先日、いつものジャズのクラスの先生がお休みした時、学校のピアノプログラムのトップの部長先生が代理として教鞭をとった。その先生は、クラシック肌の先生なので、ジャズのクラスではなく、楽譜の読み方の基礎を教えていたので、私は途中で退室(ビデオ会議だった)した。しかし、クラスの最初に、学校でオファーしている他のピアノクラスの紹介をしていた。
それは、普通のクラシック肌のグループクラスで、最初は楽譜の読み方も知らない、ピアノにも触ったことがない、という人が取るようなクラスで、レベルは1~6くらいまである。アメリカでレベル6というと、ブルグミュラーのレベルになるので、私は特に興味はなかったけれど、これらのクラスの他にも、週に一度、ピアノクリニックを、月に一度公開クラスを行っているので、皆さん来てくださいと言っていた。外部の人にはオファーされていないクラスなので、生徒たちのピアノレベルは初級から中級だろうけど、他の先生がどういう指導を行うのを見学するのは、勉強になるだろうと、一度、どういう感じか様子を見に行くっことにした。
さて、週一のクリニックへ出向いてみると、5~6人の出席者がいた。そして、このクリニックでは、出席者が(基本)全員、オンラインのグループクラスで取り組んでいる曲を対面で、一人一人先生に見てもらうという方式だった。出席者は全員、ピアノ初心者で、私には、場違いな気もしたのだけど、先生の指導の仕方からも学べることがあるかもしれないと、クラスを見学することにしたのだけど、実際の生徒たちの質問を聞いていると、楽譜を読むのに四苦八苦している人達で、私自身が、もう自分の指導法を確立しているレベルのクリニックだった。そして、先生がお手本で、ちゃちゃっと弾くのも聞いたのだけど、あまり上手くない。これでは、私が習えることもないだろうと、クラス開始から20分ほどで、席を立った。
クラスが始まる前に先生と少々話したのだけど、このクリニックはピアノ1とピアノ2という、初心者クラスの生徒向けだとのことで、そのクラスを受講していない人は、基本的に参加を許していなという。私が、部長先生は、学校で何かしらのピアノクラス(私が受講しているジャズクラスを含む)を受講している人だったら、誰でも大歓迎、と言っていましたよ、というと。部長先生は、そういう言い方をするのだけど、本当はそうじゃないのよ、と返された。
さて、初心者クリニックに行った数日後に、月に一度の公開クラスがあるというので、そちらにも顔を出した。こちらは、部長先生本人が講師を務めるという事だし、全てのクラスの生徒向けなので、クリニックよりは学ぶものがあるだろうと思った。公開クラスの話を聞いた時は、生徒や曲は前もって選ばれていると思っていたのだけど、クリニックの感じだと、参加者生徒皆に指導する方式かもしれないと、、私も一応楽譜を持って行った。
そして、会場に着くと、案の定、出席者が公開クラスの生徒として、黒板に名前を書いていた。レベル別に、初心者、中級者、上級者と自己申告して、名前を書くようなので、私は、上級者の所に自分の名前を書き込んだ。ラインアップを見ていると、初級者数名、中級者10名ほど、上級者5名ほどが、書き込まれていた。これなら、それなりに習うこと(私自身の演奏に対してと、教師としての指導法に関して)があるだろうと、クラスが始まるのを待つのだけど、ぜんぜん始まらない。先生は、教室の角で、何か準備をしているし、常連と見受ける生徒たちが代わりばんこにピアノを弾いている。
そして、クラスの開始時間から30分ほど過ぎたころに、先生が新参者の私を見つけて声をかけてきた。私の楽譜を見て、どの曲を弾くのかと聞くので、私が来年のお教室のリサイタルで講師演奏で弾こうと思っている曲名(日本の先生とのオンラインレッスンでは見てもらったけれど、他の先生のインプットも役に立つことがあるだろうと思った)を言うと。公開クラスで指導するのは、学校のグループクラスでやったことのある曲だけだという。でも、指導、コメントはしないけど、人前演奏という事なら構わないよ、というので、舞台で弾く練習にはなるかと、クラスが始まるのを待つ。しかし、クラスは始まらない。先生と会話をして、5~10分位あとに、先生は「12時45分から始めましょう」と、皆にアナウンス。しかし、午後12時45分になっても、始まらず、50分位になって、ようやく先生が壇上に立った。
この日は、ちょうど、常連さん生徒の一人の誕生日だったとのことで、クラスの前に、ちょっとお祝いをしますと、先生からは聞いてたので、先生が「はい、、、、、クラスを始めます、、、××さん、お誕生日おめでとう」と行った時には驚かなかったし、皆でハッピーバースデーの歌を歌おうというのも、自然の流れだと思った。しかし、その後に、祝辞が続き、お誕生日プレゼントの演奏が続く、そんなことをしている間に、時刻は午後1時15分ごろになってしまった。
そして、演奏がやっと終わったと思ったら、先生は「では、皆で昼食を食べましょう」というではないか。常連生徒さん達が食事を持ち寄っていたらしく、それで、飲食をするという。飲み食いしながらでも、クラスは出来るから、そうなるかも、と少々待っていたのだけど、クラスは全く始まる気配がない。結局、午後1時20分過ぎに、私は諦めて席を立った。
全く、普通のピアノクラスの生徒向けの為の公開クラスなら、なぜ、ジャズクラスに来て、皆に来てくださいなどと言ったのだろう。その上、この時間のルーズさ。全く持って、信じられない。