あんまりいい写真ではないのですが、今回の研究会では、わりといい感じに入りました。
赤目柳と菊。
古流の超基本形の真体活けです。
日本の生け花って、こういう形を、ただ手で曲げて作ります。
糊だの接着剤だのも使わない。
原始的というか……寸胴と接する枝の下の部分の微妙な切り方で、ストッと立てちゃう。
分析するとすごく計算されているんだけど、活けるときには定規なんか使わないで、えいやって感覚でやるんだよな。
写真の完成形では、枝が枝を支えあって止まってるけど、活けてる途中は、枝が思うように止まらなくて、寸胴の中であっちを向いたりこっちを向いたり、ぐりんぐりん回っちゃうのであります。
……なんだか背中と大でん筋が痛いと思ったら、生け花のせいだよ!
全身で柳と格闘したからじゃないのさ!