スイング・ホテル |  ヒマジンノ国

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「人をダメにするイス」、というのがあるらしいので、アマゾンで注文したんですが、コロナの影響で全く届きません。どうも外国(中国?)から来るらしく、どうなってるのか売り手に確かめたんですが、片言の日本語でもうちょっと待ってほしいとのこと。

 

腰が痛いのでどうしても欲しかったんですが、この休み中には届きそうにない。あーあ、本当に残念。

 

 

1930年代から1950年代のミュージカル映画の黄金期を支えた俳優、ビング・クロスビー(1903-1977)とフレッド・アステア(1899-1987)が主演する「スイング・ホテル」(1942、米)を観ました。

 

ショウを離れ、自分の農場を、「祝日だけ」のエンターテインメントを催すホテルに改造するジム。そのホテルを舞台に、ジム(ビング・クロスビー)、テッド(フレッド・アステア)、リンダ(マージョリー・レイノルズ)らが三角関係を繰り広げます。

 

↑)フレッド・アステア

 

見どころは何といっても、映画内のドラマより、祝日に催されるという、エンターテイメントで、落ち着いた雰囲気の、上品で、ユーモラスな舞台が素晴らしいですね。高名なアーヴィング・バーリンが作曲を担当しています。

 

甘い声でしっとり滑らかに歌う、ビング・クロスビー、華やかでエレガントなダンスを踊るフレッド・アステア双方の魅力があふれている面白い映画でした。気難しいところのない映画です。

 

 

演技者たちの表情には常に笑顔が隠れているような、楽しい雰囲気があります。甘美なビング・クロスビーの歌に酔い、フレッド・アステアの華麗なタップ・ダンスなどが観れます。有名な「ホワイト・クリスマス」はこの映画がオリジナルで、マージョリー・レイノルズと歌う、ビング・クロスビーの歌声は素晴らしいです。

 

↑)ビング・クロスビー

 

エンターテインメントに徹した作品だと思います。観て良かったです。気持ちが良くなりました。

 

 

有名なジャズ・プレイヤーたちが出演している、「ニューオリンズ」(1947、米)も観ました。しかし自分はジャズの知識が全くないので、語れることもほとんどないんですけど。おまけ程度で書いておきます。

 

有名なジャズ・バンド、グレン・ミラー楽団のことを描いた「グレン・ミラー物語(1952、米)にも出演していましたが、サッチモ(ルイ・アームストロング)本人が出演し、当時の黒人への偏見なども交えながら、音楽に喜びを見出す人々を描いています。

 

音楽を信じ切って愛している、ルイ・アームストロングやビリー・ホリデイの嬉しそうな表情が心に残っています。

 

ジャズにしても、当時は場末の汚らしい音楽だと思われていたようで、その音楽の原点のようなものを描いた映画、ということなのでしょうか。こちらも良い映画でしたね(ルイ・アームストロングらは主役ではありません)。


ジャズが好きな方はかなり面白いのでは?と思いました。