真・『プリキュア』20周年。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 今日から2月。

 プリキュアシリーズ第1弾『ふたりはプリキュア』の放送が開始されてから、早いモノで、本日で20年となります。オレもジジイとなるワケだ…。

 それにしても、10周年の時はちゃんと2014年に祝われていたってえのに、新宿駅構内で20周年記念の映像が流されてたり、サンシャインシティでプリキュア展が開催されたりと、20周年が祝われていたのが何故か去年だったってえのが解せぬ(故に、今回のタイトルは「・『プリキュア』20周年。」としました)。てっきり、もうプリキュアは『ひろプリ』で打ち止めにしてしまうのかと思いましたよ…。

 

 前番組明日のナージャ不振を受けて、東映の上層部から「もう好きな物作っていい」と言われた当時のスタッフが、その言葉通りに「好きな物」を作ったら当たった、という経緯を持つ本シリーズですが、ここまで長寿シリーズになるとは思わなかったでしょうね。それだけに、浮き沈みの激しいシリーズでもありましたが…。

 

 この『ふたりはプリキュア』は、鷲尾天プロデューサーの発案による「女の子だって暴れたい!」をコンセプトに、変身した少女殴る蹴るの格闘戦によって敵を倒すという、当時としては異色の作品でした。おかげで、暴力的な女の子が増えてしまったとか…。

 そして、かつてセーラームーンにおいて盛り上がっていた「大きいお友達」による人気を取り込む事をあらかじめ織り込んだ上で企画されました。その狙いは見事に当たり、所謂「プリおじ(プリパラおじさんでは無い)」を大量に生み出す事にもなりました。

 

 当時の私は、ウェー(0w0)ーイ!」こと『仮面ライダー剣(ブレイド)は観ていたのですが、この『ふたりはプリキュア』の方は、当初の、丁度敵幹部の「カブキマン」ことピーサードが出ていた頃は、丸ごと観ていませんでした…。そもそも、わずか5話での退場でしたが。

 それから、世間で話題になってきたという事もあって、観始めるようになりました。

 しかし、美墨なぎさ=キュアブラックと、雪城ほのか=キュアホワイトによるその「ふたりは」というコンセプトは、続編の『Max Heart』から、

九条ひかり=シャイニールミナスの登場によって、早くも崩れてきてしまいました…

 まあ、ルミナスもルミナスでこの通り(↑)可愛かったから、いいんですけどね。ところで、このルミナスを「プリキュア」に含めるかどうかは、百式リ・ガズィを「ガンダム」に含めるかどうかと同様、難しい問題ですね…

 

 前2作と比べれば、とかく評判の低かったSplash☆Star』ですが、美翔舞=キュアイーグレットは、 前作と同じ稲上晃氏によるキャラデザの為か、先述のルミナスに似てる事もあって、割と好みでした。

 一方の日向咲=キュアブルームは、パイナップルみたいでちょっと…。まあ、『ダーティペア』で、ケイよりもユリの方が人気があったようなモンでしょうか(相変わらず喩えが古い…)。

 そして「花鳥風月」をモチーフにした本作では、という、もう一つの「ふたりはプリキュア」と言うべき存在が登場しましたが、

この二人を正式なプリキュアとしてカウントするかどうかは、先述のルミナス以上に、意見の分かれる所です…。

 この『Splash☆Star』は、人気次第では『Max Heart』と同様に、2年目の制作も視野に入れられていたそうですが、もしそうなっていたら満がキュアブライト、薫がキュアウィンディ4人体制になっていたんでしょうか? 

 そして、後期EDの『ガンバランスdeダンス』も好きな曲でした。次作の『Yes! プリキュア5』の後期EDでも使われましたしね。

 

 その『プリキュア5』からは、この『Splash☆Star』の不振(泣)を受け、思い切ってタイトル通りに5人体制となり、一気に「セラムン化」(または『女の子向け戦隊シリーズ』化)が進むようになりました。

 この『5』では(この年の夏コミの時、戦車長殿の手にアオスジアゲハが止まってましたっけ… 。やったね戦車長殿、プリキュアになれるよ!)が、続編の『GoGo!』では薔薇がシンボルとなりましたが、やはり「♥(ハート)」に代わる女の子のシンボルマークは、なかなか見つからないようです…。

 この『5』での好みのプリキュアは、夢原のぞみ=キュアドリームと、

水無月かれん=キュアアクアでした。

アクアは、口さがない連中からは「BBA」呼ばわりされがちでしたが(泣)。

 それにしても、敵幹部ブンビー(CV:高木渉)が、10年後の『ハグプリ』にまで出てくるとは思いませんでしたよ…。愛されてんなぁ

 

 しかし、その『GoGo!』の後半から『フレプリ』、

ハトプリ』、

そして『スイプリ』はというと…、

その頃の私は「アンゴルモアII」の真っ只中プリキュアシリーズどころかアニメそのものから離れていた為に、ほとんど観ていませんでした…。もっとも、放送されていなかった程のド田舎だったというワケでは無く、普通にキー局と同時間帯で放送されていたので、観ようと思えばいつでも観れたんですけど、不本意な転勤で腐っていた事もあって、どうしてもその気になれませんでした。『フレプリ』のキャラデザがイマイチ私の好みでは無かったという事もありましたが…。

