スレッタ「私達の戦いはこれからです!!」。大河内一楼先生の次回作にご期待下さい。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 本日、『水星』が最終回を迎えました。

 重体の身を起こして宇宙議会連合に緊急会議の呼びかけを行なって、クワイエット・ゼロへの攻撃を止めさせようとしたデリングでしたが、議会連合は「ベネリットグループはあまりにも巨大になり過ぎた」として、グループを離脱して議会連合側と組む事にしたペイル社4人のBBAと共に、「ILTS」の照準をクワイエット・ゼロへ向けて発射してしまう事に。エアリアルFbエリクトが身を挺してそれを食い止めて1射目は防げましたが、2射目のチャージを待つ間、スレッタキャリバーンはエリクトを復活させるべく、データストームに苦しみながらエアリアルFbと共にクワイエット・ゼロへ。

 そのクワイエット・ゼロに侵入して機能を停止させたミオリネ達は、ゴドイに身柄を拘束される事に。プロスペラは、エリクトを復活させる為にエアリアルをクワイエット・ゼロに接続させるようにスレッタに命じるのですが、それはクワイエット・ゼロを再起動する事を意味している為か、スレッタはそれには従いませんでした。そう、ここで初めてスレッタは母の言葉に逆らったのでした。そして、パーメットスコアを自分で上げてエリクトを復活させる事に。そのデータストームに苦しみつつもスコアを上げていくスレッタでしたが、その時目の前に現れたのは、何とあのエラン4号。これには、5号もビックリ。その4号は、デートの待ち合わせに行けなかった事を詫びつつも、スレッタと共にパーメットスコアを上げていくのでした。そして、再び宇宙に出たキャリバーンとエアリアルFbは、残る2機のガンダムであるファラクトシュバルゼッテと共に、その結界を広める役割を果たす事に。

 一方、ILTSの2射目が発射されようとする中、ミオリネは、そのパーメット通信(?)により、ベネリットグループの解体と、その資産を地球上に分配する事を、全世界に表明するのでした。これには、ペイル社のBBA4人も思わず激怒。結局、シャディクの望み通りになったって事か…。

 そしてそのパーメットの力によりILTSは停止し、クワイエット・ゼロも解体され、キャリバーン等の4体のガンダムも、まるでユニコーンガンダムにタッチされたネオ・ジオングの如く、砂のように消えていくのでした…。プロスペラはというと、そのパーメットの力により、エリクトや夫ナディム、そしてかつてのヴァナディース機関の同僚と再会する事に。

 搭乗していたキャリバーンが消失した事で、ノーマルスーツのまま宇宙を漂うスレッタ。ミオリネは、その姿を発見して救出に向かうのですが、スレッタの反応はありませんでした。悲しみのあまり、思わずスレッタに頭突きをしてしまうミオリネ。その時、「痛ぁ…」との反応が…生きていたのでした

 

 そして3年後。髪をバッサリと切り落としたニカは、資格試験に合格した事を皆に報告するのでした。グエルは、ジェターク社のCEOとして、会社を再建すべく励む事に。その部下には、エラン(本物)と、あの毒舌セセリアが。

 一方、エラン5号は、ノレアの遺した地球の自然を描いた風景の絵を頼りに、その絵の元となった場所を探す旅に…って、そうそう見つかるワケ無いだろ

 そしてラウダペトラと一緒に…しかし、そのペトラの脚は、瓦礫に潰されて義足となっていたのでした。ストと同様に右脚だけかと思ってたら、よく見たら左脚もじゃないか。(株)ガンダムはまだ存続していたようで、ペトラはそのモニター(?)となっていたのでした。

 そしてミオリネは、資産分配の為(?)、地球側の代表との交渉に世界中を飛び回る日々。収監中のシャディクとも面会するのですが、そのシャディクは、クワイエット・ゼロの罪状も自ら被っていたのでした。自分が望んでいた「ベネリットグループの解体とその富の地球への分配」をミオリネが果たしてくれた事が嬉しかったのか、その表情は爽やかな物でした。そして、かつての想い人だったミオリネに対し、今生の別れとして「さよなら…」の一言を。果たしてその末路極刑終身刑か…。

