ここ数年続けてきたチェロレッスンでの課題の音階練習は、1オクターブから始まり、今は3オクターブに入った。オクターブが増えるごとの最初の調は、やはりハ長調だったけれど、今は次の調(シャープ一個)のト長調に入った。

 

3オクターブのハ長調では、ハ音記号が出てきて「ぎょえ~」となったけれど、ト長調の3オクターブではサムポジション(親指のポジション)というものが出てきて、これには、もっと「ぎょえ~」となっている。

 

独学でチェロを始めた数年前、ポジション移動を練習する教材はないかと探した時に「サムポジションで学ぶポジション移動」みたいな教材を買った。その教材は、レッスンを受けている人が使うというのが前提の教材で(まあ、大体の教材はそうだけど)楽譜や記号が書かれているだけで、説明文などはなかった。サムポジションと聞いた私は、ポジション移動をするのに、ネックの裏側に添えられている親指の位置でポジション移動をするのだと思っていたのだけど、それは間違いだった(道理で、その教材はほぼ役に立たず、使わず古本屋にもちこんだ)

 

チェロでいう(他の楽器にあるかは知らないけど)サムポジションの正しくは、親指を弦の上に持ってきて、その位置を目安にポジション移動をするとのこと。そういう説明をしてくれた先生は、私の音階練習の教材の楽譜に「サムポジション」マークを書き込んでくれ「おぉ、この、前に売ってしまった教材にあったマークは、そういう意味だったのか」と初めて理解した。

 

さて、表記は、とても単純なのだけど、実際にやってみようと思うと、やりづらい。今まで、バイオリンでもチェエロでも、親指はネックの裏側に置いてきたから、親指を弦の上に乗せるという手の形自体が、落ち着かない。そして、今までは親指と他の指でネックを挟むようにして弦を押さえていたのだけど、サムポジションになると、親指の支えがないので、弦を押さえづらい。

 

今、やっている3オクターブのト長調の音階だと、サムポジションを使うのは高音域で、元々、私は高音域(高いポジション)での音程が不確かなので、サムポジションを使う高音域に入ると、音程の不確かさにやりづらさが加わり、本当に「四苦八苦」という感じになっている。

 

一週間の旅行で、日常のルーチンが崩れ、旅行から帰宅の数日後にピアノのレッスンが入っていたのをすっかり忘れていた。ピアノレッスンはオンラインでやっているので、レッスン時間の数時間前に先生から「〇時に電話します」というラインで、気が付き、レッスンをすっぽかすことはなくてよかったのだけど、旅行へ行く前の一週間ほどは殆どピアノに触っていなかったし、もちろん旅行中はピアノの事さえ頭になかった。帰宅後に少々ピアノの練習を再開したのだけど、レッスンの事を忘れていたから、テキトーに触っただけで、何とも準備不足で、レッスンに臨むことになってしまった。

 

でも、少々前から取り組み始めたピアノの練習ラジリテーのエチュードは最初の方なので、曲がまだまだシンプルで助かった。レッスンに持って行ったのは2番だったのだけど、この曲は単旋律の左手(メロディーなのかバスなのか)に16分音符の細かい右手の旋律が組み合わさっている。この右手の旋律は、ドミファソ、とかドレミファとか、レファソラという類のものなのだけど、私の指は、弾いているうちに順番が分からなくなり(ゆっくりだと大丈夫だけど、テンポアップすると)ドミファソがドソミソになってしまったりする。

 

私の先生のポリシーは「早いテンポではなく、自分が弾けるテンポで」弾けばよいというものなので、ラジリテーの2番も指が交差することの無いテンポで弾いていたので、先生の前で弾いても、問題は起こらなかった。しかし、テンポが速くなると指がこんがらがるのですが、、と相談すると、それは、指の神経を鍛えなければいけないので、こういう練習曲を沢山やっていくことで出来る様になりますよという、私の練習で全体的に不足している練習量の問題とのことで、あぁやっぱり、、、となっていた。

 

さて、もう一曲取り組んでいるのがベートーベンのソナタなのだけど、こちらは旅行から帰ってきてからは、ほぼノータッチだったので、今回のレッスンではお休みとなった。

 

