前回のバイオリンレッスンで、課題曲のガボットがようやく合格になり、次の課題曲は、ザイツの学生協奏曲第五番となった。課題曲は、基本的に先生が選んでいるのだけど、この曲をやりましょうと言われた後に、先生が楽譜を送ってくれた。

 

楽譜は二ページ位で、第一印象は「長い」だった。最近は3ページとか4ページの曲に取り組んだこともあったし、それと比べれば短いのかもしれないけど、何故か、丸々1ページ以上の曲をみると、いつも「長い」と感じてしまう。しかし、実際に練習に取り掛かると、譜読みはすらすらと進み、一度、最初から最後まで弾いてみると「思ったより短い」と印象は変わった。

 

それでも、ダラダラと練習していたらきりがないので、テーマとか、繋ぎの部分とか、楽曲を分析して、どのあたりから攻略して行こうかなどと考えてた。でも、次のレッスンまでは、それぞれの箇所を全て弾き込んでいくことは不可能なので、どこの箇所もとりあえず、音、リズムとボウイングを見た程度で、次のレッスンとなった。

 

この曲をみてもらうのが初めてのレッスンでは、とりあえず、現状チェックを兼ねて、最初から最後まで通して弾いてみることになった。この曲では主題とはかけ離れた、三連符でのメロディーや、最後には16分音符が続く個所がある。そこでは「テンポがグンと落ちます」と前置きをしてから、一通り弾いた(それ以外にも、止まって弾き直したり箇所はある)

 

さて、一度先生に、全体の感じを見てもらって、今度は少しづ見てもらうのだけど、今回のNGはことごとく「フレーズが切れている」だった。そして、そのフレーズ切れが起こるのは、ことごとく、スラーとスラーの切れ目だった。バイオリンだと、スラーとスラーの切れ目はボウイングの切り替えしなのだけど、どうしてもピアノの楽譜のスラーのフレーズを表しているという概念で見てしまう私は、スラーの切れ目はフレーズの切れ目という呼吸使いをしてしまう。

 

幾つか違う楽器をやっていると、それぞれで応用できることもあるけれど、それがかえってあだになってしまうこともある。ああ、難しい。

 

二カ月ほど前に、自宅でワンコを預かるデイケアやお泊り保育を始めて以来、何故か庭に蚊が大量に発生するようになってしまった。今までは、数時間、庭で過ごしても蚊に刺されることは余りなかったのだけど、今では、10~20分も庭にいると、数か所、刺されるのが普通になってしまった。そして、庭にいる蚊の数が増えたからなのか、家の中でも常に蚊がいる様になってしまった。窓には網戸が付いているので、何故、家の中に蚊が入って来るのか不思議だった(理由は後ほど判明)

 

しかし、とりあえずは蚊対策だと、庭で少々時間を過ごすときには、肌が露出している手足に虫よけスプレーをかけ、家の中では、蚊取り線香を焚いておくことにした。アメリカには、何故か日本ほど、蚊対策の商品(煙が出ない蚊取りマット等)があまりなく、昔ながらの緑の螺旋状の蚊取り線香が一番よく効く。

 

しかし、困るのは、我が家はオープンフロアプランで、だだっ広く部屋が続いているので、蚊取り線香を一つ付けたくらいだと、家じゅうでは効かず、私が過ごしている部屋(リビングとか寝室とか)を移動する度に蚊取り線香を持ち運ばないといけない。そして、冷房を入れるほどは暑くないので、窓を開けて外から風を入れていると、蚊取り線香の効力はどんどん薄れてしまい、蚊取り線香の付近にいる時は刺されなくても、ちょっと、隣の部屋に行っただけで、刺されたりする。

 

そして、先日は、蚊が数匹、ピアノの部屋に入ってきてしまった。ピアノの部屋は湿気対策のため、ビニール製のカーテンで仕切っているのだけど、カーテンの隙間から部屋に入り、出て行かなくなってしまった。そこで、蚊取り線香をピアノの部屋に持ち込み、炊きづづけると、今度は部屋が煙っぽくなり、ちょっと焦げたような匂いもする。私は、個人的には蚊取り線香の匂いは好きなので、気にならないのだけど、レッスンに来た子供たちは「煙っぽい」「くさい」と、言いたい放題(子供なので容赦ない)

 

そんな、子供の一人が、家に入ってくる蚊は、だいたいドアの辺りから入ってくるので、そこに蚊取り線香を置いておくと家の中全体が「蚊フリーゾーン」になるという(親御さんから教わったらしい)

 

