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2023年秋
前年、ジャンプできなくなった福だけれど
補助に一段階段を作ったら解決した。
それで、何ヶ月か生活していたと思う。
でも、徐々に、ゆっくりとゆっくりと、
階段の上がり下りが危なっかしくなってきて、
階段脇の段は、3段に増えた。
床から、ベッド+敷き布団の上、
この45cmの高さを登るのに、3つの段が必要だった。
押し入れにも、上がらないことが増えた。
この頃だったと思う。医師から、
「段差のない、床で生活させた方が良い。
落ちるといけないから」
と言われた。
でも、できなかった。
私の部屋には他の猫(店の子)もいて
その子のケージ、私のベッドがあるので
福が床で暮らせるスペースはとても狭かった。
そして何より
人間は、寝たきり等で歩かなくなると、
足の筋力が急激に衰えると聞いていた。
きっと猫もそうなんだろう。
いつか寝たきりになる日まで
できるだけ自分で動いて、
体力を維持して欲しかった。
福は歩くのは苦にならないようで
わたしのベッド(最早福のベッドでもある)
の上でくつろぎ、
床でトイレとゴハンを済ませ、
ちょっと部屋をお散歩
(知らないモノがあったらチェック)
をする、と言う生活をしていた。
そして、2023年の冬を迎えた。