そして、三曲目はバッハのインベンション。少々前から、13番に取り組み始めたのだけど、この曲は「弾きにくくて、、、」という所から始まった。バッハのインベンションはどの曲も短めのテーマが繰り返し出てくるけれど、この13番はその繰り返しの時のパターンがちょっと予想と反するところがあり、なかなか手になじまない。バッハあるあるの指のアクロバットをしなければならないところなどもあるので、練習では運指をしっかりと勉強したつもりなのだけど、それでも弾きづらさは残ったまま。

 

先生も、この曲は「弾きにくい」部類に入る曲だと認識しているそうで、レッスンでは、運指を見直すことにした。しかし、その作業の最中に、私が気が付いたのは、楽譜に元々載っている(編集者が付けた)運指にしたがっていない箇所の指番号の記載を消していないので、どの指番号は「必修」でどの指番号は「オプション」なのかが、通して弾くと分からなくなってしまうこと。本に書かれている番号をよく見ていないところは、私にとっては弾きにくい場所ではないので、別に指番号があっても害にはならないだろうと放置していたのが、実は害になっていたという発見で、これは、面倒くさがらず、見なくてもよい指番号は全て消すことにした。これだと、書いてある指番号には「必ず」従うことという前提条件が整うので、通して弾いていて「あれ?指使い間違えた?」とヒヤリとすることが無くなる。この作業はレッスン後に「やっておきます」という運びになった。

 

それにしても、13番は曲の後半が一番音符が多い場所で、私は結構すらすらと弾いていた。しかし、音符の数が少なめの中盤に、私は一番手こずっていた。ここでも、またハッとした気づきがあった。私は曲に取り組む(パート練習)のときは、なるべく難しめの最後の方から区切ってやっている。この13番も最後から4小節、そして次は最後から8小節から4小節の様にやっていた。そして、最後の部分に飽きた時は、最初の方から数小節づづ区切ってやっていた。という事で、前からやっては、中間部のちょっと前までたどり着き、後ろからやっては、中間部の後ろ辺りにたどり着き、と結局は中間部をちゃんと練習していなかったのだった。

 

後半部の難しいところではすらすら弾けていて、中間部の、後半部よりちょっと簡単めなところが弾けないのは変だなぁと、私も先生も感じていたのだけど、中間部は練習から忘れ去られていたという事で、二人で納得、大笑いをしたのだった。

旅行に行っている間は、楽器の練習は出来ないので、帰宅後のレッスンは、帰宅してから一週間から二週間後に入れることにしている。先週の一週間のメキシコ、コズメル島への旅行から帰ってきたのが、先の週末で、来週には対面のバイオリンとチェロのレッスンが入っているのはしっかり把握していた。しかし、次のピアノのレッスンも同じ週だと思っていたのだけど、昨日、先生から、急に「今日の〇時にテレビ電話を掛けますね」とラインが入った。そこで、自分のスケジュール帳を見てみると、確かにその日にレッスンの予定が入っている。

 

最近の私は、紙のスケジュール帳を卒業し、フリーメイルと一緒に付いてくるオンラインのスケジュール帳を使っている。このスケジュール帳には、自分のレッスンやその他(お医者さん等)の予定のほかにも、生徒のレッスンの予定、旦那がいない時の予定(出張など)も入っているので、結構盛りだくさんになっている。スケジュール帳自体は、コンピューターからアクセスも出来るし、スマホとリンクさせているので、何処にいても見ることは出来るし、入力もできるので便利なのだけど、スマホで週間とか月間で大まかに予定を見ると、予定の多い日は「〇と×、他の▽件」といった感じの表示になっていしまう。

 

私自身のピアノレッスンは、先生がいる日本との時差の関係もあり、夜の遅めの時間にスケジュールされているので、旅行中も旅行から帰ってきた後も「▽件」の予定として入ってしまっていて、気が付いていなかった。いつもは、旅行から帰ってきてからは一週間くらいは、ボーとしていて、楽器の練習をサボってしまうのだけど、今回は「ちゃんと練習を始めなくては」と帰宅後二日くらいから練習を始めていて、ピアノも少々触っていたので、突然(本当は突然ではないのだけど、突然に感じられた)レッスンでもどうにかなったので良かった。

 

 