私は、家の中の風通しを良くするために、裏庭に続くパティオドアを開けていて、一応、網戸は閉めているけれど、締りが悪く、所々に隙間があるので、蚊が入ってこれるスペースが沢山ある。そして、気が付いたのが、ワンコ達の世話をするために、今までよりもずっと頻繁に庭と家の中を往復するようになり、その流れで、パティオドアや網戸を開け閉めする回数が、以前の何十倍にもなっていることに気が付いた。家の中に蚊が多く入ってきてしまっていたのは、その辺りに原因があったらしい。

 

そこで、パティオに続く網戸の前に蚊取り線香を移動すると、今まで、家の中の蚊に悩んでいたことが嘘の様に、家の中で蚊に刺されることがなくなった。

 

 

網戸の内側に、蚊取り線香の煙が見えないカーテンを作り、蚊の侵入を防いでいるようだ。

 

家の中に蚊が入ってきてしまう問題は解決したけれど、一日中、蚊取り線香を焚いていると、やはり家じゅうが煙っぽくなる。ちょうど、旦那が日本に出張中で、数日後に帰宅予定だったので、日本の無臭、無煙の蚊取り電気式蚊取り器を買ってくるように指示を出した。

 

私が、最後に日本で夏を過ごしたのは(今年の7月に旅行に行ったのを除けば)もう、35年以上前になる。そのころは、電気式蚊取りマットが出始めたころで、マットを数時間ごとに変えたり、機械が熱くなってしまったりしていたけれど、旦那が買って来たのは、数か月、マット(カートリッジ?)を変えなくてよいという商品で、夏の終わりまで、取り換えなしで快適に過ごせそうだ。流石に、日本の商品は使い勝手が良い。

 

 

 

一年以上前に予約を入れ、手付金を払った南極でのクルーズツアーでは、出発の6か月前までに残金の支払いをすることになっていて、振り込みのお願いのお知らせが届いた。そのお知らせと一緒に、このツアー会社では、ツアー客とのコミュニケーションに、ネット上のポータルを作っていて、それぞれのツアー客の個人口座を作成したので、そちらにログインして、旅行についての詳しい情報を見て置くようにと指示があった。情報は、出発までに見て置けばよいという事だったけれど、今、見ておかないと忘れてしまいそうなので、早速、自分のアカウントにログインした。

 

さて、ログインの画面に行き、ツアー会社からもらったログインIDとパスワードを入力すると、英語のページにするか、中国語で読むかを選択できるようになっていた。世界中からツアー客が来るのだろうから、英語で情報を発することは腑に落ちる。しかし、ツアー会社のあるチリの公用語であるスペイン語はなく、英語と中国語の二択だったのには、少々驚いた(でも、ツアーで使用できる(スタッフが話す)言語は、たしか英語とスペイン語だったと思う)

 

そして、実際にポータルに入り、そこにある案内ビデオを見てみると、音声での解説は英語でされているのだけど、中国語の字幕が入っている。そして、15分程度の動画を見終わり、そのほかの書類を見始めると、ウェブサイトに使われている写真の内の一枚で、ツアー客を思われる人が、南極を巡る(小さな)クルーズ船の中と思われるところで、講義のようなものを聞いている写真があった(現地では、その日に上陸する場所や、見どころや、注意点について、船の中で説明があるというそうだ)そして、その写真に写っていたのが、結構の数の中国人らしき人達だった。

 

さて、このツアー会社のツアーには中国人の方が沢山参加されるのだろうと思っていた所に、再度、ツアー会社からメイルが届き、来月(ツアーは南極の夏の11月頃から、3月頃までしか行っていないので、来月はツアーシーズン開始の直前となる)今年度のツアーに参加する人向けのテレビ会議を行うという。たった一度の会議だと世界中に散らばったツアー客の在住地との時差の関係があるのだろう、チリ時間の朝と夕方の二回行うそうで、どちらでも参加しやすい方に参加を進められた。会議の時間の案内は、アメリカ西海岸、東海岸、イギリス、インドの現地時間が記されていた。

 

それは、親切で助かるのだけど、ツアー参加者は中国人が多いと思っていた私は「あれ?中国時間は記さないのかな?」と思ってしまった。そして、イギリス時間というのは、ヨーロッパの人は、そこから計算するのかなと思ったけれど、インドというのは何なのだろうか。今シーズンはインドからのツアー客さんも多いのだろうか。

