やはりこのコロナ禍で「♪集まれ! 乾杯!」ってえのには無理があったか…。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 本日、『デパプリ』が最終回を迎えました。

 クッキングダムを守るクックファイターとして、和実ゆい=キュアプレシャス達プリキュアの仲間だと思われていたフェンネル。しかし、彼は、ジンジャーから後継者に選ばれた同僚のシナモンローズマリーに対する羨望が高じて憎悪となった挙げ句、敵ブンドル団の団長であるゴーダッツへと密かに変貌を遂げていたのでした。ジンジャーから譲られたスペシャルデリシャストーンと、それを基に模造したスペシャルデリシャストーンを併せ持つゴーダッツのパワーの前に、何度も変身を解除させられたりと苦戦するプリキュア達。しかし、ゆいの祖母宮崎美子ォ~!!が遺した、ゆい達が暮らすおいしーなタウンのシンボルである招き猫のパワーの助けを得て、模造されたスペシャルデリシャストーンを破壊して、フェンネルの浄化に成功…というのが、先週までの流れでした。

 そして今週は、フェンネルを浄化した事に伴い(そのフェンネルは、犯した罪の重さから、哀れ終身刑に…)、クッキングダムの至宝であったレシピボンの奪還に成功し、囚われの身となっていたレシピッピが解放され、世界に再び料理が戻ってきたのでした。

 そのお礼にクッキングダムへと招待されたゆい達は、それを祝ってクッキングダムの王クッキングクックイーンによって作られた超特大のケーキを見せられるのですが、何と、デカ過ぎて蝋燭に火が点けられないというマヌケな事態に。そこでゆい達はプリキュアに変身して、必殺技の「プリキュア・ライト・マイ・デリシャス」で蝋燭に点灯する事に…って、それだけの為にわざわざ変身して必殺技を放ったのかい

 そしてゆい達はローズマリーやコメコメ達と涙の別れをするのですが、その実、クッキングダムとは通信可能なので、いつでも会えるのでした

 今回も残敵掃討大人になった主人公たちの姿は描かれませんでしたが、次作への引き継ぎはありました。Cパートにおいて、ゆい達がベンチに座ってローズマリー達へお礼のお手紙を書こうとしたら、何とした事か、ペンが無かったのです。そこへ現れたのが、ジョギング中だったソラ・ハレワタール何つー名前だ)で、変身アイテムでもあるペンを貸してもらって、ゆい達はソラにお礼を述べるのでした…。

 

 本作もまた、今回の記事のタイトルにも書いた通り、このコロナ禍の煽りをまともに受けてしまいましたが、その他にも、ロシア(?)によるハッキングの所為で話数が短縮されてしまったり(この短縮さえ無ければ、先述のフェンネルがゴーダッツへと変貌した事の経緯が、もっと掘り下げられるトコだったのでしょうが…)、丸美屋から毎年発売されているカレーふりかけは、今年も発売されてはいるのですが、料理がテーマのプリキュアだったというのに、その不人気を受けてか、行き付けの西友では完全に『鬼滅の刃』のそれに置き換わっていたりと、割と「悲劇のプリキュア」となってしまいました(泣)。

 登場キャラも、先述のローズマリーや、シナモンの息子である「ブラペ」こと品田拓海ブラックペッパーといったサポートキャラの評判があまりよろしくありませんでした。昨今のLGBT推しの風潮によるオネエキャラであるローズマリーは「キモい」とのもっぱらの評判でしたし(最後のゆいとの会話によれば、子供の頃から「伝説の戦士プリキュア」に憧れていたあまりにオカマと化してしまったみたいですが)、ブラペに至っては「劣化タキシード仮面」「ブラックペッパーなのに何で白いんだよ」「弱い」などと散々な言われようでした…

 プリキュアのキャラデザ自体は悪くないと思ってたんですけどねぇ。油布京子氏によるそのキャラデザは、どっかで見た事ある絵柄だなぁ、と思ってたら、そうか、『精霊幻想記』の人だったのか…!! 

 この油布氏、元々はプリキュアの同人誌(所謂「薄い本」では無いでしょうが…)を描いていたそうですが、念願叶って(?)本家プリキュアのキャラデザを手掛ける事になろうとは、まさに「継続は力なり」「好きこそものの上手なれ」といったトコでしょうか。

 

 そして次のプリキュア『ひろがるスカイ! プリキュア』ですが、公式略称は「スカプリ」になるかと思いきや「ひろプリ」だとか…。それはともかく、主人公のソラ=キュアスカイは、その名の通りに「青キュア」だったりして、これは主役にしては珍しいですな。『デパプリ』で言ったら、キュアスパイシーが主役を張ってるようなモンですよ。従来でしたら、「桃キュア」であるキュアプリズム=虹ヶ丘ましろが主役になりそうなモノですが、まあ、パターン化してしまうのを避けたのでしょう。

 ところで、今回も「エルちゃん」って赤ちゃんキャラが出てくるのですが…、数年おきに赤ちゃんキャラを出さなければいけないってえ縛りでもあるのか!? 

 とにかく、これでプリキュアシリーズは、陸・海・空・宇宙全てを制したと言われています(陸(つーか地球だな)はヒープリ、海はトロプリ、宇宙はスタプリ)。その一方で、20周年という事で、次は『ディケイド』や『ゴーカイジャー』のように、過去作を纏めた作品を望む声もあったりしますが、それは既に劇場版でやってますから、別にあらためてTVでやらなくてもいいんじゃないかなぁ。

 

(追記:この『ひろプリ』のキュアウィングが、何と、男の子男の?)だった事が発表されました。キュアルージュキュアサニーみたいなボーイッシュな娘かと思いきや、ホントの男だったとは…。「男プリキュア」と言えば、『ハグプリ』のキュアアンフィニが思い出されますが、レギュラーでは初めてだなぁ。まあ、所謂「黒一点」ってヤツでしょうか。)