私は、元々なんでも知りたがりで、直ぐにあれこれと考えてしまう。そして、不思議に思うと直ぐに「なんで?」と質問する(人に尋ねる時もあるし、最近ではネットサーチもする)良く、自分のことを「五歳児の様に、なんでもかんでも『なぜ?』を連発する」と言っているけれど、私のピアノ教室にレッスンに来ている、本当の五歳児(や他の年齢の子供達)も、よく「なんで?」という質問をする。
「なんで?」と聞かれても、「知らない」と言わなければいけない時がある。例えば、「この色は青色だよね」と言うと「なんでこの色を青って呼ぶの?」と聞かれると、「なぜだかはしらない、でも、誰かがそう決めたから」という答えしか出来ない。まあ、こういった種類の質問をしてくる時の子供は、本当に「なぜ?」と答えが欲しいわけでなく、目の前の課題から逃げている時なのだけど、真剣な質問をしてくる子には、しっかりと答えてあげたいと思っている。
そんな、子供達とのやり取りで、しっかりとした答えをしたいのだけど、自分では答えが見つからくて、周りの人に聞いても良い答えが返ってこない質問がある。こういう質問のことを、英語では burning question(燃えている問題)という。Burning とは燃えているという以外にも、ヒリヒリする感覚のこともBurning というので、ピリピリ、ヒリヒリするくらい答えが欲しい問題といったところだろうか。
その質問は「ピアノを弾く時に、なぜ拍を数えなければいけないのか」という質問。
この質問をしてくる子供は皆、私が口を酸っぱくして「ちゃんと拍を数えて」というのを「ウザい」と思っていたり、拍を取るのが面倒だったりする子供達なのだけど、その子達が納得できる答えを返したい。
長い間、音楽をやっている我々や、ピアノレッスンを取ってみようというような大人にとっては、ピアノを弾きながら拍を取るのは「当たり前」なのだけど、私は「当たり前だから」とか「そういうものだから」というのは答えにならないと感じる。
私の周りにいる、音楽をやる仲間に聞いてみると、確かにそうなんだけど、、という答えをくれるのだけど、拍を数えるを面倒くさがる子供達を納得させるだけの答えが見つかっていない。
例えば、「拍を取らないと、他のパートのずれてきてしまう」と、アマオケの友人は言うけれど、子供には「私は他の人とは一緒には弾かないから、拍を取る必要はないよね」と言い換え返されてしまうだろう。
他にも、私が考えたり、他の方から教えてもらった答えだと、同じような反論にあってしまう。
「拍を取っていないで演奏された曲は聞くに堪えない」
⇒「私は、演奏を誰かに聞かせるわけではないから、拍を取る必要はない」
「リズムのセンスを養う為に、拍を取るのは必要」
⇒ この質問をしてくる子は、勝手なリズムで弾きたいので、なぜ拍を取ったリズムで弾く必要があるのかという問いの答えになっていない。
誰か、子供達を納得させる答えを持っている方はいないだろうか。



