ディスクロージャー・デイ |  ヒマジンノ国

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話題になっているスピルバークの映画、「ディスクロージャー・デイ」を観てきました。

 

普通に面白い映画でした。以下、ざっくりとネタバレしながら、個人的な感想を書きていきます。

 

この映画の見方は2通りあると思います。「1」つ目は昔ながらの映画の延長線上にある娯楽映画として。「2」つ目は「UFOなどの情報開示」が本当に今後起こるであろう、ということを鑑みて観る見方ですかね。

 

「1」番目の見方をすると、結構荒唐無稽な映画に見えるといっても過言ではないと思います。スピルバーグらしい、といえばいえる内容ですが、「常識」からはかなり逸脱しているように見えます。

 

一応この映画が話題になっているのは「2」の方の見方が出来るからで、今年5月に米国政府が160件ほどのUFOファイルを公開しましたが、こういった事実がまずは、「本物の情報公開」がいずれ来るのでないか?という期待を持たせている部分だと思います。

 

また昔からハリウッド自体が、意識的に市民に対する緩めの情報公開をしている媒体だともいわれていて、スピルバーグや、スタートレックシリーズのプロデューサー、ジーン・ロッデンベリ―などは実際に政府からいくらかの情報を事前に公開されているという都市伝説があるのも事実です。スピルバーグはハリウッド式情報公開の本命みたいな感じでいわれる部分もあり、彼が実際のUFO情報開示の場面をどう描くかが話題になったのだと思います。

 

スピルバーグの過去作品でいえば「ET」とか「未知との遭遇」などは一種の情報開示作品とも取れるのかも知れません。未来社会を描いた「マイノリティ・リポート」なども、宇宙人関係とは別種の情報開示っぽい気がしますね。

 

 

この映画は、世界的に大きな戦争が起こりそうな雰囲気のある中、かつて宇宙人にさらわれたことのある人物の2人が、宇宙人やUFOの映像の入った資料を持ちつつ、追手から逃げ回る展開です。最終的に地方の放送局で、今まで政府などが秘密にしてきた本物のUFOファイルを全世界に公開していくという内容です。

 

カーチェイスシーンなど迫力あって良かったです。最後のUFO映像が次々と世の中に公開されていくシーンも実際だったらこんな風に見えるのかも、と思わされました。

 

それなりに面白い映画という意見は上に書いた通りです。ではこの映画の真実性はどうなのか?という疑問についてはどうでしょう?

 

個人的には結構怪しいかなというところですね。人間よりも技術力のある生命体が存在する、という事実は良いと思います。しかし本当に頭の良い、人間よりも倫理的に優れた生命体があんなふうに情報公開されるってのは妙ですよね。

 

もっと堂々と姿を現しても何の問題もないでしょうに。

 

昔の記事でも自分は書いたんですが、本当に理にかなった生命体なら簡単に他人のもめ事に足は突っ込みませんよね。映画の中でまだ戦争が終わらない人類と、高度な技術を持つ宇宙人の存在がやや対比的に描かれるんですが、仮に宇宙人が今ここで我々に介入してきて、世界中の色んな戦争を終わらせることができるのか?といえば違いますよね。結局争いを好む人々が本心から争いを好まないようにならないと、戦争は終わりません。相手がすごい科学力を見せるから我々が恐れて戦争を終わらせる、とかも問題の解決法としては根本的に違いますよね。

 

例えばスタートレック・シリーズでは地球は既に1つにまとまっていて、だから他の優れた生命体もコンタクトをとってきたという内容です。地球人自身が戦争や、貧困、差別などの問題を解決しているという前提です。まずは自分たちの問題は自分たちで解決できて初めて宇宙の一員という考え方ですね。こういう考え方が理に適っていると自分は思います。そうでない人々にコンタクトを取ってくる他星人は裏があってもおかしくないのでは?

 

確かに地球でも米国政府の指導者とかに他星人がコンタクトを取ってきているということなのかもしれませんが、でも実は相手は悪い宇宙人かもしれません。良い存在ならなおさら段取りを好むでしょう(また現在の米国政府の「緩い」各種情報公開のやり方が良いとも思えませんけど。この辺はまた別の議論かと思います)。

 

墜落した宇宙船の話とか昔からありますが、しかし高度な存在の宇宙船ってそんなに簡単に墜落するんですかね?まあ、するかもしれんけども・・・。この辺ももう1つピンときません。

 

そういうのに比べると今回のこの映画は怪しさ満載です。都市伝説でいうのなら、人類を騙すべく考えられた技術の「MKウルトラ」とか、「ブルービーム計画」的な雰囲気の映画じゃないかなと思いました。実際見ていると心理的な不安を感じるような内容だったと思います。

 

この映画を観て結構興奮している人もいらっしゃいますが、そういう人って割と騙されやすい人たちなんじゃないかって思ったりします。・・・まあ、分かりませんけどね。人によって感じ方は色々に取れる映画かもしれません。