板長と呼ばれた  ~野宿で酒を~ -7ページ目

東京へ

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叔父の葬儀で4年ぶりに上京。


地震の2日後で交通混乱も落ち着いており普段と変わらぬ東京の街だった。


流れ作業のような火葬と叔父の骨の頑丈さには目を丸くした。


足を踏み入れたコンビニの棚がガラガラだったのには震災の影を感じた。


葬儀後は家族と別れて上野ガード下の大統領でトミーと合流し久々の飲み。


昔、人生の半分を過ごした東京も自分にとって今や遠いものになったように思う。

北アルプス ダイヤモンドコース縦走 ⑤ 五色ヶ原~スゴ乗越

五色ヶ原での楽しい停滞を終え、今日から再び縦走に入る。


3時半に起きてラーメンを食べ撤収をしていると徐々に東の空が明るくなり


パッキングを終える位になって日の出を迎えた。


穂先の頭だけを出した槍ヶ岳の横には赤牛岳が朝日を浴びて


より一層赤く染まっているのが見えた。


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停滞明けで背負うザックは重くて背中に載せるだけでも一苦労。


朝飯の準備やら撤収で忙しそうなテントの横を抜けて5:30にテン場を出発。


早起きしたのでここの出発は自分が1番目だった。


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朝日を浴びながらゆっくりテン場の裏手を登っていく。


今日も予報では晴天となっていた。


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斜面途中で見下ろした五色ヶ原のテン場。


背後には薄っすらガスのかかった黒部の谷を隔てて船窪、七倉、蓮華の山々の


シルエットが朝日に浮かび上がる。


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残雪が朝日を浴びて白く輝いているようだった。


針ノ木の大きな山塊もこれからは小さくなっていくので、その姿を目に焼き付ける。


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鳶山まで登るとピークからは今日歩いていく縦走路が一望出来た。


薬師に向かって延びているこのトレイルを歩けるんだと考えると改めてワクワクする。


こうやって薬師を眺めながら歩きたかったんだ。


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右手に視線を移すと富山平野側も雲ひとつ無い青空が広がり富山湾から


能登に続く海岸線もくっきりと見えた。


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一日ずっと薬師を眺めながら歩けると思うとワクワクする。


今日は薬師の手前の鞍部のスゴ乗越までで、薬師は明日登る予定。


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のんびり景色を眺めながら歩いていたので早速テン場を後から出た人に


追い抜かれてしまった。


この方とは太郎平まで同一日程でテン場でもよく顔をあわせたし、こんな風に


毎日追い抜かれることになる。


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鳶山のピークからは暫く下りが続く。


久々の重い荷物を背負っての下りは神経を使う。


足底のグリップに意識を集中し膝、腿、腰を踏ん張りながらゆっくり足を運ぶ。

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画像中央の辺りのコルまで下ると越中沢岳に向かって緩やかな登りとなる。


ハイマツ帯の中に延びるトレイルを気持ちよく歩いていく。


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越中沢岳への登りで下ってきた鳶山を振り返る。


五色ヶ原は山に隠れ右手奥に立山が見える。


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越中沢岳への登りは草原が広がる気持ちいい斜面でチングルマのお花畑が


所々に点在していた。


照りつける日差しの強さも相まって汗を噴出しながらエッチラオッチラ登って行く。


今日も晴天の下、夏山らしい山旅になりそうだった。

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ところが、そう思った途端に富山側から雲が湧いてきた。


さっきまで見えていた富山平野や立山の山並みは一気に隠れてしまった。


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まだ午前中だし雲が流れただけだと思っていたら越中沢岳のピークに着く頃には


ガスがますます濃くなってしまった。


ここかはら薬師岳が真正面に見えるはずだったんだけど眺望は諦めて


行動食を食べると先を急いだ。


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越中沢岳からはスゴの頭の手前までは一気に下る。


個人的には今回の縦走ルートの中でこの日が最も苦労した印象がある。



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スゴ乗越までは高低差の大きな下りが延々と続くんだけどザレ気味で砂地と石の斜面は


