めぐりあい |  ヒマジンノ国

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最近観た、映画の感想を書いていきます。

 

 

「邂逅(めぐりあい)」、1939年米国、レオ・マッケリー監督作品。

 

1957、1994年に2度もリメイクされていますが、これはその元になる作品。分かりやすく、感動的なストーリは「典型的」とでもいえるのかもしれません。

 

船旅で出会う、遊び人の男性、ミシェル・マリネーと、ナイトクラブの女性歌手、テリー・マッケイ。彼らは恋に落ち、結婚を望むようになります。しかし、まずはお互いが独り立ちするため、半年待とうという約束をします。そのために、エンパイアステートビルで再び出会う約束をして、別れます。

 

しかし、半年たち、出会う日の当日、エンパイアステートビルに向かうテリーは交通事故にあい、約束の場に行くことができませんでした。しかしそれを知らないミシェルは、彼女を待ち続けることになります・・・。

 

 

↑、ミシェル・マリネーを演じる、フランスの俳優、シャルル・ボワイエ(1899-1978)。良い雰囲気でしたけど、自分には西郷輝彦にしか見えませんでした(´∀`*)ウフフ。

 

外国映画はストーリーに突っこみたくなる場面が多々あります。この映画にもそれはあるかも、とは思います。しかし、内容そのものは、人間の思いやりや自己犠牲を描いていて、感動的でした。

 

物語もあっさりしていて、何を描きたいか明確です。

 

ラストは泣かずにはいられないんですよね・・・(ToT)はい。

 

 

フランク・キャプラ監督の「我が家の楽園」(1938)米国。

 

フランク・キャプラ監督(1897-1991)の作品を観るのは2作目です。有名な戯曲が元になっているということらしいです。しかし、自分は何の基礎知識もなく観ました。

 

かなり風変わりな話なんですね。世捨て人のようなバンダーホフの一家は、自分の好きなことをして生きている人たちばかりの、変わった家族でした。

 

ところが残念なことに、彼らの住む家は立ち退きを求められている場所で、実業家の買収の的。

 

そんな中、買収される側の、バンダーホフ一家の娘アリスが、買収する側の実業家、アンソニー・カービーの息子と親しくなり、両家は関係を持つことになっていきます。

 

 

観はじめは、つかみどころのない映画で、何がいいたいのか良く分かりませんでした。特にバンダーホフ一家が変わり者、という設定がかなり曲者。確かに出てくる人たちは、みんな頭がおかしい。

 

 

妙なロシア人にバレエを習う娘、タイプライターが間違って送られてきたせいで、物語を書いている妻。地下室で花火や玩具ばかり作っている男たち・・・。

 

出てくる登場人物が多く、彼らはまともな話が通じない人間たちばかりで、さすがに観ているとイライラしました。アホすぎるやろ!みたいな(;´Д`)。一応コメディ映画ということなんかな。

 

ですが途中から話が進みだすと、人間は一体何のために生きるのか、のような話になっていきます。結構長い話だな、と思って観ていましたが、決して飽きませんでした。

 

この映画もラストは、嬉し涙が出る、みたいな映画です。決して説教臭くなくて、ドラマが上手いと思いました。それとも脚本が良いのか・・・?結局、バンダーホフ一家の馬鹿らしさも悪くない、と思えます。

 

こちらの作品も非常に良かったです(^O^)/。