
理由は良く分からないんですが、最近、東欧の音楽とか文学とかを見たり聴いたりしています。いわずもがな、東欧でも、オーストリアとかウィーンの話になれば、当然音楽を含む芸術の話は多いんでしょうけど・・・。
先日、ピリスの演奏したショパンを聴きながら、オルガ・トカルチュクの小説を読んでいました。マリア・ジョアン・ピリスもフデレリック・ショパンも、またトカルチュクもポーランド人で、偶然なんですが、ポーランド人ばかり。話は少しそれますが、先日観ていた「ヴァンパイア・ダイアリーズ」の主人公で、ラックスのCMにも出ている、ニーナ・ドブレフもポーランド人で、ここ最近、やたら「ポーランド」という文字を見てばかりです。特に選んで聴いたり、読んだり、観たりしているわけではありません。
しかし、ポーランドといえばやはり、ショパンが有名なんでしょうけど。
結局、ピリスのボックスを買ったおかげで、久しぶりにショパンをたくさん聴いています。
ピリスのショパンはくどい印象がある人もいるんでしょうけど、僕は結構好きですね。「ノクターン」は良かったです。ピリスの演奏じゃなくとも、ショパンの曲だと「バラード」、「ノクターン」、「プレリュード」あたりは昔から割と良く聴いてました。
人気のある「ワルツ」とかはあんまり聴きません。彼の作品としては深みに欠けますね。「スケルツオ」、「エチュード」、「ソナタ」とかもそんなに聴かないかな。他にも色々曲がありますけどね。
ポーランド人のピアニストといえば、後思い付くのはクリスティアン・ツィメルマンぐらいかな。ルービンシュタインは僕はあんまり持ってないので。
マリア・ジョアン・ピリスの「ノクターン」集は濃厚な味わいです。うっとりさせてくれるから好きです。1995、1996年の録音です。
マルタ・アルゲリッチの「ソナタ2番・3番」。アルゲリッチとしてはもう一つかも。1967、1974年の録音です。
クラウディオ・アラウの「バラード」、「スケルツオ」、「プレリュード」、「ワルツ」集。どれも愛情に満ちた演奏です。特にバラード。曲の意味を良く表出しています。これらの演奏の中で、僕は一番うっとりできます。1973、1977、1979、1980年の録音です。
ジャン・マルク・ルイサダの「ワルツ」集。軽めの音感、テンポで軽やかに流します。「ワルツ」には良く合うかもね。その感触は、確かに子犬の足音のようですか。1990年の録音です。
アルフレッド・コルトーのショパン。ショパンばかり何度録音してるのか分からないコルトー。文学的解釈では随一かな。パートごとに音楽の意味を、次々と描き分けます。ところで最近、僕はモノラル録音に、以前よりシンパシーを感じるようになりました。昔はただ汚い音だと思ってたのにね。不思議なものです。・・・色々違いが分かるようになってきました。歳をとったせいかな。
彼の録音はモノラルばかりですけど、コルトーの紡ぎ出す音色は美しいですね。透明感と色彩とがあり、気品と教養が一体になっています。
クリスティアン・のツィメルマン演奏する、「コンチェルト1番・2番」。ポーランドの演奏家を集めて、自身で弾き振りした一組。腰が据わっていて、凝った演奏になっています。面白いです。 1999年の録音です。
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<雑考>
オーストリアの作家、ザッヘル・マゾッホ(1836-1895)の小説で「毛皮を着たヴィーナス」というのがあります。マルキ・ド・サド侯爵(1740-1814)が「サディズム」の語源になったのは有名ですが、ザッヘル・マゾッホが「マゾヒズム」の語源になっていることを知っている人は少ないようです。「毛皮を着たヴィーナス」はそんなに面白くない小説ですが、内容は、まあ・・・推してはかるべきでしょう。
先のニーナ・ドブレフなんかもそうですが、東欧は美人が多いことで有名だそうです。1989年に、ベルリンの壁が崩壊して、ハンガリーに美人が多いということで、出かけていったアメリカのポルノ監督がいましたけど・・・。収穫としては、ブダペストに関する、4時間ものエロ・ヴィデオを作って、あげく、エイズを拾って帰ってきたわけですが・・・。
まあ、そんなことをしなくても、ポーランド、ウクライナ、チェコ、ハンガリーなどの東欧出身のモデルとか女優はたくさんいるわけです。もう10年以上前になりますけど、アメリカ版の「ヴォーグ」の表紙を飾った、チェコのモデル、カロリーナ・クルコヴァの写真なんかは今でも僕は思い出しますけども。笑顔が輝いています。
ショパンの音楽を聴いていると、一種、「美」とか「美人」への礼賛みたいのを感じるんですが、どうでしょうかね。ジョルジュ・サンドがどの程度の美貌だったかは知りませんが、ちょっと少女マンガチックなショパンの作品には、何かしら「美」への執着があるように感じられるのでした。








