英語(米語?)ではGrumpy Old Menという言葉があり、日本語では気難しい老人(男性)と訳されるらしい。私は、慣用句だと思っていたのだけど、元々は映画の題名らしい(邦題では「ラブリー・オールドメン」となるそうで、Grumpy の対義語ともいえるLovelyにすり替わっているのが面白い)元々は古い米国の映画らしいけど、そういえば、何十年か前にリメイクされていた。映画で、気難しい老人達が、本人達にとっては、いたって当たり前でも、他から見ると滑稽な言動を描いているコメディー。これは、世界共通なのか「年を取ると、気難しくなって嫌だねぇ」という事らしい。
私も、半世紀以上の人生を過ごして、自分で自分の事を「気難しくなった」と感じることがある。私は元々、自分の考えがしっかりしている方で、その上、神経質。他人の言動とか、社会の在り方とか「おかしい」と思うことが多いし、気になる。日本にいる時は「出る杭」にならぬよう、思っていることを口に出すことは少なかったけれど、アメリカに来て、思っていることを口に出すようになった。初めは、思っても言えなくて、悶々としてたこともあったけれど、最近は、だいたいズケズケと言ってしまう(その後の人間関係を考えて、黙っていることもあるけれど)というか、後で悶々と過ごすなら、自分の精神衛生上、口に出してすっきりする方を選んでいる。
先日も、とある格安航空券手配の旅行会社に電話を掛けた時のこと(普通は、ネットで済ますのだけど「お得なセールをしているのでお電話ください」とあったので電話した)電話に答えた方は、英語が結構なまっていて、たどたどしかった。一時期のアメリカのカスタマーサービスは、インドとかフィリピンなどに外注していることが多くなり、この会社もそうと思われた(最近は、訛りの強い英語で分からない、カスタマーサービスが悪いと、多くのアメリカ人が文句をつけたらしく、外注は減っているように思われるが、ここはまだ外注で経費削減しているらしい)
私自身も、〇十年前は、訛りの強い、たどたどしい英語をしゃべっていたし(今だって、自分では英語に苦労してないと思っていても、日本人以外から見ると、それなりに訛りは残っているらしい)アメリカ人達よりは気長だけど、最近は辛抱が足りなくなってきているのか(日本語以外の)訛りの強い、たどたどしい英語を話す相手との会話は、とても疲れるので「あなたの英語が分からないから他の人に変わってくれ」とリクエストすることも多くなった。
今回の方は、そこまで悪くはなかったけれど、二言三言交わしただけで「あぁ、この人との会話は疲れそうだ」と思ったし「きちんとお名前でお話したいので、お名前を伺えますか」と聞かれ(アメリカ(西洋)では、相手を名前でなく、肩書など(「お客様」でも)呼ぶのは失礼と思う節がある)私の(全然めずらしくない)英語名を伝えても、聞き取れず、スペルしても聞き取れず、となった時に「はぁ~、どうせ言えないんだから聞くな」と思い、またもや「あぁ疲れる」となった。
そんな中で、私が日本行の往復航空券購入を考えていると伝えると「日本は、素敵な場所ですよね。私も是非、行きたいとおもっていて、、、」と、一生懸命、世間話をしようとする。しかし、英語は聞き取りずらいし、向こうは、本当はそんなにしゃべりたいこともないけど、研修で、お客さんとは和やかに世間話をして、フレンドリーにするようにと教わっているから(少ない語彙力、語学力で)頑張ってしゃべっています感が満載で、それも一層、話辛さに拍車をかける。そして、雑談をしながら手を動かして、用件(航空券のサーチ)が出来るのなら良いけれど、頑張って会話をしているので、手が止まっているのは明らか。
そこで、私は「無駄なおしゃべりはしなくてよいです。用件だけきちんと済ませてください」と、その方のたどたどしいおしゃべりをさえぎってしまった💦
夜に帰宅した旦那に、このことを話すと「可哀そうに、研修で、そうやりなさいと教わっているから、頑張ってやっているのに」と言う。私もその意見には100%賛同するし、自分でも「気難し」だろうなぁと思ったけれど、私は無駄話をするより、効率的に物事を済ませたかったのだ。ちなみに、色々な航空券の提示をしてきて(私が、そのプラン、値段は気に入らないから、いらないと電話を切ろうとすると、もう一度探してみますと、粘られた)一時間近く、あぁだ、こうだとやっていたけれど、私の気に入るプラン、お値段はなく、その方のセールスにはつながらなかった。