先日行った、バイオリンの対面レッスンの初回レッスンで、バイオリンを演奏する前に、最初に聞かれたのが「ウオーミングアップは何をする?」という質問だった。しかし、私は、常日頃、意識してウォーミングアップをしていないので、返事に困ってしまった。すると、先生は「やっぱり音階練習かな、、」と言う。しかし、現在のオンラインレッスンでは「音階練習」と言うのは殆どやっていなくて、ハイポジション(現在は5ポジ)で「音階」のようなものに取り組んでいるだけ。先生の二つ目の質問の答えにも詰まってしまった。

 

そして、そのことを先生に伝えるといきなり五ポジと言うのも、少々ぐあいが悪いという感じ。でも、前の対面レッスンでは普通の音階練習をしていたのだけど、どっさりと持って行った、現在取り組んでいる教材や、近年使った教材には、音階練習のテキストが入っていなかった。レッスンでは、私が持って行った山積みの教材の中にあった、鈴木教本に載っている音階練習を使って、イ長調の音階から始めた。前の対面レッスンでは色々な調の音階練習(2オクターブとか3オクターブとか)やアルペジオやダブルストップをやっていて、その時に二つの教本(Beginner とAdvanced)を使っていたので、次回にはその教本を持ってきますと、先生に伝えた。

 

レッスン後、家に戻り、忘れないうちに音階練習教材を引っ張り出しておこうと、バイオリンの楽譜がある本棚を探したのだけど、お目当ての教本が見つからない。そして、チェロの教材に紛れてしまったかと、そちらを探したけれど、見つからない。おかしなこともあるものだと、もしかしたら、一部屋隣にある、ピアノの楽譜の本棚に混じってしまっているのかもと思い、そちらも探したけれどない。

 

置いてきたとすれば、前の対面先生の所だけど、当時はAdvancedだけ使っていて、Beginnerは家に置いて行っていたので、両方がなくなるのはおかしい。人が来た時に何かの拍子に、両方の教本を見せて、そのままどこかに置き、誰かが持って帰ってしまったという説明が一番しっくりくるのだけど、そんなことがあれば、持って帰ってしまった人から「余分な本を持ってきてしまった」と連絡があるような気もする。

 

その他にも色々なものが無くなる(旦那には「なくしている」の間違いだと言われる)家にはブラックホールでもあるのだろうか。

 

ちなみに、本棚には、ずっと前に習っていた先生には「一番よい音階練習の教材だ」と言われ購入したけど、前の対面先生には「全然良くない」と言われた教材があるので、次のレッスンには、それを持っていくことにした。

バイオリンの対面レッスンを辞めて、もう半年以上になる。ここ数年は、日本人の先生とのオンラインレッスンと、同じ町に住む先生との対面レッスンとの二本立てのレッスンスケジュールで来ていた。日本人の先生とのオンラインレッスンを始めて、こちらのレッスンの方が学ぶことが多かったので、対面レッスンは辞めようと思っていたのだけど、対面の先生に「辞めます」という勇気がなく、それに、対面レッスンでも、それなりに得る物はあったので、ずるずると対面レッスンを続けた結果、二人の先生との同時進行(どちらの先生も、私が二本仕立てでやっていることは知らなかった)を続けていたのだった。転機が来たのは昨年の夏とか秋で、対面先生が、外国にある実家の手伝いに帰らなければならなくなり、レッスンは最低でも一か月、長ければ、2~3か月ほレッスンをお休みするという運びになったこと。希望者にはオンラインでレッスンをするという事だったけれど、私は、これは対面レッスンを辞める良い機会になると思っていた。そして、数か月たっても先生から「帰国した」という連絡もなく、自然消滅に対面レッスンを辞めたのだった。

 

しかし、最近になり、やはり、オンラインレッスンだけでは限りがあるように思えてきた。オンラインレッスンでは、日本人の先生らしく、しっかりと、音符を羅列でなく、音楽に弾けるようになるためのテクニックを教えてくれる。しかし、エチュードでは、きちんと出来ている(と言われている)テクニックでも、曲の中で活かせないでいる。それに、先生が教えてくれる(高度、と私は思うけど、中級者くらいなのかも)テクニック云々の前に、私の演奏は何故か、曲が曲として聞こえず、ただの音の羅列になっている。家で練習している時は、ちゃんと曲っぽく弾いているつもりなのだけど、動画を見直したり、先生が言うに、薄っぺらの音の羅列になってしまう。先生も「助言したことはちゃんとやっているのに、なんだか曲っぽくならないですね」と不思議がっている。なので、私の演奏は、何か、何処かがずれているのだと思う。

 

そこで、現役大学院生のチェロの先生なら、似たような境遇(大学とか大学院とかで勉強しながら、アルバイト的に教えている)のバイオリンの先生を知っているのではと思い、紹介してもらった。その方は、チェロの先生の数年先輩だそうで、大学院を数年前に卒業して、チェロの先生が教えている(子供向けの習い事の)音楽学校に勤めている同僚だそうだ。という事で、早速アポを取って、体験レッスン(というか、お試しの単発レッスン)受けてきた。

