バルバトスでは、ビーチやマリンスポーツの他に、観光名所が結構ある。幾つかの資料館があるけれど、うちの旦那はそういった事に興味がなく、今回の旅行の観光地巡りでは、二つの洞窟に行きたいと、訪問を予定した。他にも植物園や野生動物の保護施設などもあるけれど、植物も動物にも、そこまで興味のない我々は、洞窟巡りをする事にした(私は、進んで洞窟に行きたいと思う人ではないけれど、行きたくないと言う程でもない)

一つめの洞窟は、ハリソンズ鍾乳洞。国立公園の様な印象を持ったのだけど、商業施設として、歩いて回るツアーやトラムに乗って回るツアー等があり、敷地内にはアスレチックやジップラインもあった。体を動かすことを億劫がる旦那が選んだのは、トラムツアーだった。

トラムに乗る前に小さな資料館に案内されたのだけど、そこでヘアネットを渡された。人間の髪の毛が落ちて鍾乳洞内を汚すのを防止しているらしい。


資料館内にあるミニシアターで、バルバトス島の成り立ちについてのショートビデオを見てから、トラムに乗り込んだ。鍾乳洞内に人の痕跡残るのをとても気にしているのかと思ったら、トラムの通る道はしっかり、綺麗に舗装されていて、随分人の手が入っている。


所々で、トラムから降りられる所もあり、鍾乳洞は真っ白の白い柱や壁は、とても綺麗だった。鍾乳洞内には幾つもの池があり、小さな小川が沢山流れていた。水は透明で、とても美味しそうだった。


鍾乳洞でのトラムツアーを終えた後は、次の洞窟がある島の北の端を目指して、車を進めた。

バルバトスでは島の東海岸は大西洋に面していて、荒い海が続いて、大西洋とカリブ海が出合っていて、それは、島の北端でも同じ。そんな荒波に崖が削られて出来たのが、アニマルフラワー洞窟だった。洞窟自体は大きくないのだけど、洞窟の壁がぽっかりと空いていて、大海原が見える。洞窟の中には大きな水たまりがあり、泳ぐことが出来る。ここでは、映画やミュージックビデオの撮影等も行われたらしい。



 

バルバトスでの三日目は、スキューバダイビングの二日目となった。

 

朝一番の集合時間にダイブショップに集合、ギアを借り出して、試着などをすませりしていると、ボートに乗り込む時間となった。昨日と同じボートに乗るのかと思ったら、小さな漁船の様な船で行くと知らされた。又もや、腰の上辺りまでの深さまで海に浸かりながら船まで辿り着き、船によじ登った。船はグングンと沖に出ていき、バンバンと波に当たるり、水飛沫を被ったけれど、思いの外、水が暖かくて、少々、驚いた。

 

船に乗るのは10~15分位だと言われていように、直ぐにダイブサイトに到着した。ギアのセットアップも、今回は楽々、昨日は立った位置から飛び込んだのだけど、今回は、座って後ろにひっくり返るスタイル。このスタイルは一年半前のガラパゴスで、何度もやったので、お手のもの、しかし水中に降りようとすると、中々進まない。前日はちょっと沈みぎみで、BCDに少々空気を入れた状態で潜っていたので、錘を少々減らしたので、軽すぎるのではと、インストラクターにSOSを発信、しかし中々意味が伝わらず「困った」と思っていると、海底に辿り着いていた。重さはちょうど良く、下降していたのだけど、何も目標のない海を見ていたので、沈んでいたのに気が付かなかった様だ。インストラクターは、私がちゃんと沈んで来ていたので、私が錘についてSOSを出していたとは思いもしなかったのだろう。無事に潜れたので、OKサインをだしダイブ開始となった。

 

同じ船に乗り込んだのは、自分にギアを持ち込んでいる、いかにもダイブが出来そうな二人と、旦那と私(と船長さんとインストラクター)のみ、私は迷子になりたくないので、インストラクターに引っ付いて行ったけれど、他の人達はインストラクターから結構離れた所であっちに行ったり、こっちに行ったり。インストラクターからは、見えないほど遠くにはいかない様にと言われていたけれど、そのギリギリで潜っていた様だ。でも、私もダイブしているうちに、段々にあちこちキョロキョロとする余裕も出て来た。タンクの中のエアが1000位になり、こまめにチェックをしつつ low on air サインを出すタイミングを計らなければと思ったところで、インストラクターから、上昇サインが出て、船に上がった。

 