足場が不安定でこの重荷だとちょっとバランスを崩したら一気に谷底まで滑落してしまう。


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昭文社の登山マップでは「急坂」とのみ表記はされているけどルート上に次々と現れる


クサリ場とロープにも苦労した。


三点支持を強く意識して何とかクリアしたけど場所によってはホールドに手が届かなくて


ロープに身を任せたような箇所もあった。


縦走の重荷を背負ってだと下りでもこの始末なので逆行程で登る自信はなかった。


まして雨天で歩こうという気にはならない。


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泣きが入りながら下り続け、スゴの頭を過ぎたあたりからようやく樹林帯の下りに落ち着く。


途中で追い抜かれた外人夫婦にスゴ乗越で追いついた所で最後の休憩を取る。


この日は結局朝からテン場までザックを背中から一度も下ろすことが無かった。


落ち着いて長い時間休憩しなかったこともあるけど下ろしたザックを背負い直す労力を考えると


下ろす気になれなかった。


ルートが厳しくガスっていて精神的に余裕がなかったことも否めなかった。


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この日の目的地、スゴ乗越のテン場に到着したのは5時過ぎだった。


行動時間は12時間近くなりコースプロフィールの倍近くという恐ろしいものになった。


とにかく「忍」の一文字に尽きる一日だった。


「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪

     (中略)

後から来たのに追い越され~♪ 泣くのが嫌ならさー歩け~♪」


水戸黄門の主題歌を口ずさみながら自らの今の姿を受け入れるように歩みを進めた。





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スゴ乗越のテン場ではお隣のテントのフランス人の兄ちゃんと会話を交わし


日没までの時間を過ごした。


五色ヶ原で朝陽に染まっていた赤牛岳が谷を隔ててすぐ間近なものになっていた。


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テン場の受付をしたスゴ乗越小屋はこじんまりしているけど綺麗な小屋だった。


湧き水で冷やされたビールとジュースを仕入れ、この後テントで今日の反省飲みとなる。


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夕暮れとなると雲は晴れて、今日越えてきた越中沢岳とスゴノ頭がようやく姿を現してくれた。


疲れた身体にガソリン補給するようにキンキンに冷えたビールを喉に流し込むのであった。


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鬼の足音

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恐らく生まれて初めて手にしたミステリー作品。


読んでいるだけで気分が重苦しくなる。


イマドキのミステリーはとっても怖い。

カッコウの卵は誰のもの

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初めて手にした東野圭吾の作品。


カッコウの託卵をスポーツ遺伝子、血縁になぞらえた話で読み応えがあった。


読みすすめていくにつれてのめり込んでいくような気分。


この作者の本がドラマ、映画の原作で引っ張りだこなのがわかる気がした。


でも、映像化するより文字で読んだ方が遥に面白いとは思う。



走り初め

今年は年始から雪がドッサリ降ったのでスキーとジム通いが中心の生活が続いていたけど


2月も下旬になって雪も解けそろそろチャリの季節と思っていた。


ここ数日、車で走っていても陽気に誘われ走り始めたチャリやバイクを良く見かけたもんだから


ウズウズしてしまいチャリを引っ張り出しオーバーホールしていつでも走れるよう準備はしていた。


そして週末、予報どうりピーカン空だったので昼前から西の方へ走り初めに。


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空の青さに残雪の伊吹山が映えて眩しいくらいの晴天なんだけど空気が切るような冷たさ。


ウインドブレークジャケットにベストを羽織ってちょうどいいくらい。


西風が強くて琵琶湖までは足を伸ばす気にもならず伊吹山麓の定番コースを流すことに。


ちょっと走り初めなので足慣らしのつもりで出掛けたけど体が暖まってくると物足りなくなり


山麓をもう一周して帰宅となった。


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エントリーしている伊吹山ヒルクライムまで1ヵ月弱となったので暫くはチャリ中心の生活


