銀鱗荘
当時、自分が北海道に持っていった携帯はTuKaだった。バッテリーが弱っていたのでついでにカメラ付き
に機種変更しようと思い量販店に行ったのだが恐ろしいことにTuKaのブースが無い。道内にはTuKaが無
いのだ。ローミングで通話は可能だが知らなかった。そして思い切ってauに変更してしまった。
そんな理由もあり釧路には2連泊していたのだけれども街中で、屋根付きということでこの港近くのライダー
ハウスに留まることになった。
外見は明らかに安民宿。実際、部活が合宿でも使うようで民宿として泊まりに来るお客さんもいるようだっ
た。個室利用だと¥2000だがライダーハウス利用扱いだと半額¥1000になる。
同宿のライダーはそのとき8人いたが六畳間に全員つめこめられた。たまたまハーレーに乗ってるのいう
兄ちゃんと話す機会があったのだが彼のバイクはサイドバッグからカウルまで白ずくめなので白バイに間
違えられ高速でも車が道を譲ってくれるらしい。
話はそれたが、食堂もあり食事を出してくれるようだし、有料で風呂もついており宿のおばちゃんの愛想も
良かったと思う。和商、駅前への便もいいんだが同宿者が多い日はタコ部屋状態がきついかも知れない。
昆布刈石海岸
ハルニレの木を見て朝飯を食った後はひたすら38号を走る。
上を見上げると青い空が広がっていた。
直進すればそのまま釧路だが昆布刈石海岸に寄り道をするので右の農道に入って海岸線を目指す。
やがて開けた原野が現れ海が近い予感。
地平線の方を眺めてみると。
海。 ではなく得体の知れない白い帯のような物がが見える。
何だろうと思いつつそのままずんずんペダルを漕いで行く。
今までの青空が急に薄暗くなり、流れてくる空気が冷たい。
海から流れてくる海霧の中に入ってしまったらしい。
辺りにはには廃屋らしい建物しかなく流れてくる冷たい霧で背筋がぞくっとする。
対向車線から無人の車でも走ってきたらどうしようと有り得ない恐怖心を抱きつつ海岸線沿いの道を行く。
やがて道がダートに変わり霧は益々深くなり視界は10m位になった。
途中で看板が現れ昆布刈石海岸のダートに入る。
右手からは波の音や海鳥の鳴き声が風に乗って流れてくるんだが霧の中で自分が何処を走っているかも
わからない。
車もバイクもましてやチャリなど通らない。
人の気配が無い。霧の中から得体の知れない者が出てきそうな気配はいっぱい。
展望台らしいものがあったのでチャリを止め海のほうを見るが相変わらず海の気配がするだけ。
長居は無用と先を急ぐと道は急に激しいアップダウンに。
荷物満載のオンロード車でダートの激下りなんてブレーキもタイヤも限界に近く歩いてるようなスピードで
下っていく。
下りのあとは同じ位の登り。
諦めてチャリを下りて押す。重い。
そんな事を何度か繰り返し進んでいくとダートは平坦となりやがて舗装路との分岐へと出た。
気が付くと海の気配は遠いものとなり霧も薄く、分岐には昆布刈石海岸ダート出口の看板が。。。
マップルに載っていたダートの彼方に見える海岸線、青空を期待して寄り道したのだが。
海に出るとともに海霧に全て隠されてしまい、自分を待っていたのは苦行のようなダートの押し、下り。
冷たい霧の中、あるのは海の気配だけ。
他人に昆布刈石海岸のことを聞かれたら迷わずこう答える。
「報われない道」と。
次回、北海道に来ることがあったら必ず晴れた昆布刈石を見に来ようと思う。
宿題が出来てしまった。
昆布刈石海岸までのダートに平行して道路延長工事が進められていてそちらが完成したら海岸沿いのダ
ートは廃道になる予定だという。
次回、訪れる時までこの道が残っていてほしいなぁ。
ダートの出口 ここで霧が晴れる
38号へ戻る道も霧 トンネルの先も霧
年始からサボり癖が出てしまいました。地道に書いていきますので今年も宜しくお願いします。
ハルニレの木
バス停 出迎えた朝は気持ちよかった。
