――大学の4年間で、転機みたいなものはありましたか?
お仕事と並行しながらもコンスタントに大学に通っていたので、あまり大きな転機になることはなかったと思います。ただやっぱり、大学で友達に会ったり授業を受けたり、そういう普通の日常に戻れる時間は自分の中で貴重だったなと改めて思います。今でも大学時代の友達とは仲がいいですし、周りと比べることで、自分のやっている仕事は「特殊」かもしれないけど「特別」な仕事ではない、とわかったというか。世の中にはいろんな生き方、いろんな仕事があって、この仕事もあくまでもその中のひとつでしかないんだなって。それはすごく実感しました。
「普通の日常に戻れる時間」
真央ちゃんは小さい頃からずっと芸能活動をしていたけど、普通の感覚を持ってますし、それを大切にしてますよね。
「この仕事は特殊かもしれないけど、特別ではない」
そんな風に考えるところも素敵です♡
――大学生活の中で、いちばん思い出深かったことはなんですか?
なんだろう……憧れていた「大学生活」が実現できたことですかね。よくある、大講堂のいちばん上で講義を聞いているあの感じとか(笑)、食堂に友達みんなで行って学食を食べるとか、そういう大学生らしい生活ができたことは楽しかったですね。学食に行ったあと、次の時間に授業がないと屋上に行ってのんびりしたり、授業の合間にカラオケに行ったり。それで、「間に合わない!」って走って学校に帰ったり(笑)……、青春でしたね。友達とはみんなで花火を見に行ったりイベントに行ったり、演劇学専攻らしく「能を観に行く」なんてこともあり、そういうのは楽しかったです。
キャンディーズのみんなとの話ですね!
真央ちゃんは大学時代、仲の良い数人の女友達といつも一緒にいて、自分たちをキャンディーズと呼んでいたそうです。
真央ちゃんが学食で写メを撮られそうになったときは「揺れて!」と言ってピントが合わないようにしてくれたり(笑)、卒業旅行にみんなで行ったりという話を聞きました。
鶴瓶さんのA-studioに真央ちゃんが出演した時に、たしか言ってましたよね。
あれ?もしかして、大学時代の真央ちゃんの話、わたし記事に残してないのかな?過去のブログ探したけど、見つからない(>_<)
A-studioのトーク、小栗旬くんの部分だけ切り取って紹介しちゃったのかな(笑)。
無念!大学時代の話もしてくれていたので、後日記事にしますね!
――では、そんな大学での経験が今の仕事に生きていると感じることはありますか? 例えば、演劇学を学んだことで役についてより深く理解できるようになったとか……。
いや、それはあんまり関係なかったですね。演技は別に理論じゃないなと感じました(笑)。ただ、このお仕事はいろんな人と出会う仕事でもあるし、知識を持っておくと会話のきっかけになったりもするので、勉強しておいてよかったと思います。それに演劇学に限らず、自分から学ぶことの大切さを実感しました。あと、大学に行ったことで、自分で決めたことをやり通す力がついたかな、とも思いますね。
大学に行った理由。
檀ふみさんの言葉もありましたね(泣)
ここは、わたしのブログでも触れてました。
A-studioの話も少しだけ触れてたみたい(笑)
そしてここからはドラマの話。
家族や友達と話すきっかけになるドラマでありたい
――続いてはドラマの話をお伺いしたいのですが、『明日の約束』で演じられている、毒親に育てられたスクールカウンセラー・藍沢日向とはどんな人物なんでしょうか?
基本的には明るくて、人の役に立ちたいという思いが強い人物だと思います。自分自身が子どもの頃の体験で心の傷を負っているからこそ、相手を理解したい、同じように悩んでいる子を救ってあげたいという思いが強いんじゃないかと。
――これまでに演じたことがない役だと思うのですが、演じてみていかがですか?