に移行して修行に励みたい。





DST 52.59km

TIME 2:26:44

AVE 21.5km/h

スキー 3本目

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中3週間開いて今年3回目の国見へ。


自宅のあたりは雪が幾分溶けてきたけどゲレンデには薄っすら新雪でまだまだ雪は一杯で


積雪260cmというコンディション。


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とはいえ春も近づき晴天が何日か続いたのでいつも滑るコースの上部はアイスバーン。


左の上級コースの雪質が一番良かったので交互にコースを滑り分け足を慣らしてゆく。


雪質の変化に苦労しつつも何とか後半に入ってターンの感覚をつかめたようだった。


やはりアイスバーンでのポジションとターンコントロールが課題になりそう。


今日もリフト終了までノンストップで滑ってしまったけど久々に足腰がガクガクになってしまった。


まだ雪は多いのであと一回は滑りに行きたい。

ケーキな日

寒いと普段以上に甘いものが食べたくなる。


最近では隣町にも小粋なスイーツの店が何件か出店するようになった。


店のショーウインドゥを覗いてみるとさすがプロが作ったもので見るからに美味しそう


なんだけどちっちゃい割りに値がはる。


ワンホールのケーキをまるまる心ゆくまで食べたい気分だったので作ってしまった。


幸い家にオーブンとミキサーがあったのでケーキ型を姉に借りてやってみたけど案外簡単だった。


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こちらはガトーショコラもどきで秋に収穫したサツマイモの残りをカットして入れてみた。


しっとりとした食感はクセになりそうだけどバターの使用量を考えると健康の為に


1日1カット以上は食べる気がしない。

レシピはこちら→ポチっとな


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こちらはパンプキンのチーズケーキもどき。


レシピだとサツマイモなんかを練りこんでいるけど秋のカボチャの残りを


そろそろ消費しないといけないのでアレンジしてしまった。


こちらは程よい甘さでカボチャの食感が強くてケーキというより舟和の芋羊羹を


思い出す。

レシピはこちら→ポチっとな


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アフターダーク

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久々の村上春樹。


「空気感というか感覚的なこと、記憶の断片のようなものを文字にして繫ぎ合せた」


この人の本を読むとそんな感想をいつも持つ。


あと、個人的には姉と接する時間を大切にしようと思った。

初めての山へ六十年後に




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以前から気になっていた本多勝一さんの本をようやく読んだ。


多才な方で研究関係などいろんなジャンルのものを書かれているようだけど


この方の山関係の本に興味があった。


今回読んだ本はタイトル通り「昔、若き日に登った思い出の山に老いてから登り、感じたこと」


を味わい深く書かれている。


「いつかもう一度登りに来たいなぁ」と感じるいい山には幾度か出会った。


山国育ちなので山は身近な存在だったけど老いて足腰が弱る前に再び登りたい山とは


自分にとってどの山だろうと考えてみた。


手近なとこでは伊吹山、高校生の時に家族で登り登山に目覚めた木曽駒と白馬岳。


大学時代に凍えながら登った雪の宮之浦岳も思い出深い。


そうそう利尻岳とか羅臼岳とか北海道の山も開放的で良かったなぁ。


幼い頃から登った山をつらつらと思い返してみると結構いろんな山との出会いがあったなぁ


と自分でも思う。


まだまだ足腰は強いので今年もいい山との出会いを重ねてゆこうと思う。

スキー 2本目

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前回の初滑りでのパウダースノーが忘れられず二週間空けて今年2回目の国見へ。


昨夜からの雪が薄っすらと積もり今日もなかなかのバーンコンディション。


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気持ちよく滑り始めたはいいが日中もずっと横殴りの吹雪で凍えながらリフトに乗り滑り続けた。


こういう良い雪質だと小回りから大回りまでコントロールしたターンを描ける。


今年はいつまでこの雪質が続いてくれるんだろう?


今日もリフト終了までノンストップで滑り続けてしまい身体の芯まで冷え切って帰宅。