 

さてさて、そのレッスンでは、まず、弓の持ち方から、音の出し方、という基礎中の基礎からメスが入った。チェロのレッスンを始めた時は、チェロ弓の持ち方がバイオリン風だと言われたけれど、今度は、バイオリンの弓の持ち方がチェロ風だと言われてしまった(チェロ弓の持ち方がだんだん定着するにつれて、バイオリン弓に持ち方も変わってきていたのは自覚していた、でも、その方が弾きやすかったので、変わってきた持ち方の方が良いのだと思っていた)そして、私のバイオリンの音がしっかりならないのは、弦を弓で曳く方法がまずいとのことで、開放弦で、しっかりと弦を震わせられるようにと、体の使い方や、意識の向け方を教えてもらった。私は、元々「スカスカの音を弾く」と言われていたけれど、前の対面先生は「もっとしっかり」というくらいの指導しかなかったし、こういうことはやはりオンラインレッスンでは教わりづらい。そして、私は、音にギギーとかカスカスというような雑音が入ると弓圧が強すぎるのだろうと軽めに弓を曳くようにしていたのだけど、この雑音の原因は弓圧というより、弓が真っすぐでないので、横滑りしているから入る雑音だそうだ。

 

ということで、新しい先生と、少しレッスンを続けてみることにした。初めは、弓の持ち方、曳き方の矯正、そして、簡単な曲を、こういうことに気を付けながら、細部にしっかりとこだわりながら勉強して行こうという方向性に決まった。

 

ここ数か月、チェロレッスンの課題曲として取り組んできたのが、鈴木教本にあるバッハのガボット。この曲には、結構(と言っても、飽きっぽい私の感覚で)長いこと取り組んでいる。家で練習している時は、それなりに弾けているような感じがしているのだけど、レッスンに行くとなんだか上手く弾けないという、レッスンあるある状態が続いている。

 

前々回のレッスンでは、右手の弓使いが、なんだかオドオドとしてしまい、家では、それなりに綺麗に鳴るようになっていたチェロが、全く綺麗に鳴らず、そのレッスンでは、弓の使い加減にしっかりと取り組むこととなった。

 

レッスン後に家に持ち帰り、再度練習をしてみると、レッスン前に良く鳴っていたと思っていたチェロが、綺麗に鳴らない。これは、レッスン前も綺麗に鳴っていなかったけれど、良く鳴っていると思っていたのか、レッスンを境に、弓の使い方が変わってしまったのか。そんなことを思いながら、次のレッスンまでの練習に励み、弓使いはそれなりに上達したかな、と思いながら迎えた。

 

さて、次(前回)のレッスンでは、いつもの様に、先生は「何か課題だったけ?」という所から始まり、「今は鈴木のガボットやってます、、、もう、飽きてきてしまったけど、、、」と言うと。「そうなんだ、、、飽きちゃったか、、、じゃあ、一度だけでデュエットして終わりにしましょうか」という運びになった。

 

そして、デュエットしたのだけど、またもや、思い通りにいかない。前々回のレッスン後に取り組んだ、弓の使い方なども、何となく中途半端。私も、何となく不完全燃焼の感じがしたのだけど、先生も頭を傾げている。それでも、私が「飽きた」と最初に言ったので、それ以上の追及はなく、ガボットは卒業となった。

 

ちなみに、先生が物足りない顔をしていたのは、私の音程が微妙にずれていたのが気になったらしい。自分では、音程が外れたと思ったところはあったけれど、そこまでずれているとは思わなかった。そして「ドローン(音階のトニックの音を鳴らし続ける)と一緒に弾いてみよう」と言う。これは、先生に何度も提案されたけれど、私には、これでどうやって他の音の音程を整えるのか全く分からない。先生はトニックの音と他の音のインターバルを聞くと言うけれど、私には、どの響きだと正しいインターバルになっているのか分からないのだから、直しようがない。

 

このことは、前に先生に、何度か伝えたことはあるのだけど、先生は、またもや忘れてしまっているらしい。結局「困りましたねぇ」となり、結局はチューナーを見ながら練習するという方法に落ち着いてしまう。先生も長いこと音程を整えるのに苦労したと言い、幾つか練習法を教えられたけど(それのどれも前に試すように提案を受けたもので、どれもハーモニーを耳で聞き分けるという性質のもの)どれも、私の耳では聞き分けることが出来ない。どうやって音感のトレーニングをしたら良いものか。

私は、酷いアレルギーもちで、「花粉症」という言葉があまり聞かれなかった50年前にも、春先になるとアレルギー反応が出て、大変なことになっていた。そして、30年程前に、アレルギー科の良い先生がいるという事で治療を受けることにした。その治療というのは、アレルギーの元になる物質を薄めたものを注射するというもので、治療を始めるにあたって、どんなものにアレルギーなのかを検査してもらった。

 