始発が来る前にとっとと撤収し朝もやのかかる十勝川を渡る。
川の堤防沿いの道を走って行くとハルニレの木はあった。
遠目に見るとちょっと大きめの木が原っぱに植わっているだけのように見えるが。。。
土手にチャリをおいて木の傍へ歩いて行く。
木に近づくに連れて木の大きさが実物大になってゆく。
大きい。
幹の周りも大きいんだけども枝ぶりが見事。
しばし下から見入ってしまう。
しかしこの原っぱはブヨのような血を吸う小さなハエのような虫が異常発生していて止まると彼等の格好の
標的となってしまう。
苦心した挙句、記念撮影をすませ走って土手に脱出する。
土手沿いの道を走っていると十勝川の朝もやが朝日を浴びて白い帯のようだった。
バス待合所 @豊頃
注意 ここはキャンプ場ではありません
帯広で甘味処めぐりをしていたら出発がすっかり遅くなってしまい豊頃で日が暮れた。ツーリングマップル
には豊頃にライダーハウスのマークがあったのでそれを頼りにここまで来たが見当たらない。散歩している
地元のおやじに尋ねても誰も知らない。
途方に暮れていると夕涼みにでてきたおやじから
「このバス待合所ならトイレもあるし眠れるよ~。」
と、声がかかる。
う~ん。一番近いライハーは池田だし、もう真っ暗だし、明日はハルニレの木を見るし、十勝川の河川敷は
虫だらけだし、と考えた挙句ここで泊まることにした。すでに八時まわってる。
善は急げ。さっそくセイコマまで走り食い物と心のガソリン(ビール)を買い込み、野営地を設営。
しかし、想像以上に居心地がいい。四畳くらいのスペースに木のベンチがあり、戸も閉め切れる。裏手には
トイレがあり水場も確保。バスも来るから
四畳一間、バス、トイレ付き。
ベンチにマットとシュラフで寝床を用意し、あとは食って飲んで寝るだけ。
待合所の前の地べたに胡坐をかきラジオでナイターを聞きながらビールを喉に流し込む。7月も下旬だが
火照った身体に夜風が程よく気持ちいい。ビールもすすむ。アルコールが身体にしみてゆく。もう寝るか。
その晩は田舎につきものの族もあらわれず静かな夜を過すことができた。
翌朝はバスの始発時間もあり、日の出と共に撤収し釧路を目指す。
考えてみれば駅寝をするのはほぼ学生時代以来だった。国鉄民営化でJRが生まれ、廃線となる路線が増
えた。駅寝できる無人駅も減り、保安上の問題で夜間閉鎖する駅も増えたし、昨今は何かと物騒でもある。
昔は札幌駅構内で駅寝してる旅人がたくさんいたけど今やったら別の方々にしか見えないなぁ。
偶然泊まった待合所は楽しかった。 ただ、人には薦められませんが。。。
バス待合所 @豊頃
注意 ここはキャンプ場ではありません
帯広で甘味処めぐりをしていたら出発がすっかり遅くなってしまい豊頃で日が暮れた。ツーリングマップル
には豊頃にライダーハウスのマークがあったのでそれを頼りにここまで来たが見当たらない。散歩している
地元のおやじに尋ねても誰も知らない。
途方に暮れていると夕涼みにでてきたおやじから
「このバス待合所ならトイレもあるし眠れるよ~。」
と、声がかかる。
う~ん。一番近いライハーは池田だし、もう真っ暗だし、明日はハルニレの木を見るし、十勝川の河川敷は
虫だらけだし、と考えた挙句ここで泊まることにした。すでに八時まわってる。
善は急げ。さっそくセイコマまで走り食い物と心のガソリン(ビール)を買い込み、野営地を設営。
しかし、想像以上に居心地がいい。四畳くらいのスペースに木のベンチがあり、戸も閉め切れる。裏手には
トイレがあり水場も確保。バスも来るから
四畳一間、バス、トイレ付き。
ベンチにマットとシュラフで寝床を用意し、あとは食って飲んで寝るだけ。
待合所の前の地べたに胡坐をかきラジオでナイターを聞きながらビールを喉に流し込む。7月も下旬だが
火照った身体に夜風が程よく気持ちいい。ビールもすすむ。アルコールが身体にしみてゆく。もう寝るか。
