人種の差と演奏3 |  ヒマジンノ国

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こうした民族的な差異は各自が理解し、整理して活用すれば世の中の発展に繋がります。ジョークではありませんが、一つの商品を作る際、確かにドイツ人は商品そのものを発明するのが得意でしょうし、イタリア人はブランド化が得意で、アメリカ人は大量生産が得意・・・。日本人によってその商品がさらにコンパクトにされて・・・みたいな・・・。


しかしその民族的な差異を逆手にとって悪用したのがあの、アドルフ・ヒトラーでした。


初めに謝っておきますが、今回はその辺を詳しく見たいので、「我が闘争」から少し文章を引用をします。色々問題があることが承知していますが、論理的に必要だと思ったので書いておきます。ご容赦ください。


さて、「我が闘争」(邦訳、平野一郎、将積茂。角川文庫)で彼は次のように述べます。


<もし、人類を文化創造者、文化支持者、文化破壊者の三種類にわけるとすれば、第一のものの代表として、おそらくアーリア人だけが問題となるに違いなかろう。>


確かに現代の機械化文明の発祥地はヨーロッパであり、あえていうのなら、日本などはその模倣をしてきたのでした。彼の言葉をもう少し引用しましょう。


<日本は多くの人がそう思っているように、自分の文化にヨーロッパの技術をつけ加えたのではなく、ヨーロッパの科学と技術が日本の特性によって装飾されたのだ。実際生活の基礎は、たとえ、日本文化が―――内面的な区別なのだから外観ではよけいにヨーロッパ人の目にはいってくるから―――生活の色彩を限定しているにしても、もはや特に日本的な文化ではないのであって、それはヨーロッパやアメリカの、したがってアーリア人の強力な科学・技術的労作なのである。>


<ある民族が、文化を他人種から本質的な基礎材料として、うけとり、同化し、加工してみても、それから先、外からの影響が絶えてしまうと、またしても硬化するということが確実であるとすれば、このような人種は、おそらく「文化支持者」と呼ばれうるが、けっして「文化創造者」と呼ばれることはできない。>


という按排でして・・・要はヨーロッパ人は文化創造者であり、日本を含む、黄色人種のアジア人は文化支持者である、といっているわけです。ただこの論理には一定の理解は示せはします。


日本では車産業が発達しています。しかし、日本は車そのものを発明したわけではなく、その製造工程のうまさが特色となります。同じアジア人の、中国なども「コピー天国」などといわれますが、そこには発明的な傾向ではなく、どちらかといえばその模倣的な傾向が生まれてはいます。


そして、先の和辻の言葉からいうと、さらに日本には次の傾向がそこに加わります。


<日本人が尊重するのは、空漠たる大いさではなくしてきめの細かさである。外観の整備ではなくして内部のすみずみにまで行きわたった醇化である。>


日本人は発明がそれほど得意ではない(例外もありますが・・・)かもしれませんが、ある種の前提がある場合、日本人は発明者より品質の良い物を作り上げることが可能なのです。車が発明できなくとも、車の設計図さえあれば、他者より良い車が作れます。こうした傾向は確かにヒトラーのいうことを裏打ちしているようには見えます。


しかし、ヒトラーの場合、問題はここに人種の「優劣」を持ち込んだことで、それが彼のやり口の卑怯なところでしょう。当然彼は最後の文化破壊者について、そこにユダヤ人を当てはめたのでした。

<アーリア人種に、もっとも激しい対照的な立場をとっているのはユダヤ人種である。>


というのがヒトラーの理論です。


民族独自の国家もないのにユダヤ人は、離散して以来、決して滅びることはありませんでした。二千年もの長い間、彼らはユダヤ国家に住むことなく、他国に住みながら生きながらえてきました。そして、ヒトラーによれば、彼らは得意とする金融産業に携わることによって、生計を立ててきたといいます。


しかし、高利貸しなどを生業とするユダヤ人はその住んでいる国家にとってみればかならずしもありがたい存在ではないといいます。そしてそうした末に、国家が崩壊する可能性が出てくるとも・・・。


<ユダヤ人は完全に定住してしまう。つまり、かれは都市や町の特殊な区域に定住し、ますます国家の中に国家を形成する。商業も金融業もかれらには自分にもっとも固有な特権と考えられ、かれらは容赦せずにそれを利用しつくす。


金融と商業は、あますとこなく彼らの独占となってしまう。かれらの高利はついに反抗をひきおこし、かれらの増長していくその他の厚かましさは激怒を、かれらの富はねたみをひきおこす。>


この辺りの内容も和辻の文章と合わせてみると興味深いものがあります。民族的な頑固さ、とういものですか・・・そうしたものがユダヤ人にはあるようで、有史以来、ヒトラーの場合が最もひどいのですが、ユダヤ人は迫害に合い続けてきたようです。


そろそろユダヤ人の話もいいですかね・・・。要は人種的な差があるという話をしたかったので、ここでは問題があったかもしれませんが、ヒトラーのいうことを引用してみました。


お前はヒトラーのいうことを信じるのか、とかいわれそうですけど。ヒトラーのいうことについては、当然僕は賛成はしません。それは彼が卑怯だからで、彼のいうことには嘘と真実が交じり合っています。ヒトラーは自分の意見を通すために、「人種差別」という嘘に真実を混ぜるのです。


しかし、別の角度から見ると、ヒトラーが一種、事実の観察に長けた天才であったことは確かなようで、彼が「嘘ばかりついていた」、というのも嘘に当たりましょう。


もう少し長めに引用しようとしたのですが、彼のいっていることの「真実」と「嘘」をより分けるのが大変なので、これぐらいにします。