バルバトスでは6月から台風のシーズンだそうで、結構風が強く、海面に浮かんでいると波に揉まれる。船から垂らされたロープに捕まり、船に上がる順番待ちをしていると、私の前にいた旦那が「カメラを落とした」と言う。カメラは重いので、そのまま海底に消えてしまった。カメラは浮き輪付きのストラップに付いていたのだけど、波に揉まれている時に、ロープに引っ掛かり、留め具が外れてしまったらしい。残念だけど、仕方がない。一つ幸いだったのは、前日までの、海中の写真はホテルで、コンピュータに落としてあったことだった。

 

二日目のダイブでは、二本潜る予定で、船の上でお茶を飲んだりしていたら、直ぐに次のダイブサイトについた。2ダイブ目にもぐるには、少々早かったの、船の上で休んでいると。旦那が船酔いになり、ゲーゲーしはじめた。今回のダイブでは船に乗っている時間は比較的短いと酔い止めを飲まなかったのがまずかったらしい。乗り物酔いが酷いはずの私は、全く大丈夫で、自分と旦那のエアタンク替えをすると、潜っても問題ない時間になったので、船酔いしている旦那から最初に飛び込む事になった。慣れて来たとはいえ、私はよちよち歩きの子供ダイバーなので、支度をしている間に他の人々もどんどん、海に飛び込んで行き、結局、私は最後だった。

 

2回目のダイブでは1回目の様なトラブルはなく、スムーズにダイブに入った。1回目のダイブよりも、慣れて来た感じがあった私は、だんだんに安心してインストラクターから離れて、

お魚さんを追いかけたり、前日とは違う難破船に近づいて見たり出来る様になった。それでも、勿論、私がインストラクターに一番近い所を泳いでいたけど。所々で、回転して、海面方向に視線を向けると、自分の上に光の中で泳いでいる魚がいたりして「これぞダイビング」といった経験ができた。二度目のダイブも、そろそろLow on air サインを出す準備をと思っている所で、上昇する事になった。

 

二度目のダイブでは、視界もは今迄で一番良く、海底まで光が届き、色々な魚が見れたのに、カメラを無くしてしまっていたのは残念だった。2回目ダイブの後は、あっという間に出発点に戻って来た。帰りがけにダイブショップの人から「明日もダイビングしませんか」と営業トークをされたけど、私も旦那も2日のダイブで満足で、今回の旅でのダイブは二日で終了する事にした。


今回のバルバトスでの夏のバカンス目玉は、スキューバダイビング。最近は、何でもネットで探して、予約迄出来るので、出発前にダイブショップを探し、ツアーの申し込みをしておいた。二日は潜りたいと色々なツアーオプションを探すと、一年以上潜ってない人には無料のダイビング復習コースを受けてくれ、とある。私は2023年秋にガラパゴスへ行く前に復習コースはとっておいたので、自分的にはいらない様な気がしたけれど、最後のダイビングの日付を記入しなければならず、その日付は一年半前になるので、旦那共々、復習コースを取る事にした。

復習コースでは、器具のセットアップの仕方(今迄は、ツアーの人がしてくれていたので、すっかり忘れていた)や、最低限の知識と技術について講習を受ける。講習は近くのリゾートホテルのプールで行われ、ギアを着けて実際に潜る。受講者は我々も入れて5人。今迄のコースやダイビングツアーでは、私は初心者の一番下手っぴいだったのだけど、全ての項目を難なくクリアー、インストラクターは、私よりも戸惑っていた二人の生徒にかかりっきりになり、私は劣等生を卒業したのだった。

皆がそれなりに出来る様になり、一本目のダイブへ行く為に船に乗り込んだ。この船も、桟橋ではなく、ビーチに横付けされているので、船迄ギア等を担いで持っていく。船が停泊しているの辺りでは水深は胸元辺りまであり、そこからグラグラと安定感のない梯子を登るのが大変だった。そして、船の上で、ギアのセットアップをする様にと指示を受けた。復習コースを受講していなかったら、右往左往するところだった。受講して良かった。


船の発着場所は、昨日、スノーケルをした難破船エリアだった。それを知っていたら、前日にスノーケルはいかなかったのだけど、それは後の祭り。

一年半前の前回のスキューバでは、恐々だったのだけど、今回は、しっかりと潜る事が出来た。今迄は、泳いでいると、どんどん浮上してしまっていったのだけど、今回はそんな事はなかった。腰に付けたおもりの重さがちょうどよかったのかもしれない。


