星と出会う | maoのアストロ☆ミュトロギア

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ギリシャ音楽バンド【ELLI-ANA】で、ギリシャの歌を歌い、ギターを弾いています。
歌うときはmao、占うときは七宮昴です。

星の観察方法に関する本を読みました。


「腕をまっすぐ伸ばしたときの拳の大きさは、おおよそ10度角」。


と、いうことは。
片腕を地面に水平に伸ばし、そこから「げんこつやまのたぬきさん」を歌うときの要領で、ひとつふたつと拳の上に拳を重ね、九つを数えたとき、腕は耳について地面と垂直になっているということ?


やってみたら、本当に、ほぼそうなりました。
すごいぞ!


と、いうことは。
星占いで使う黄道12サインは、1サイン30度なので、拳3つ分のエリアってこと。

ところで、占いで使う「○○座」は、見かけの星座の大きさとは違っているし、位置もずれています。
「牡羊座」といっても、星占いで使う「黄道座標」は便宜上の名前で、春分点から東に向かって(地球上に立っている人から見て、東方面ね)、30度分のエリアをさすのです。


えーと、たとえば。
位置的に基準にしやすいのは、獅子座のレグルスかな。ライオンの腕にある明るい星ね。
レグルスは、2000年時点で、黄道座標としては獅子座の29度50分にあります。ほぼ、乙女座の始まりにあるってことですよね。


で、見た目の乙女座っていうのはとても大きいのだけれど、星占いで使うサイン「乙女座」のエリアは、レグルスから東方面へ拳3つ分。で、サイン「獅子座」は、レグルスから西方面へ拳3つ分ってことになります。
もし、ここに惑星が見えたら、その星は星占いでいうところの、獅子座や乙女座に入っているということになるのね。


私が普段見ているホロスコープは、みかけの夜空とは違うから、なんだか別のもののように見えます。
けれど、こんなふうにして、おおざっぱにでも、実際の夜空に黄道座標を引くことができたら、ホロスコープと実際の空が重なって見えるかもしれない。


自分の身体をアストロラーベにすると、拳ひとつの中にデカンが握れるのか……。


ホロスコープで星を読むのは、なんとなく、スカイプで話をしているような感じ。
だけど、夜空を見上げて、実星を見たら、ホントに会って話ができるような気がします。



※アストロラーベ……天体観測機器。
※デカン……星占いで使う星座(サイン)を3等分したうちのひとつで、10度分のエリア。
 ここにも占い的な意味があるとされている。