飛行機を乗り継いで、ようやくアメリカ大陸南端で、ツアー開始の町、プンタアレーナスに到着した。


この街は港町でマゼランが「発見」したと有名で、町中の銅像はマゼランばかり。




街は、勿論、マゼラン海峡をのぞむ。

長時間のフライトや、いつも食べ慣れない時間に食べた食事等で、胃の具合いが芳しくなかった私は、夕飯にはお茶漬け位がよいというと、旦那がネットでラーメン店を発見、行ってみた。


出てきた物はなかなかちゃんとした物だった。


軽い物を、と言いながら、カツカレーを頼んでしまったけれど、カツ、カレー、ラーメンとも、地球の裏側(海外の僻地)で食べる日本食としては、日本食らしい物だった。

レストランの中は、ジブリやアニメグッズが沢山。アニメ好きがこうじてラーメン屋を始めた様だ。

小さなお店だった事もあり、我々の食事中にお店は満員に(ほぼ現地人だと思う)なっていた。ラーメンはここでも人気の様だ。

お会計を終え、お店を出ようとすると(日本語で)「ありがとうございました」と声をかけられたので「ごちそうさまでした」と(此方も日本語で返すと)満員のお客さん達に一斉に見られてしまった。返事を返したお店の方がたは、小声で「やっぱり日本人だった」とか「日本語で挨拶が帰ってきた」とか言い合っていたようだった。

2年程計画していた(といっても、その頃はツアーを予約しただけ)南極旅行への出発日となった。

一週間前に荷造りを終えた後は、体調管理が大変だった。日々、数人の子供達と接したり、オーケストラのリハーサルのような密な環境に身をおく事が多いので、ビタミンC摂取のためのオレンジジュースを毎日飲み、換気、手洗いうがいを徹底した。ちょっと、喉が、、、というシチュエーションもあったけど、それ以上に悪化する事もなく、元気に出発当日をむかえた。

我が家のある町は全米○位と一桁に入るはず大きめの都市なのに、海外へ出るときは少々不便なので、今回はロスアンジェルス空港からチリのサンティアゴ経由で、アメリカ大陸最南端の町でツアーの出発地プンタアリナスを目指す。


飛行時間だけでも15時間強。空港までの2時間ほどのドライブや乗り継ぎ時間も考慮すれば20時間になる長旅だ。ロスアンジェルスは北アメリカでも南に位置するのに、中南米を縦に横断するのに、こんなに時間が掛かるとは、アメリカ大陸の大きさを改めて感じる。

さあ、そろそろ今回の旅、最初の飛行機への搭乗。旅に出てしまえば、スマホは使わないつもりなので、1週間強、ブログの更新はしないかもしれない。

私は、色々な事に興味があり、なんでもやってみたいけど、何かを深く突き詰める性格ではない。つまり、なんでも「広く、浅く」やりたい。これは楽器の練習にも表れていて、同じ課題曲を数か月もやっていれば飽きてしまう。

 

少々雑談を挟みながら行うピアノレッスンでは、そんな話をしたことがあるので、一か月以上同じ課題をやっていると、先生は「飽きましたか?」と聞いてくれる。「飽きました」と言えば、課題の出来がいまいちでも、次に進むし(似たような問題点は他の課題でも出てくるから、また、その時にやればよいという考えだと思う)「もうちょっと粘ります」と言えば、同じ課題を長めにやることもある。

 

しかし、毎回の時間が比較てき短めで、淡々と課題を見てもらって、問題点について話すだけのバイオリンレッスンでは、先生に、私の飽きっぽい性格については話していないと思う。その上、先生は、ちょっと完璧主義者の所があるのだと思う、私の腕前だと、この辺が妥協点かもしれないというような忖度はなく、絶対的な課題の出来上がりで、合格にするか、留年(?)にするか決めているようで、私が「もう、これ以上いろいろなことに気を配れないし、現時点では先生の求めている演奏は無理だと思う」という境地に入っていても、同じ課題を延々とやっていき(と私は感じる)私がこの課題は、今回で合格点だろうと思っている物に対しても、容赦ないダメ出しが出る。

 

今まで取り組んできた課題曲は、私が飽きてしまった後も、延々と宿題として残り、ようやく先生も「これ以上やっても同じなのかもしれない」と思始めて、次に進むという事を繰り返してきた。現在取り組んでいる課題曲のザイツの学生協奏曲も同じ。私は、もう練習する気も起きないくらい飽きてしまったけれど、先生は、まだまだやる気の様子。流石に、今回はげっそりして、先生に課題曲を変えてくれと要望を出すことにした。

 

飽きやすい性格ではあるけれど、レッスンでは結構「おとなしい、従順」な生徒で、自分からあれやこれやと言うのは、躊躇してしまう性格でもあり、先生の言っていることには素直に従う(技術的に出来る出来ないは別として)ので、今まで、レッスンにあれやこれやと注文を付けたことはない。でも、そういう「従順すぎる」生徒も問題なのかもしれないと思いだしている。