 スレッタは一体どうしたのかというと…、生きてはいたものの、データストームの後遺症酷かったのか(これがA.S.世界における「ガンダムの呪い」ってヤツか…)、頬にパーメットの痕を残しながら、子供たちと一緒にリハビリに励んでいたのでした。そこに「GUND」の技術を投入しろよ、とも思ったのですが、そんな事したら死んじゃうでしょうからね…。そしてプロスペラ(エルノラ)は、シャディクがクワイエット・ゼロの罪も被ってくれたおかげでお咎め無しとなったのか車椅子生活、エリクトはというと、スレッタがミオリネとのお守りとして買ったキーホルダーの人形の中で生きていたのでした。そんなトコに閉じ込めておくなよ…

 そして最終回のタイトル…何だよ、ちゃんとしたのがあったじゃんかよ

1期OPの『祝福』の歌詞の流用ではありますが、先週の放送の時点で、まだ決まって無かったんでしょうか? 

 

 全体的な感想としては…、まあ、歴代最低と言われた『鉄血よりはマシだったかな、ってレベルでした。もっとも、企画時に「ガンダムは敷居が高い」「ガンダムだったら観ない」という中学生の言葉にショックを受けた制作サイドがねじ込んだ女性主人公」「学園物」「LGBT」といった新機軸は、正直、あまり効果的とは思えませんでした…。ただ、登場キャラのキャッチーなセリフ回しは大いにウケていたようで、毎週の放送終了後にSNS上で話題になったりはしてましたが。

 そして数多くの女性キャラが登場しましたが、私にとっては、感情移入できるような魅力的な女性キャラが、見事な程に居ませんでしたコミュ障スレッタ(終盤は成長が見られましたが)や、やたら刺々しいミオリネを始めとして(案の定、この二人のフィギュアライズアチコチで売れ残ってますフミナはいまだに新品状態で売られてるトコを見た事が無ェってえのに…)、脇役の女性キャラは、何かみんな似たり寄ったりクッソ生意気メスガキって感じでしたし…。

 ちなみに、このキャラ原案を手掛けた「モグモ」って人(最後のエンドカードも描き下ろしてました)は、『水星』の企画協力にも携わった「モリオン航空」って団体の人らしいのですが、何しろ予備知識抜きで観始めたモンですから、EDのテロップで、この「モリオン航空」って名前が目に留まった時は「どこのLCCだよ」と思ってました…同人サークルだったんですね

(写真はC97のカタログより)

 同人界の隅っこに居る私が言うのも何ですが、デパプリ』の油布京子氏といい、所謂「同人上がり」の人が大手アニメ制作会社の作品のキャラデザを手掛けるようになるとは、それだけ同人側が力を付けてきているのか大手アニメ会社の制作能力が落ちてきているのか…

 そして前主役機のエアリアルが終盤でに回ったというのは、作劇的には視聴者に衝撃を与えたかもしれませんが、スポンサー側にも衝撃を与えたようで、ここに来て売れ残りが目立ってきたガンプラのみならず、先日、西友のスナック菓子コーナーを見ていたら、この『水星』とコラボしていた筈のYBCのエアリアルのパッケージが、見事なまでに通常パッケージに戻ってました

 ところで、2期EDのビスマルク…もとい、『Red:birthmark』って耳障りな曲(最終回のラストがこの曲じゃなくて良かったですよ…)を唄っていた「アイナ・ジ・エンド」って、何つー名前の女だ、と思ってたら、先日解散した例のBitch…もとい、BiSHの元メンバーだったのね。僕なんか全然知らなかった、知る必要もない。道理で、BiSHのウザいCMがやたらとブチ込まれていた筈ですよ。

 他にも、タイトルに「水星」って付いてながらその水星がちっとも出てこなかったじゃんかとか、ガンダムが消失した事で続編の制作は無理だなぁとか、言いたい事はまだあるのですが、とりあえず今はここまで。

 最後にもう一度書かせていただきますが、もう奇を衒ったガンダムは沢山ですから、大人も子供も観ていてワクワクさせてくれるような、王道のエンタメと呼べるガンダムが観てみたいですよ。もはやそういう時代では無い、という事なのかもしれませんが…。

 

 そして、放送終了後、何と、『SEED』の劇場版の速報が!! 来年の1/26公開との事ですが、マジでやるんだ…