家のピアノは、南カリフォルニアの比較的温暖で、カラリとした気候で甘やかされているせいか、少しでも湿度が高くなると、機嫌が悪くなり、鍵盤の具合が悪くなったり、音がおかしくなったりするので、ピアノの部屋で除湿器を付けることにした。すると、部屋の湿度は下がるのだけど、除湿器は、結構な熱を発するので、部屋の温度が30度以上になってしまう。流石に、その温度の中でピアノを弾くのはつらいので、取り外し可能のエアコンも購入する羽目になった(それは、数年前のこと)

 

この、設備自体は、とてもよく機能していたのだけど、取り外し可能のエアコンはとても音がうるさい。私自身がピアノを弾く時は気にならないのだけど、エアコンをつけたままレッスンをするのは無理な位、うるさい。それにピアノの部屋には、あまりスペース的な余裕がなく、エアコンの修理に(空気を取り込んだり、出したりするのに必要な)スペースが取れる場所に置くと、生徒の座る椅子にぶつかってしまう位に近くなってしまう。

 

除湿器とエアコンのセットを取り付けたころは、生徒は数人で、レッスンの間にはエアコンを消していても、ちょっと暑いの我慢すればよかったのだけど、生徒が増えた現在では、午後2時から7時頃まで、ぶっ続けでレッスンをする日もあり、その間中にエアコンを消しておくのは、流石につらい。

 

そこで、思い切って設備投資をし、日本のお宅にあるようなクーラーをつけた。


 

アメリカでは、セントラルヒーティング、エアと言って、暖房も冷房も家中に一辺にかける設備の方が一般的で、日本で使われているエアコンは、ここ数年、広まり始めてきただけ(日本式エアコンは、セントラルシステムよりも、設置費用は安く済むし、省エネ)我が家もセントラルのシステムはあるのだけど、ピアノの部屋だけの為に家中に暖房や、冷房を入れるのはもったいない(ピアノを弾いていない時は、30度程度の気温でも、空気が乾燥しているので、窓を開けていれば全く問題がなく、家じゅうのエアコンが必要になるのは、年に数日、あっても20日はない)

 

日本式エアコンでは、色々なメーカーの物が出ているそうだけど、やはり日本製の方が性能が良いとのことで、富〇通製を進められて、勧めに従った。この機種には、暖房、冷房、除湿の機能が付いているのだけど、除湿をするのには、設定温度を低くしないと機能しないそうで(私にとっては)凍えるほど、部屋が冷たくなっても、湿度は65%位にしか達しない。このエアコンを設置してもらう前は、これ一台で除湿も、冷房も出来ると思っていたのだけど、除湿に関しては、除湿器を回した方がよさそうだ。それでも、除湿器で上がってしまった部屋の温度を下げるのに、エアコンをつけると、とても快適(私は、寒がりなので、部屋の温度も27度くらいまでにしかしないので、ほんの数度下げるのみでよい)流石、日本製の器械は静かで、本当についているのかと疑ってしまうこともあるくらい。

 

少々、設備費用は掛かったけれど、現在のピアノ教室からの収入から見ると、そこまで「高い」という感じではない。それに、日本式エアコンは、エコだと、カリフォルニア州が推奨しているそうで、税制優遇措置があり、実際の工事費用より、20万程安い計算になるそうだ。そして、今まで使っていた、取り外し可能のエアコンは、西日の当たる寝室に動かした(家の旦那は、ちょっと暑いだけで「夜眠れないくらい暑い」と文句を言うので、そういう時には、このエアコンで、寝室の温度だけを下げ、早寝の旦那が眠った後に、エアコンを切り、窓をあければよい)

 

先日、いつものジャズのクラスの先生がお休みした時、学校のピアノプログラムのトップの部長先生が代理として教鞭をとった。その先生は、クラシック肌の先生なので、ジャズのクラスではなく、楽譜の読み方の基礎を教えていたので、私は途中で退室(ビデオ会議だった)した。しかし、クラスの最初に、学校でオファーしている他のピアノクラスの紹介をしていた。

 

それは、普通のクラシック肌のグループクラスで、最初は楽譜の読み方も知らない、ピアノにも触ったことがない、という人が取るようなクラスで、レベルは1~6くらいまである。アメリカでレベル6というと、ブルグミュラーのレベルになるので、私は特に興味はなかったけれど、これらのクラスの他にも、週に一度、ピアノクリニックを、月に一度公開クラスを行っているので、皆さん来てくださいと言っていた。外部の人にはオファーされていないクラスなので、生徒たちのピアノレベルは初級から中級だろうけど、他の先生がどういう指導を行うのを見学するのは、勉強になるだろうと、一度、どういう感じか様子を見に行くっことにした。