立場がすごく難しいなと思いますね。医者としてなにかを治すわけでもなく、先生でもなく、あくまでもその間に立つ立場なので、言えないこともあるし、逆にだからこそ言えることや聞きだせることもあります。生徒だけではなく、生徒の家庭のことも把握しなければいけなかったり、ときには先生のケアも必要だったり……。また、自分自身が心の傷を負った経験があるのに、生徒たちにこんなアドバイスをしていいのかという心の葛藤にはすごく共感できます。
うんうん。
その葛藤、伝わっているよ。(T_T)
自分が心の傷を負っているからこそ、相手を理解したい、同じように悩んでいる子を救ってあげたいという思い、日向からヒシヒシと感じます(泣)
――演じる上でも、役どころとしても相当デリケートな役ですね。
ミステリーの要素もあるので、会話の相手から「なぜこうなったのか」と原因を聞き出さなければいけない役どころ。やりすぎると刑事さんみたいになってしまうので、あくまでもカウンセラーとして「相手がどう思っているのか」を引き出すようにしなくてはいけなくて。それが難しいですね。
カウンセラーとして、言葉を引き出す。
難しいんでしょうけど、すごく自然にできているよ。さすが、真央ちゃん♡
――制作発表会見では「現場ではスタッフやキャストのカウンセラーでいたい」という発言もありましたが、これまでにそういった場面はありましたか?
ありました! 朝行ったらお弁当が足りないとか、「今日のお弁当、サバの味噌煮が朝昼晩続いた」とか(笑)。そういうときは代表となって「それはないぞ」とスタッフさんに意見を言ったりしています(笑)。あとは「今日はみんなが元気なさそうだから、元気が出るような差し入れがほしいな~!」と思って買っていくことも。生徒役の子たちもかわいいし、現場は基本的に楽しいです。
会見で感じた、安心感のある現場。そんな雰囲気が知れて嬉しいです♡(ノ´▽`)ノ
朝昼晩サバの味噌煮はヤダよね(笑)
――全体を見て気配りされてらっしゃるんですね。では最後に、ドラマの見どころを教えてください。
ヒューマン・ミステリーとして、少年の謎の死を発端にいろいろな人の悩みや葛藤、苦悩が描かれていくドラマです。なかでもいちばん描かれているのが親と子の関係。今回は「毒親」との関係を扱いますが、特別「毒親」に限った問題ではなくて、「親と子の関係ってこういうことあるよなぁ」と誰しもが考えさせられる部分があると思います。「犯人は誰か」を推理するだけの作品ではなくて、1人の少年の死から「生きるってなんだろう」という問いかけがたくさんある、メッセージ性のある作品です。親子間でも友達との間でも、話のきっかけとなるようなドラマでありたいなと思います。
そんなドラマになっていると思うよ!(ノ´▽`)ノ
ちょっと親子で語り合うにはハードル高い家庭もありそうだけど(>_<)
ドラマについて娘さんと話をしたとか
職場の同僚や友人と感想を言い合っているなんて話も私の耳に入っているので、ドラマのメッセージ、たくさんの人に伝わっているのだと思います。
良かったね、真央ちゃん♡
現在、ドラマの撮影で大忙しの井上さん。そんな井上さんに現役大学生に向けて伝えたいことを聞いてみると、「興味をもっと持つこと」「なにごとも勇気」「一歩踏み出す勇気」など、たくさん候補をあげて考えてくれました。「『勇気』だけで伝わるかな……?」「『勇気』と『好奇心』ならどっちがいいですか?」となかなかひとつに絞りきれない様子でしたが、最終的に書き上げた言葉は「『好奇心』そして『勇気』」。シンプルですてきなメッセージですね。
『好奇心』そして『勇気』
常に上を目指して頑張るあなたが、ますます好きになりました!ずっと笑顔でいてね♡(ノ´▽`)ノ
実はブログアップに何度も失敗しちゃって。
愛情を分割してみました(笑)