カイルベルトのリングの全曲盤のCDを手に入れました。2006年にテスタメントが発掘し、クラシックファンの間で非常に話題になった音源です。1955年のバイロイト音楽祭の録音で、何と・・・!ステレオ録音なのが驚きです。
これでショルティ盤がリング全曲盤のステレオ初録音だったというのは嘘だったということになります。
安くなるのを待っていたんですが、なかなか値崩れしなかった。それでも最近は発売当時よりは大分安くなったようです。何時までも待っていられないと思い買うことに決めました。
今回は通販のインポートで送料込みで一万四千円。
国内で手に入れるよりは3千円は安いはずです。その代わり注文してから僕の手元に届くまで10日以上待たされましたが。
これでリングのCDも四組目になります。本当に・・・懲りないです。
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ちなみに僕の持っている他のニーベルングズリングのトリロジー全曲盤は、有名なプロデューサー、カルショウによるショルティ盤(デッカ)、緻密なカラヤン盤(グラモフォン)、1956年のバイロイト音楽祭のクナッパーツブッシュのもの(ゴールデン・メロドラム)です。
しかし・・・この中でも決定盤と言われ続けていたショルティ盤ですが、僕は嫌いです。初めてこの曲を聴くには楽しいですが、繰り返し聴くには不向きな事この上ないです。
この盤の問題点はなんといっても指揮者で、ショルティらしい良い場面もあるとはいえ、雑な表現は繰り返し聴くほどに気に触るようになります。とにかく言葉になりません・・・本当にひどい。
この録音の後、ショルティはワーグナー指揮者の一人として考えられるようになりますが、まあ・・・これもひどい話です。個人的にはそう考える人達の感性をも疑ってしまいます。
大家のクナッパーツブッシュのCDは音が悪く長丁場のこの音楽を聴くにはちょっと向きません。最近同じ音源がオルフェオから正規版として出たようですけど・・・大分と音は改善されたらしいですが、限界がある気がします。
カラヤン盤は長く僕の愛聴盤でした。スケールが小さく、演者の歌わせ方も神話なのに人間臭く、その点が問題ですが聴いてるうちに慣れてきます。
室内楽風に緻密に響くカラヤンサウンドとワーグナーのゲルマン的味わいの混じり合った美しさは素晴らしいものがあります。上品で黄金色のワーグナー演奏と申せましょう。
ただこのCDはどうしても所謂ワーグナー的表現よりもカラヤン風の独特の表現で成立っていますので、本来の表現による名盤の登場を待っていた訳です。
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まだカイルベルト盤は全部聴いた訳じゃないんですが、評判が良いのでかなり期待してます。
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しかし他に気になるとしたらベーム盤ぐらい・・・。
リングは高いですから。あんまり沢山買ってもお金がもったいないです・・・。
もし51年のクナッパーツブッシュの録音が全曲出てきたらまたやむを得ず買うんでしょうけど・・・。テスタメントが必死に探したけど出てこなかったらしいですよ・・・。
多分もうリングの全曲盤は買わないと思います。それでも随分贅沢な話ですよね。