 

さて、週一のクリニックへ出向いてみると、5~6人の出席者がいた。そして、このクリニックでは、出席者が(基本)全員、オンラインのグループクラスで取り組んでいる曲を対面で、一人一人先生に見てもらうという方式だった。出席者は全員、ピアノ初心者で、私には、場違いな気もしたのだけど、先生の指導の仕方からも学べることがあるかもしれないと、クラスを見学することにしたのだけど、実際の生徒たちの質問を聞いていると、楽譜を読むのに四苦八苦している人達で、私自身が、もう自分の指導法を確立しているレベルのクリニックだった。そして、先生がお手本で、ちゃちゃっと弾くのも聞いたのだけど、あまり上手くない。これでは、私が習えることもないだろうと、クラス開始から20分ほどで、席を立った。

 

クラスが始まる前に先生と少々話したのだけど、このクリニックはピアノ1とピアノ2という、初心者クラスの生徒向けだとのことで、そのクラスを受講していない人は、基本的に参加を許していなという。私が、部長先生は、学校で何かしらのピアノクラス(私が受講しているジャズクラスを含む)を受講している人だったら、誰でも大歓迎、と言っていましたよ、というと。部長先生は、そういう言い方をするのだけど、本当はそうじゃないのよ、と返された。

 

さて、初心者クリニックに行った数日後に、月に一度の公開クラスがあるというので、そちらにも顔を出した。こちらは、部長先生本人が講師を務めるという事だし、全てのクラスの生徒向けなので、クリニックよりは学ぶものがあるだろうと思った。公開クラスの話を聞いた時は、生徒や曲は前もって選ばれていると思っていたのだけど、クリニックの感じだと、参加者生徒皆に指導する方式かもしれないと、、私も一応楽譜を持って行った。

 

そして、会場に着くと、案の定、出席者が公開クラスの生徒として、黒板に名前を書いていた。レベル別に、初心者、中級者、上級者と自己申告して、名前を書くようなので、私は、上級者の所に自分の名前を書き込んだ。ラインアップを見ていると、初級者数名、中級者10名ほど、上級者5名ほどが、書き込まれていた。これなら、それなりに習うこと(私自身の演奏に対してと、教師としての指導法に関して)があるだろうと、クラスが始まるのを待つのだけど、ぜんぜん始まらない。先生は、教室の角で、何か準備をしているし、常連と見受ける生徒たちが代わりばんこにピアノを弾いている。

 

そして、クラスの開始時間から30分ほど過ぎたころに、先生が新参者の私を見つけて声をかけてきた。私の楽譜を見て、どの曲を弾くのかと聞くので、私が来年のお教室のリサイタルで講師演奏で弾こうと思っている曲名(日本の先生とのオンラインレッスンでは見てもらったけれど、他の先生のインプットも役に立つことがあるだろうと思った)を言うと。公開クラスで指導するのは、学校のグループクラスでやったことのある曲だけだという。でも、指導、コメントはしないけど、人前演奏という事なら構わないよ、というので、舞台で弾く練習にはなるかと、クラスが始まるのを待つ。しかし、クラスは始まらない。先生と会話をして、5~10分位あとに、先生は「12時45分から始めましょう」と、皆にアナウンス。しかし、午後12時45分になっても、始まらず、50分位になって、ようやく先生が壇上に立った。

 

この日は、ちょうど、常連さん生徒の一人の誕生日だったとのことで、クラスの前に、ちょっとお祝いをしますと、先生からは聞いてたので、先生が「はい、、、、、クラスを始めます、、、××さん、お誕生日おめでとう」と行った時には驚かなかったし、皆でハッピーバースデーの歌を歌おうというのも、自然の流れだと思った。しかし、その後に、祝辞が続き、お誕生日プレゼントの演奏が続く、そんなことをしている間に、時刻は午後1時15分ごろになってしまった。

 

そして、演奏がやっと終わったと思ったら、先生は「では、皆で昼食を食べましょう」というではないか。常連生徒さん達が食事を持ち寄っていたらしく、それで、飲食をするという。飲み食いしながらでも、クラスは出来るから、そうなるかも、と少々待っていたのだけど、クラスは全く始まる気配がない。結局、午後1時20分過ぎに、私は諦めて席を立った。

 

全く、普通のピアノクラスの生徒向けの為の公開クラスなら、なぜ、ジャズクラスに来て、皆に来てくださいなどと言ったのだろう。その上、この時間のルーズさ。全く持って、信じられない。