2024年1月に入り
よたよたの程度が少しずつ大きくなった。
歩く以前の段階、
寝た姿勢から立ち上がることが、うまくできなくなった。
今回は、炎症止めは効かなかった。
脳炎症ではなく、老化だろう。
前足は問題ない。だから立ちあがることはできる。
でも、後ろ足が外に流れてしまって
ぺたりと座り込んでしまうのだ。
それでも福はほぼ前足だけで
器用に階段を上ったり下りたりしていた。
流石にマズイ。
私は、福の場所をベッドの上に作ることにした。
本棚代わりに買った三段ボックスの中段が
ベッドと同じ高さだったので
私の頭の側にくっつけ、
そこを福の寝床にした。
使っていないテーブルを
ベッドの脇の、私の頭に近い側に付けて、
トイレと水&餌の場所にした。
ベッドの縁は、福が落ちないように
段ボールや本棚で壁を作った。
でも囲んでしまうと私がベッドに乗れない。
私はベッドの足元に近い側から出入りすることにして
ベッド側面に沿わせて天井にロープを張り
カーテンを吊って、その裾を敷布団に挟み込んだ。
福は、ベッド生活を始めて数日で
数cmの段差も越えられないようになっていた。
いや、もともとそうだったのだ。
普通なら上れない階段のを、
頑張って、無理をして、上っていたのだ。
ベッドの上には段差はない。
後ろ足を引きずっても、
引っかかることなく前に進める。
福は、ゴハンもトイレもお水もちゃんと使い、
寝床に戻って寝た。
構って欲しい時は、寝床から出て来て
布団の上でくつろいでいた。
そしてほどなく、怒涛の日々が始まった。