アメリ |  ヒマジンノ国

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ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画「アメリ」。2001年の公開で、フランスの作品です。


何故か(?)自分の部屋にあったDVDのアメリ・・・。ブログでも書こうと思って、久しぶりに観てみました。正直、なんでこの作品のDVDを持っているのか、あまり記憶がありません。おそらく映画館で鑑賞して、面白いと思ったんでしょうね、多分・・・。


初めて観たときは、子供時代のアメリが飼っていた真っ赤な金魚・・・(クジラ、という名前の)・・・を川に逃がすシーンが印象的でした。川の水に浸った、瑞々しい金魚の映像に、フランス風のピアノの曲が合わさって、うっとりさせられました。フランスの香りがすると思ったんです。


これは、フランスのパリを舞台にした、ナイーヴな女性、アメリの恋の物語です。


アメリという、人と打ち解けた関係を結ぶのが苦手な女性を主人公として、その他、ちょっと変わったパリの住人の姿を描きながら、主人公の繊細な心を追うようにして物語は進みます。アメリの周りに住む、たくさんの妙な人々は、童話の、「不思議の国のアリス」を思い出させました。


主人公のアメリもちょっと変わった子なんですが、作品はユーモアに満ちていて、嫌な気はしません。ブラック・ユーモアも多くて、面白いですが、内容的には、ちょっと暗い物語だと思う人もいそうです。




しかし、映像、音楽、美術共に凝っていて、色彩は赤とグリーンの補色関係を基本にして、強めの、オレンジの混じった黄色を加えた3色に統一されていて、美しく、印象的です。


アコーデオンを用いた音楽はどんな人にも回顧的に響き、懐かしい気持ちにさせてくれ、そこに加えられた映像上のはっきりとした、赤とグリーンの色彩は、カジュアルで洒落た雰囲気を漂わせます。真っ白な肌の、女優のオドレイ・トトゥも、綺麗で可愛い雰囲気を味あわせてくれます。


物語はちょっとのろいかな・・・とか思いますけど・・・その辺り、フランス特有のやるせなさを僕は感じるのでした。




人を優しい、暖かい気持ちにさせてくれる、味わい深い名画だと僕は思います。