ここ数年、ピアノのレッスンを再開してからはオンラインで受けている。家の近所にいる先生たちは(ずいぶん前になるけど探した時)子供にしか教えない人とか、初心者(と中級hさの下くらい)しか教えない人とか、上級者も教えるけれど、そういう方は、コンクールを目指すようなレベルというか、真剣さでやっている生徒しかとらないという人と、私の様な真面目にはやって上手にはなりたいけど、そこまでがチでは出来ないという中途半端な大人の生徒に合う先生がいなかった。数年前に、オンラインで日本人の先生とレッスンが出来ると気が付いて以来、ピアノレッスンはずっとオンラインで来ている。

 

日本にいる先生とのレッスンでは、時差の関係もあり、こちらでは夜遅めの時間になる。先日、レッスンを受けていると、庭で犬が吠え続けている。その日は、その日の昼間から預かり始めた犬がいたて、その子は昼間には緊張からか結構吠えていた。しかし、数時間すると落ち着て静かにしていたのに、夜のピアノレッスンが始まってからは、吠え続けている。よくよく考えてみると、大体、ピアノレッスンの時は、日中や、他の夜には静かにしている犬でも、吠え始める。

 

そんな話を旦那にすると、ピアノは犬が嫌いな周波数の音を出すのではというのだけど、慣れている家のワンコが騒ぐことはないし(家のワンコは犬が嫌いな周波数を出す器具は見ただけで逃げる)レッスンではなく、練習している時には、吠えるワンコ達はいない。私がレッスンをしている時も、ワンコが吠える時(吠える時はずっと吠え続けている)と吠えない時がある。ピアノが犬の嫌いな周波数を出すのなら、ピアノを弾けば吠えたり、逃げたりするだろう。それにある時、家のワンコを家の中に入れると、レッスンや練習中は、好んでピアノの下で、静かに寝転んで、寛いでいた。

 

ピアノよりもっと酷い音を出しているだろうと自負があるのがバイオリンやチェロだけど、どちらでも、家で練習している時に、預かっている犬が吠え続けるという事はない。しかし、バイオリンのレッスン(こちらもオンライン)をしている間に犬が吠え続けていることもしばしばある。

 

犬たちはレッスン恐怖症なのだろうか。

今年、我がアマチュアオーケストラの第二バイオリンでは、新しいセクションリーダーさんを迎えた。新しいリーダーさんといっても、その方はアマオケ歴は長く、今までもリーダーさんになってもおかしくない方だったのだけど、セクションリーダーになるのを拒んできたのだった。しかし、昨年リーダーを務めた(私がアマオケに引きずり込んだ)Aさんがアメリカ赴任の期間終了と共に帰国。残された面子を見ると、
 
その方(A2さん)曲にしっかりついていけるし、ボウイング、強弱、表現の指示にも従える。90歳のLさん 楽譜に書いてある音はだいたい全て出せるけど、その他の指示にはあまり従わず、自分勝手に弾いている。A3さん、それなりに弾けるけど、時々迷子になる。A4さん、音はしっかり出すけど、結構自分勝手に弾いていて、音程が外れていても、間違ったところを弾いていても気が付かず、弾き続ける。Jさん、それなりに弾けるのだけど、結構音程も危うく、弾けないところもぽろぽろあり、耳から聞いて習う人で、楽譜読みの基礎が出来ていないし。Dさん、バイオリン歴も浅く、リハーサル中はほぼバイオリンを構えているだけで、数音出せればよい方、それでも、音程はほぼ狂っている。私、早いテンポで弾くところは数音に一音しか弾けず、音程も怪しい、ハイポジションが必要な場所は、ほぼ全滅。
 
こんなメンツでは、パートリーダが出来るのはA2さんしかいないとの状況で、彼女が嫌々だけど、リーダーを承諾したのだった。
 
A2さんは、多分、元々、生真面目な性格なのではと思うけれど、その上、本人曰く「I take this job seriously」(パートリーダという仕事を真面目に、しっかり努めようと思っている)とのこと。ボウイングも早い時点で決めてくれ、それがきちんと皆にわたっているかを何度も確認、リハーサル中も先生や、コンマスさんの指示を、皆がちゃんとわかっているかどうか目を配ってくれている。
 
そんなリーダーさんは、こんなメンツの第二バイオリンが演奏会でしっかりと第二バイオリンを全うできるか心配になっているのだろう、週に一度の全体リハーサルの他に、第二バイオリンだけで集まり練習をしようと、練習会を予定してくれた。
 
私自身は、全体リハーサルでは、弾けないところは、何となく流していて、人数が減ったら、それがばれてしまうと心配していたり、皆の音程がリズムが合わない所では「では、一人ずつ弾いてみて」となるかもしれないと恐れていたけれど、実際の練習会ではそんなことはなかった。
 
コンサートでは、4~5曲(それも組曲とか交響曲とかは全楽章)するので、結構の数の曲をこなさないといけないので、今回の練習会一度目では、大曲を二つさらった程度になった。それでも、第二バイオリンだけで弾いていると、結構さまになっている感じになり、リーダーさんも一安心したような印象を受けた。
 
2時間に及ぶ練習の後に、集合写真を撮ろうという話になり、ぱちりと一枚。