今はひたすら転ばないように意識を向けることしか出来ない。向かってくるスピードが速いのだ。

靴らしきものを何度か踏んだ。何か柔らかいものも踏んだ。声らしきものが聞こえた。しかし何も出来ない。転ばないようにひたすら歩を進めることしかできない。

僕は相変わらず後ろの男に腰をロックされていたので、波に逆らわず流されてみることにした。そして、止まったときに怒鳴りつけてやろうと考えた。それ故、回りの様子をうかがい知ることが出来た。列から抜け出た人間は皆地面にへたり込んでいる。表情はない。茫然自失といった言葉がふさわしいまま座り込んでいた。


押し込まれた場所はラーメン屋の店内。店と列の間接部分に屈強な男が文字通り壁の役目で立っていて、もたもたと流れる列を店の中へ押し込めていた。僕は痛いのと苦役だけは絶対に嫌なので、自分から進んで店の中に入った。店の中は男特有の粘り気のあるにおいが充満していた。これを男汁と呼ぶことにする。男汁が天井のすき間をはって、一点で水滴となって落ちている。その先には何やら古めかしい壺のようなものがおかれている。あえて言うなら、焼き鳥屋の秘伝タレが入っていそうな壺だ。そこに一滴、また一滴とエキスがこぼれ落ちている。何に使うのだろうか。そう考えているのもつかの間、入り口から大きな声が聞こえる。

「行くぞぉ」

場が一瞬静まった。奇妙な静寂。神経がどうにかしたのか。

瞬間、圧倒的な力が身体にのしかかる。身は捩れすぎて原型を忘れたかのようだ。文字だけであらわすなら腸捻転の体現。

店内は酸欠状態で、誰が誰かもわからず、自分と他人の境目に皮膚はなく、ぬめぬめとした熱水の塊同士といった様相。終わりのないサウナと化したこの状況で、鼻血を出したり、メガネを踏んづけられても、へたりこむ事すら許されない悪夢の時間が流れる。

あいにく僕は時計をもっていない。そして、腰のベルトはしっかりとロックされたままである。そうだ、このロックをしている男を怒鳴りつけてやるんだった。と、力を振り絞り首を動かそうとするが、もはやその力もでない。満身創痍で命が風前の灯となり、自分の身体を支えることだけで精一杯だった。

これは何の懲罰なのだろう。かぶりをふることもできず、一人脳を回転させてみる。しかし、何も思い浮かばない。この男汁は何に使われるのだろう。なぜこんな日に僕は並んでしまったのだろう。



天国から男たちが楽しそうにその状況を見ている。

「もうすぐで男汁絞り地獄が終わりそうだね。」

「ああ、もうすぐあの男汁のだしが入ったラーメンが食べられるね。」

「僕たち天国でよかったね。」

「あの男汁絞り地獄だけはいつ見ても。」

「そういつ見ても。」

「お腹が減るんだよね。」

「ああ、とってもお腹が減った。僕、大ラーメンのヤサイマシマシにんにくあぶらぶらカラカラメ頼んじゃおうっと。」

総帥は。

総帥は。

総帥以上でも以下でもなくて。


20年間何一つ取り柄もなく、情熱を傾けることのなかった人生に、一筋の光を与えてくれたのは総帥だった。他の誰かに、人生を変えた人は誰か、と問われれば総帥と答えるだろう。

白く凍える冬の六畳間、一人陰気にインターネットをしていた自分が見つけたのは一杯のラーメンだった。最初はネタだと思ったし、汚いとさえ思った。食べ物で遊んでいるのではないか。これじゃあこんな自分より劣っているじゃないか。そう思っていた。人気先行のネタに走った悪ふざけの結果が自重しない馬鹿どもを繁殖させ、あわよくばそれをカルチャーにしようと目論む。深夜フリータイムしかなかった90年代なら通用したその手のおふざけも、この光接続が当たり前となった現代ではとうに廃れている。掘り当てるという感覚がなくなった今のインターネットなんて、ただ祭りに便乗して騒いでいるだけの烏合の衆に過ぎない。自分はその中の一人で、名前もない末端の歯車だと思っていた。

いくら見下した態度をとっていても、のめり込めば参加したくなるのがインターネットの魔力で、自分はそのネタとなっている現場にいってみたくなった。できるならやはり本場がいい。そして全マシされたラーメンを目の当たりにした感想を書き込みたいと思った。モニター越しのラーメンは確かに重量感があったけれど、食べきれないとは思えない。今日は天気もいいし、体調も文句ない。くしゃくしゃの千円札をジーパンにねじ込んで午後の陽の下へ飛び出した。



若すぎたゆえ、もう思い出したくない。何よりも冒涜していたことは消せない罪だ。

今こちら側にきたことで一つだけ言えることがある。

どんな小さな縁でも大事にする。

だから色々面倒なこともあるし、嫌な客もいるし、むかつくこともあるけど、絶対にやめようとは思わない。このカウンターを挟んで客との戦いだという人もいる。が、こちらは全力を出して一杯を作っているわけだから戦うのは自分ではなく、このラーメンなのだ。

総帥は、もっと簡単だよ、と微笑むかもしれない。

何も持たない素人だった自分をいっちょまえの武器を持った戦人にしてくれた総帥には感謝しきれない気持ちで一杯だ。だからこそ、その看板に恥じないように日々改良を重ねる。火傷だって今では勲章に思える。

まさかこんな風に自分を誇れる日がくるとはあの当時は思っていなかった。今でも不思議に思う。なぜ総帥は自分を受け入れてくれたのだろう。

そして、この並び続けるお客さんにも感謝したい。自分の味をホームだと行ってくれるお客さんもいる。雨の日も風の日も並んでくれる人がいることがどれほど飲食店にとって嬉しいことか。たまにのんびりしたいと思うこともあるけれど、当たり前だがお客さんがいる方が嬉しい。こんな不景気な世の中で自分ができるせめてものことは、マシコールに対して全力でマシていくことだ。それが結果的に崩れてしまってもかまわない。それが汚いといわれても構わない。これが全力なのだから。

自分にとっても、お客さんにとっても、ずっとここがホームであり続けられる事を祈りながら今日も仕込んでいる。


さあ、開店だ。

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ラーメンって青春な感じがする。

こんばんは。まぱうぺです。とりあえず一週間は続けたいと思っているけれど、どうなんでしょうか。楽しんでますか?

一応この読み物、対象としては、自分自身とラーメン好きと青春小説好き向けに書いてます。

毎回あとがき書いてるのは一区切り的な意味合いとモチベーション維持のためです。

ちなみに今まで見切り発車でやってましたが、明日のネタだけはもう考えてあります。なぜなら今日の分は重めにしようと思ったわけで。重いの書くと反動で軽いの書きたくなるのでね。

できればトーテムポールを登場させたいが。それは無理か。明日もおたのしみに。