コルトーとリパッティ |  ヒマジンノ国

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FJLP5050。
 
 

アルフレッド・コルト―(1877-1962)による「ショパン、24の練習曲」。

 

同じ音源のLPをこれで3種類目かもしれません(;^ω^)。買ってしまいました。我ながら中々のお馬鹿です。

 

・・・おそらくこれはフランスの初期盤だと思います。コルトーの初期盤は探していたので、どんな感じに聴こえるのか、これで確かめてみようと思いました。

 

この録音は元々SP(1933、1934年録音)ですので、LPでは完全なオリジナルとはいきません。同じ音源は、LPであれば、他には国内初期盤を保有していますが、国内盤もかなり美しいです。CDも当然のように持っています(;^ω^)。

 

このフランス盤は国内盤に比べると音が固い気がします。エッジも効いていて、くっきりした音質でした。やはりLPの音質そのものは、このフランス盤が上でしょうか。

 

しかし、国内盤もこれに比べてそれほど遜色ないと思いました。むしろ音が丸っこく、滑らかさが増して、好みはこちらかもと思ったりしたのでした。

 

 

↑、アルフレッド・コルトー。存命時は相当な大人物だったそうです。フランスの批評家のロンペッシュは、その存在感をピエール・ブーレーズになぞらえています。しかし、ちょっと面白い顔ですね( `・ω・) ウーム…。

 
 
↑、作品25の12番。フランス盤はまだノイズが多いので、国内盤で録音してみました。それでも結構ノイズは入ってますが・・・(;^ω^)。さすがにちょっと古さは感じますでしょうか。
 
演奏そのものは、現代の演奏家が弾くショパンとは全く異なると感じます。ミスタッチなど気にせず、曲想を深く自由に表現していくところに、面白さがあるのではないでしょうか。曲想から無限の憧れを引き出しているように思えます。また、多彩なニュアンスや色彩が現れ、零り落ちるような情緒があります。フランスの歴史上、最大のピアニストかもしれません。
 
 
ML4633。
 
 
ディヌ・リパッティ(1917-1950)による、バッハとモーツアルト(おそらく1950年の録音)。これは詳しい方からいただいたものです。ありがとうございましたm(__)m。
 
しかしながら、リパッティについては自分はあまり熱心な聴き手ではないので、自分が何か書くということに少し抵抗があります。命を削った演奏という感じがあり、それが自分にとって、少し抵抗がある、ということなのかもしれません。
 
わずか33歳で天命を全うしたディヌ・リパッティ(リンパ肉芽腫症で夭折)は、まさにに一時の命の輝きというか、命がけの演奏という感触が録音に残っているように思います。
 
病に侵されながらも、リパッティはまるで使命感のようなものに駆られて、1950年5月から9月にかけて、遺言のような録音を残しています。同年、9月16日のラスト・リサイタルも録音になっています。
 
演奏は無垢で透明、そこに気高い気品が備わっているように思います。決して大言壮語せず、誠実の極みともいえる演奏です。
 
 
↑、コルトーとリパッティ。1933年、ウィーン国際コンクールで1位でなく、2位になったことに猛反対したのが、アルフレッド・コルトーだったそうです。コルトーはまだ17歳だったリパッティをパリに呼び寄せて、学ばせました。
 
 
↑、バッハ、「主よ、人の望みの喜びよ」から冒頭部分です。これぐらい清らかで透明な演奏も珍しいでしょう。こちらもノイズあります、すいません(;^ω^)。
 
涙無しには聴けません。病に侵されている人物の演奏とは思えない、ともいえるんでしょうか。本人が病身だと思えないような、優しさを感じます。既に現世を離れているかのようです。