コスメル島に到着した時は、一週間強の旅行は長いと感じたけれど、毎日、色々なアクティビティを楽しみ、あれよあれよという間に、旅行の最終日を迎えてしまった。(本当の最終日は午前中にホテルを出て、夜に家に着く、帰宅の日だけど)

最終日は、コスメル島の見どころのビーチとジャングルを馬で散歩した。

ツアーの予約をしようとネットのツアー予約サイトで検索したのだけど、中々良さそうなものがなく(どれもやけに高かった)ホテルのコンシェルジュに聞くと、ローカルの牧場で、2時間のコースを2人で米百ドルというお手頃のツアーがあるというので、そのツアーに参加する事にした。

タクシーで待ち合わせ場所に行くと、道の脇に馬を二頭連れたおじさんがいて、そこから馬に乗るらしい。ガイドのおじさんの馬はちょっと体調が悪いとかでおじさんがバイクで先導するという。そして、ツアーに行くのは我々だけというプライベートツアーになった。

ホテルのコンシェルジュはジャングルで1時間半、ビーチで30分と言っていたのだけど、ミスコミュニケーションがあり、実際は、ジャングルで30分、ビーチで30分の1時間のツアーだったらしい。

さて、我々は馬に乗り、バイクで先導するおじさんの後に続く。車が通る普通の道を歩き、脇道からジャングルにはいる。こういったツアーで働く馬はツアーで通る道もしっかり覚えているし、列になって歩くように躾けられているけど、馬どおしの相性とか、それぞれの馬の性格で、列に並ぶ順番が大体決まっている。

今回は、旦那の馬が先で私の馬が二番目と言われていたのだけど、余り乗馬に慣れていない旦那はおっかなびっくりで、後ろがつかえてしまう。結局、ツアーの後半には私の馬が先で旦那が後になってしまった。


旅行先でしか馬には乗らないけれど、乗馬に慣れて来た私は、中々様になっている(と思う)今回のツアーは、我々2人だけだったし、先導のおじさんのバイクは馬の歩くスピードより少々早いので、途中でギャロップさせることも出来た(アメリカの観光乗馬ツアーだと、ギャロップはしないようにと言われるので、私は少々物足りなかったのだ)

歩いた海岸線でのツーショット。


ちなみに、ツアーの始めで、旦那は蹴りが弱くて馬が動かなかった。すると、ガイドのおじさんが、木の枝を拾って、ムチの変わりに使う様にと旦那に手渡したので、旦那は木の枝を持っている(笑)
メキシコ、ユカタン半島には、幾つものマヤ文明の遺跡があり、半島沖にあるコスメル島にも、幾つかの移籍がある。その中でも、一番有名なのが、サン・ヘルバシオ遺跡で、旅行7日目は、レンタカーを借り、この遺蹟を尋ねる事にした。

サン・ヘルバシオ遺跡は、コスメル島内でも、有数の観光地なのでツアーもあるのだけど、我々は島の他のエリアへもドライブしたかったので、レンタカーにした。

ホテルでレンタカーを借り、遺跡までは30分程のドライブで、始めは街中を走ったけれど、直ぐにジャングルの中の一本道になる。一本道といっても、それなりの幅のある舗装道なので、ドライブは快適。地図によると、遺跡近くは舗装されていない道になるとあったけれども遺跡の駐車場までは、しっかりと整った道だった。

遺跡の入口近くには係り員さんがいて、入場料の説明があった。なんと、入場料は二箇所に別れて支払うという。入口に説明分があるというので読んで見ると(色々な言語で書かれていて、日本語もあった)最初の入口では、州がチャージする入園料を、次の入口ではガイドさんへの支払いを(これは任意との事で我々はガイド無しで見学した)そして3つ目、最後の入口では国(メキシコの国立公園のような扱いらしい)の入園料。両方の入園料を合わせて米二十ドル位だったので、ぼったくられるという感覚はなかったけれど、何で一緒に集めて、州と国で分けられないものなのかと疑問だった。

遺跡は、いかにもマヤ文明の遺跡といった石を積んで作られた建物の土台や壁がある。敷地内の数カ所に点在している遺跡は、ぐるりと回る歩道を辿っていくと全て見て回れ、所要時間はぶらぶら歩いて、1時間程だった。