ロマンティック |  ヒマジンノ国

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かなり寒くなってきました。そろそろ冬かな、という印象です。

 

ラファエル・クーベリック(1914-1996)の演奏したブルックナーのロマンティック(1979)を聴いています。クーベリックはドイツで活躍しましたが、チェコ出身で、高名なヴァイオリニスト、ヤン・クーベリックの息子に当たります。

 

東欧圏は昔から味わい深い演奏家の宝庫です。

 

クーベリックのその一員でしょうか。ショパン、アウアー、ルービンシュタイン、ランドフスカ、ヨアヒム、オイストラフ、フーベルマン、マタチッチ・・・少し書いただけでも沢山出てきます。全て書けば、多分ものすごい数になるでしょう。ノイマンの演奏するチェコ・フィルなども、フォークロアな美感があって素晴らしかったです。

 

ラファエル・クーベリックの流儀だと、しなやかな旋律の歌わせ方、あるいは19世紀を思わせる、ロマン派の雰囲気などが特徴としてあげられるでしょうか。

 

そこに幾分の東欧の音楽性がスパイスとして加わる・・・という感じがあります。

 

ブルックナーの交響曲4番「ロマンティック」は、この作曲家のものとしては流麗でしなやかな旋律が目立つため、クーベリックの流儀との愛称は良いように思います。ブルックナー特有の自然の霊感も感じます。

 

フィナーレ、展開部の結部、地平線に没する夕日のような印象を残しながら、ベートーヴェンでもワーグナーでも書けなかったような、信じられないマッシヴな音響体となって、強力に神を賛美する主題の迫力も過不足ありません。

 

 

ブルックナーの4番は寒い朝に聴くと、身に染み入るようです。

 

 

ヴォ―ン・ウィリアムズ、「オーボエ・コンチェルト」(1975)。演奏はパーヴォ・ベルグルンド指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。オーボエ、ジョン・ウィリアムズ。

 

のんびりとした、牧歌的な雰囲気を漂わせる佳曲。

 

ヴォ―ン・ウィリアムズは彼独自の寂寥感と、染み入るような音色をその音楽の中に隠し持っています。この曲もそういった要素が、牧歌的で、時に田園的な印象を醸し出すこの音楽の中に混じり合っていて、魅力的な美しさがあります。有名な「揚げ雲雀」程ではないですが、詩情があり、豊かに歌います。ベルグルンドの演奏については、管弦楽はもう少し濃い味を出してくれても良い気もします。あっさりしてます。

 

また、ここには先の「揚げ雲雀」も併録されています。透明感のある、しつこくない美しさを感じました。

 

しかし、ヴォ―ン・ウィリアムズのこれらの曲を聴くと、とても懐かしい思いに満たされるのが不思議です。

 

 

私事ですが、今は落ち着いてゆっくり音楽を聴く時間があります。心を落ち着かせたいと思います(景色や室内の写真は全て借りものです)