ロリン・マゼール(1930-2014)によるシベリウス交響曲2、3、6番(1964-1968)。
若き日のロリン・マゼールによるシベリウスです。オーケストラはウィーン・フィルで、レコードの音も線が太く、非常に良いです(*^^*)。各楽器を良く鳴らし表現は明快で、曖昧さがなく、華やかです。近代的な解釈かな。
3番と6番は各1面に音楽を押し込んでいて、響きに伸びがないかもしれないですね。残念。1曲に1枚使ってほしいところかな。演奏は良いと思います。
2番は2面使ってますので、細部などが良く聴こえます。若いマゼールは冷徹ですが、情熱に溢れています。ここでは冷徹さが独特の冷たさを生み、シベリウスの音楽の雰囲気によく合っているかと思いました。ウィーン・フィルのまろやかさは後退しますが、音色に魅力があるのは確かです。
SXL6125(ED3)とSXL6364(ED2)です。英国盤。
ギリシアの哲人といわれた、ドミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)によるマーラー交響曲1番「巨人」(1940)。
第4楽章を聴くと音が遠いなあ、と思っていたんですが、どうもこの曲の世界最古の録音らしく、納得、しかしその割には音は良く聴こえてきます。SPの復刻音源でしょうか(-_-;)。ちょっとその辺は良く分からないです。
演奏は端正ですが、メカニックな感触のないヒューマンなものです。楽器の鳴らし方など、マーラーの雰囲気をよく出しています。好きな演奏で、かなり聴いています。
33CX1068。英国盤。
サー・トーマス・ビーチャム(1879-1861)のチャイコフスキー交響曲4番(1957、1958)。
裕福な家庭に生まれ、音楽に私財を惜しげもなくはたいた、英国の紳士ビーチャム卿のチャイコフスキーです(*^^*)。中庸を得た表現ですが、音楽に充実感があり、素性の良さを思わせます。
迫力に不足もなく、かといって、うるさくもないです。音楽を聴く楽しみを感じさせてくれる1枚です。まさに紳士かな。
音は良いです。透明感と暖かさと、そして艶があります。デッカがLXTシリーズ、コロンビアが33CXシリーズなら、HMVはAPLシリーズがモノラル録音の主力でしょう。
APL1667。英国盤。
アンソニー・コリンズ(1893-1963)によるシベリウス交響曲6番(全集からの1枚、詳しい録音年は不明、全集としては1952-1955)。
英国人、アンソニー・コリンズはグスターヴ・ホルストに学んだといわれている音楽家です。映画音楽の作曲家だったらしいですが、演奏家としては、シベリウスの交響曲全集が有名なようです(*^^*)。
演奏はのんびりとしていて、味わい深いです。近代的なマゼールの演奏と比べると、相当な差があります。途中野暮ったすぎるほどの進行で、現代、こんな演奏をする人はいませんね。
音はデッカの録音で、まあまあですかね。
LXT5084。英国盤。