その晩は田舎につきものの族もあらわれず静かな夜を過すことができた。
翌朝はバスの始発時間もあり、日の出と共に撤収し釧路を目指す。
考えてみれば駅寝をするのはほぼ学生時代以来だった。国鉄民営化でJRが生まれ、廃線となる路線が増
えた。駅寝できる無人駅も減り、保安上の問題で夜間閉鎖する駅も増えたし、昨今は何かと物騒でもある。
昔は札幌駅構内で駅寝してる旅人がたくさんいたけど今やったら別の方々にしか見えないなぁ。
偶然泊まった待合所は楽しかった。 ただ、人には薦められませんが。。。
六花亭 その1
新橋で豚丼を食べた後、次は甘い物をと言うことで向かったのが六花亭。
Tシャツ、短パン姿にチャリで店の前に乗りつけると、他にもライダーが何人か来ていた。
この格好で場違いかと抵抗はあったが、旅人の訪問も多いようで店員も心得ている様子。
定番のサクサクパイとシフォンケーキを店内でいただく。コーヒーは無料セルフ。
パイは文字どうりサクサクしていて美味しいが結構ボリュームがあり2本は無理だなぁ。
シフォンも普通に美味い。
ケーキの味も満足だがトータルで¥300位で収まってしまうのは魅力。
甘党にはこたえられない。
と言う事でこの日、ライダーハウスに戻ってパッキングした後、帯広を出る前にもう一度来てしまった。
軽い昼食も兼ねてのつもりだが。
今度はレアチーズケーキとチョコレートケーキ。
個人的には今日食べた四つのなかではレアチーズケーキが一番好みに合った。十分甘さはあるけど心地
よい滑らかさがありパクパク食べてしまった。レアチーズの前ではチョコケーキは少しかすんでしまったが
美味しくいただいた。
次回、帯広に来るのが楽しみだ。
六花亭 その1
新橋で豚丼を食べた後、次は甘い物をと言うことで向かったのが六花亭。
Tシャツ、短パン姿にチャリで店の前に乗りつけると、他にもライダーが何人か来ていた。
この格好で場違いかと抵抗はあったが、旅人の訪問も多いようで店員も心得ている様子。
定番のサクサクパイとシフォンケーキを店内でいただく。コーヒーは無料セルフ。
パイは文字どうりサクサクしていて美味しいが結構ボリュームがあり2本は無理だなぁ。
シフォンも普通に美味い。
ケーキの味も満足だがトータルで¥300位で収まってしまうのは魅力。
甘党にはこたえられない。
と言う事でこの日、ライダーハウスに戻ってパッキングした後、帯広を出る前にもう一度来てしまった。
軽い昼食も兼ねてのつもりだが。
今度はレアチーズケーキとチョコレートケーキ。
個人的には今日食べた四つのなかではレアチーズケーキが一番好みに合った。十分甘さはあるけど心地
よい滑らかさがありパクパク食べてしまった。レアチーズの前ではチョコケーキは少しかすんでしまったが
美味しくいただいた。
次回、帯広に来るのが楽しみだ。
新橋 豚丼
帯広で豚丼と言えば、駅のまん前にある某店が一番有名のようだけども行列がすごいのと、敢えて他で食
べたいというひねくれた考えから新橋に食べに行くことにした。
昨夜、一緒に飲んだライダーと一緒にチャリで乗りつける。
普通、肉盛り、ライス大盛り、スペシャル盛りといろいろコースがあるようだったけど遅い朝飯だったので普
通の豚丼を注文する。
厨房では主と思しきオヤジが勢い良く炎を上げてフライパンで肉を調理している。
「じゅーっ」という音とともに美味しそうなタレの香りが漂ってくる。
しばらくすると注文した品が運ばれてきた。黒いタレのからまった豚丼。
期待したよりも量が少ない気がする。普通盛だからか。スペシャル盛まである理由がわかった。
タレは甘辛くてご飯がすすむ。
一気にたいらげてしまった。
ごちそうさま。
旅先で会ったライダーと話した時に新橋の話題になり、
「あそこはフライパンで肉を焼いているからなぁ。やっぱ豚丼は網焼きじゃないと。」
と言われた。確かに同意。でも新橋も美味かった。














