何年前に買ったかさえ忘れてしまった、古い映画の全集をたまに観ています。最近やっとVOL1の半分ぐらいに到達しました。全部で100本ありますので、全部観終わるのはいつになるか分かんないです。(-_-;)
その内、VOL1に収録されているのは8割が西部劇です。
おかげで西部劇が面白いと思えるようになりました。「荒野の決闘」(米1946)とか「赤い河」(米1948)など最近観たなかでは面白かったです。ジョン・ウェイン(1907-1979)の名前も覚えました。
渋いね。(^o^)
古い映画は最近の映画みたいに細部まで計算された脚本でなくて、もっと大らかなので、初めは少し拍子抜けしますが、観ているうちに慣れました。こういうと怒られるかもしれませんが、演技も昔の人の方が下手だと思います。時代を感じます。
「砂塵」(米1939)で、マレ―ネ・ディートリヒ(1901-1992)が出てきます。
でも何だか馴染めなかったりして。
彼女は有名なドイツの女優で、今でもファンは多いでしょう。典型的な西部劇で、彼女をフィルムで初めて観たんですが、存在感と貫禄がすごいです。肝が据わってると思いました。自分で歌を歌って、ショーもできる、叩き上げ感のある女優でした。
・・・ところが、中々美人と思えなくて(ファンの方、すいません)。m(__)m
脚本も多分、ディートリヒに寄せてます。主人公が割と平和主義な保安官補佐なんですが、急に性格が変わったように彼女を口説いたりする。それを真面目にやっている分、おかしくて吹き出したりしました。
代表作なんかを観るべきなんでしょうね(゚Д゚)ノ。
時代の差を感じるな、と思って観ていました。
逆にいうと最近の映画は緊張感がありすぎて、残酷なのも多いかなと思いますね。人の死ぬシーンもリアルに描きすぎるのかな。古い名作映画は落ち着いて観ていられる良さがあると思います。
今の女優は戦う女の役とか多いですからね。当時はマレ―ネ・ディートリヒみたいな強い女性像は珍しかったのかも、と思えます。
テレビドラマの「シカゴ・ファイヤ」とか「シカゴ・PD」を好きで観ています。働く女性ということもありますが、出てくる女の人が皆強い。
でもどちらかというとその方が今の「アメリカの女」みたいな感じがします。しかし西部劇に出てくる女性は、日本でいえば「女らしい」感じの女性像が多いです。
でかいスカートに花飾りのついた帽子とか。
家庭を守る女の像です。作品にもよるとはいえ、可愛い感じを出しているな、と思いました。アメリカにもそんな時代もあったのか、という感じですね。
それに比べると男の感じはあんまり変わらないですかね。
女性が男性ぽくなってきたのかな?そういう意味では、現代は男女同権の時代ですね。
オーソン・ウェルズ(1915-1985)の出ている「第三の男」(英1949)とか、「駅馬車」(米1939)が記憶に残っています。
「第三の男」はサスペンス映画で、物語は今の基準からすれば何ということもないですが、映像のフォトジェニックな雰囲気が魅力的でした。特にラスト、密に思いを寄せるアンナを、墓地傍らの路上で待つ作家で主人公のホリー・マーチンス。しかし、自分のかつての恋人が事件の犯人だったこともあって、彼女はホリーを一瞥もせずに去っていきます。
そのシーンの構図というか、雰囲気というか。今ある流行りの映画ではまず観ませんね。忘れがたいです。
「駅馬車」はまだ未開発時代のアメリカで、街から街を繋ぐ馬車(駅馬車)を舞台にして描かれる西部劇です。駅馬車の存在自体は西部劇で良く出てくるので、西部劇を見たい人は一度は観ることになると思います。
駅馬車に乗り込む人物の多彩な描写とか、それをもとにして展開する物語の子気味良さとか。
遂に駅馬車はインディアンに襲われて、迫力ある逃走シーンになりますが、当然CGなどなく、生身の人間がやっているのが良いのでしょう。最初から最後まで飽きさせないで、良くまとまっている映画でした。






