フランスの映画監督、リュック・ベッソンの映画「ATLANTIS」。音楽はエリック・セラで、1992年の作品です。
ずっと気になっていた映画で、買ってきて観てみました。これは海の生物を追った筋書きのないドキュメンタリー映画で、美しい映像と音楽が見ものになっています。
しかし、変わった作品でとにかく初めから終わりまで、解説らしい解説もなく海の生き物を追っています。イルカ、タコ、サメ、マンタ、ウミヘビ・・・などの映像が、工夫に満ちた、エリック・セラの音楽に乗って流れ続けます。確かに美しいですが、物語がないので退屈だと思う人がいても不思議ではなさそうです。
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海を題材にした映画では、このリュック・ベッソンとエリック・セラのコンビで「グラン・ブルー」があります。この「ATLANTIS」を観て僕はその「グラン・ブルー」に興味を持ち、やっとこの前、レンタルして観てみました。
1988年の映画でちょっと古いんですが、これは結構面白かったです。実在する天才ダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにした映画で、海に深い愛情を持つ男達の友情と憧れを描いた映画です。
ヒロインの描き方なんかは時代を感じさせるものがあるんですが、海とその情熱を描くシーンはどれも古臭くなく、今でも充分ベッソンのいいたいことが伝わってきました。これは「男の映画」、といっていいでしょう。主人公のマイヨールの異常なまでの海への情熱は、女性の愛ではあがないきれません。
特にこの作品のラストは、海の神秘への憧れと、マイヨールのライバル、エンゾへの想いが一体となって、観るものの胸を打ちます。
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リュック・ベッソンがこんなに海に憧れを持っていたとは知りませんでした。両作品をあわせて観ると、変化にとんだ、この多作な監督の別の側面を見た気がして面白いものがありました。