昨日とほぼ同じ場所とはいえ、海面から覗き込むだけのスノーケル(私はスノーケルでは、潜れない)と海中に入るのとは大違い。難破船とその周辺を泳ぐお魚さん達を間近で見る事が出来た。ツアーの人が、遠くの方に亀も見たと言っていたけれど、視界が余りよくなく、私は見れなかった。

この日は、プールでの講習があったので、一本でダイブは終了。でも、ダイブするのにも慣れて来て、泳いで行きたい方向に泳いでいける様になったのは、すごい進歩だし、ダイビング自体を楽しめる様になって来た。

バルバトスでの一日目は、カーライルビーチへと繰り出した。

ビーチ沿いには、海の家が何軒かあり、そのあたりにはマリンスポーツの勧誘の看板が幾つもあった。このビーチの沖には難破船が沈んでいる(後で魚を呼び込む為に沈めたと聞いた)難破船まで達するには船で沖まで出なくてはならないだろうとスノーケルツアーに行こうかと思案していたら、客引きのお兄ちゃんに捕まり、流れる様にツアー代金お支払いとなった。

船が来る迄は20分ほどだと言われたけれど、30から40分位は待つ羽目になった。やっと、前のツアーを終えて帰って来た船は、桟橋(ビーチにはない)ではなく、ビーチに直接、梯子を下ろし、そこから乗り降りする。


船は数分で目的地に到着。順番に海に飛び込んだ。

こういったスノーケルツアーでは、ライフジャケットを着ける人も多い。私も一応、ライフジャケットを着て飛び込んだけれど、海に浮かぶのに慣れてきたら、ジャケットを脱ぎ、ビート板代わりとした(ライフジャケットを着けていると体が浮すぎて、泳ぎづらい)


難破船の周りにはお魚さん達が泳いでいる。そして、その中をスイスイと海亀さんが泳ぐ。この亀は、人間慣れしているのだろう、ちょっと手を伸ばせば触れる位近くまで来る。亀には触らない様にと注意をうけていたので、私は亀を避けつつ泳いだのだけど、亀の方が泳ぎは上手いのだから、亀に避けて貰う事にした。亀の方からぶつかって来たら、それはそれで構わないだろうと思う事にした。


水温は、暖かいという程ではなかったけれど、ツーピースのお腹が出ている水着でも、寒くはなかった。

今回の旅の宿泊先は、キッチン付きのタイムシェアなので、帰宅途中で、スーパーへ買い出しに行った。しっかり運動したあとで、がっつりとステーキを食べたい気分だったのだけど、牛肉は小さい島国では手に入りづらいのか、ちょうど良さそうな切り身がなく、豚で代用した。(家から持参した)塩胡椒とバターだけで焼いた。肉汁と(こちらも家から持参した)お醤油やケチャップと混ぜてグレービーソースも作ったら、何とも美味しい物ができた。



今年の夏の旅行はカリビアンにある島国、バルバトスにした。昨年は、同じカリビアンにあるバハマに秋に行った。常夏だと思っていたので秋でも、十分暑いだろうと思っていたのだけど、北の端にあったバハマは、もう涼しくて、スノーケルの為に海に入ると、水が冷たいくらいだった。カリビアンでも南部に位置するバルバトスの気候は常夏だと思ったけれど、昨年の二の舞をするのは嫌なので、確実に夏であろう6月にしたのだった。

南カリフォルニアからは、東海岸まで夜行の飛行機に乗り、そこから国際線に乗り換え数時間、バルバトス空港に降り立った。


空港ではターミナル直結のブリッジではなく、タラップで飛行機から降りると、蒸し暑い空気に出迎えられ、南国へ来た感がしっかりする。

ネット情報では到着前にウェブで入国審査や税関の申請をしておくようとあったので、出発の前日に手続きを済ませておいた。でも、手続きを済ませずに到着する人も多いようで、ターミナルには沢山のセルフキオスクが並んでいた。事前に手続きを済ませて来た人達が並ぶ列は進みが遅く「ちゃんと手続き済ませて来た人の方が損してる」とぼやいている人もいた。そして、入国審査では、手続き終了のQRコードを、審査官は見もしない。税関用ですというQRコードも貰っていたけれど「申告物なし」のレーンには係員さえいなかった。

到着初日は、特にツアーなどの予定は入れず、ユネスコ無形文化遺産だかに指定されているダブリッジタウンへ行ったけれど、ちょっとゴミゴミした、現地の人が安物目指してやって来る通りがある程度だった。

でも、ブリッジタウン近くにあるカーライルビーチでは、カリビアン海らしい白い砂浜と緑、青い海が広がっていた。