すると、アレルギー反応が出ること、出ること。前々から知っていた猫に、大好きな犬や馬。こちらも前々から知っていたトマトにオレンジ。そして、キャベツに桃や他の食物。ダニや埃は勿論、その他、植物など。しかし、興味深かったのは、子供の頃から杉花粉に反応していたと思っていたのだけど、杉には反応が出なかったそうだ。ベテランだった、先生も「こんなに沢山の物質に反応する人は初めてだ」と驚いていた。

 

こんなに沢山の物質にアレルギーだと、アレルギー物質を避けるのは、無理だし、生活に支障をきたすので、アレルギーの事は気にずに生活して、反応が出てしまったら薬を飲む(幸い、私の症状は軽めで、目鼻がかゆくなったり、発疹が出たり、くしゃみが出たりという程度の事が多い)ことにしている。

 

我々の住む南カリフォルニアでは、雨は冬に降るのが普通なのだけど、春先になり、お日様が出て、暖かくなり、気持ちが良い天気になると、一斉に草花が生え(目には見えないけど)沢山の花粉が舞いだす。気持ちの良い天気だからと、外にでたり、窓を開けたりすると大変なことになる。

 

そんな、何となく、体のどこそこが、ちょっと痒かったり、目がしょぼしょぼしたりするような日々が続く中でも、薬を飲まずに持ちこたえていたのだけど、ある晩、ソファーにゴロゴロしながら、ちょっと肌寒さを感じたので、いつも使っているブランケットに包まると、体中が痒くなり始めた。そして、症状はどんどん悪くなり、薬を飲む羽目になってしまった(ちなみに、ブランケットを剝いで、薬を飲んだら落ち着いた)

 

ブランケットを外に持ち出したり、天日干しにすることはないので、ブランケットにアレルゲン物質が付いているとは思っていなかったのだけど、偶に、換気のために窓を開けた時に、物質が入ってきて沈着したのだろうか。今まで、ブランケットに包まったが為に症状が酷くなったことはなかったので、少々驚いてしまった。

 

ブランケットは、しっかり洗濯、乾燥機にかけたけど、ここ数日は、沢山のアレルゲン物質が空中にあるのか、いつもより酷いアレルギー反応に困らされている。

私は、怖い(お化け)話が大嫌い。というか、恐ろしくて聞いていられない。

 

それは、子供の頃から、ずっと変わっておらず、学校などで、怪談話が聞きたいと、クラスの子達が騒いだ時は、本当に泣きながら「ヤダ」と叫んでいたし、実際に怪談話になってしまった時は、教室の角で、耳に指を入れて「ラララララ」と言っていた(指を耳に入れているだけでは、完全防音の耳栓にはならないので、自分で声を出して外からの音を遮断していた)

 

そんなこともあり、日本では夏、アメリカではハロウィーン前にテレビで、怪談話ばかりが放送されるような時期は、三秒ごとにチャンネルを回し、結局テレビの電源を切る、なんてことも、毎年の恒例になっていた。変な興味にそそられて、間違って怪談話を聞いてしまった後は、良くても数日、酷ければ数か月、一人でいるのが怖かったり、暗闇にいるのが(電気をつける数秒の間でも)怖くなるので、生活に支障が出てしまう。

 

そして、少々恐れていたのが、今週、最終回を迎えているN〇Kの朝ドラ「ばけばけ」モデルの小泉八雲と言えば、日本の怪談を英語にした人(本当は、それ以上の創作があったそうだけど)という事で、もしかしたら、今回のドラマの最中に、怪談話が作中に出てきて、見るのを中断しなければならなくなるかもしれないと思いながら見始めた。

 

さて、ドラマの初めの方に、怪談話に触れるところが出てきた時は、ちょっと怖かったけれど、どうにかチャンネルを変えずに見ることが出来たのだけど、先週だか、先々週だかの「Kwaidan」執筆のエピソードでは、流石に見ていられなくなった。

 

私は、朝ドラは見逃し配信で見ているので、日本の午前八時放送は(時差の関係で)アメリカの夕方以降にしか見られない。私は、夕方から夜にかけては立て込んでいることが多く、朝ドラを見るのは、寝る前になってしまうことが多い。

 

私の就寝前のルーティンは、お風呂に入った後に、就寝に向けて部屋の電気を消して、ランプを一つだけつけてテレビを見るのだけど、先日も、朝ドラをそんな環境で見ることになってしまった。その日は、旦那が出張で留守で、広い家の暗い部屋で、ポツンと一つだけ電気をつけてソファーに寝転んで、朝ドラを見始めた。

 

この環境も悪かったのだろう、怪談話が始まると、もう身の毛がよだち「ムリ~」となった。見逃し配信だから早送りが出来るので、早送りをするのだけど、結構、長いこと怪談話は続いているようで「いつになったら終わるの~」と早送りを続けた。ようやく、怪談話のシーンは終わり「よかった」とホッとして、番組視聴に戻った。

 

それにしても、さわやかなテーマのはずの朝ドラで、まさか早送りをさせられるとは思わなかった。