 『ハトプリ』は、先述の『ナージャ』の前に放送されていた『おジャ魔女どれみ』シリーズの馬越嘉彦氏がキャラデザを手掛けたという事もあって、『どれみ』シリーズからのファンのウケが良く、また、 花咲つぼみ=キュアブロッサムのCVに水樹奈々を起用した相乗効果もあってか、過去最高の売上高を叩き出したそうですが…。

 『スイプリ』は、東京に戻ってきてから終盤の方をちょっとだけ観ていたのですが、その限りでは、黒川エレン=キュアビートがちょっと良かったかも。

 アホ毛を弾く度にエレキギターの如き音が鳴るのには笑ってしまいましたが、コレの影響で、私も寝癖をかき鳴らす癖が付いてしまいました(苦笑)。

 

 そして、私にとってプリキュアシリーズの中で現在の所一番と言えば、やはり『スマプリ』です。特に黄瀬やよい=キュアピースあざと可愛い…

ロボット好きだったりする事も、プリおじのハートをくすぐったのでしょう。

 次点がキュアビューティなのですが、

変身前の、青木れいかの方が良いなぁ。

 同じく川村敏江氏がキャラデザを手掛けただけあって、先述の『5』や後の『ハグプリ』も、割と好きなプリキュアでした。

 この『スマプリ』、例の大震災の翌年に放送された事もあって、辛い目に遭った人々を笑顔で癒してあげようというコンセプトで企画された、ある意味真の意味での「プリキュアcure=癒し)」と呼べる作品でしょう。その人気ぶりから、2年目が期待されていたのですが、先述の『GoGo!』の人気がイマイチだった事を受けて、プリキュアシリーズは1年毎にリセットする事が決定されてしまっていたのでした…。

 

 『ドキプリ』は、トランプのスートがモチーフという事もあって、『ジャッカー電撃隊』や先述の『ブレイド』と組み合わせたパロディが、ネット上や同人誌上で続出してましたっけ。

 今作の好みは、当初は橘さん…もとい、菱川六花=キュアダイヤモンドだったのですが

(えっ、四葉ありす=キュアロゼッタじゃ無かったのか!? 

それに、今や「六花」と言えば、『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花の方を指す事が多くなってしまいました…)、

後に、追加戦士のビッグワン…もとい、円亜久里=キュアエースへと心が移ってしまいました(汗)。

私と同様に、あの「ばきゅ~ん!」にやられてしまったって人が多かったようです(苦笑)。

 敵キャラのレジーナ金髪碧眼で結構好みでしたが、

てっきり「表返って」エースに続く追加プリキュアとなるのかと思いきや、まさか亜久里と表裏一体の存在だったとは…。まあ、仮に「キュアジョーカー」って名前で出そうとしても、既に前作でとして「ジョーカー」が出てましたからねぇ。

 

 10周年作品となった『ハピプリ』は、佐藤雅将氏による、『奇面組』の女性キャラを連想させる、どこか懐かしさを感じさせる素朴なキャラデザが一部で拒絶反応を呼んでましたが、『Gガンダム』よろしく、世界各地で別個のプリキュアチームが活躍しているという設定が斬新でした。

 今作での好みは、当初は氷川いおな=キュアフォーチュンだったのですが、

後に大森ゆうこ=キュアハニーへと心が移ってしまいました(またか)。

このキュアハニーの「ごはん大好き」という設定は、後の『デパプリ』の和実ゆい=キュアプレシャスへと受け継がれる事に…。

 

 『プリプリ』(正式な略称は『Go!プリ』だそうですが)では、天ノ川きらら=キュアトゥインクルが好みでした(どうも「黄キュア」が多いなぁ)。

 紅城トワ=キュアスカーレットもちょっとイイと思ったのですが、あの尖り耳だけは、私はどうも昔から苦手でして…。

 この『プリプリGo!プリ)』、佳子さまブームにあやかって企画されたのでしょうが(『ムダヅモ無き改革 プリンセス オブ ジパング』ってえのもありましたっけな)、不景気が続いて日本全体が貧しくなりつつある時代に、それとは真逆の「プリンセス」などとセレブめいた作品という事もあって、ウケはあまりよろしくなかったようです…。まあ、それ以前に、ヒロインの春野はるか=キュアフローラが、まるで『水星』のスレッタの如く、あまり可愛くなかったという事もあるんでしょうけど(ヲイ)。

 

 『まほプリ』での好みはキュアミラクルでしたが、

変身前の朝日奈みらいの方は、それ程でもありませんでした…

先述のキュアエースもそうでしたが、「変身時に成長する」ってえのは、『ミンキーモモ』とか『クリィミーマミ』 を思い出しますね(だから古いってえの)。

 『ハリポタ』ブームにあやかって企画されたと思われる『まほプリ』ですが、タイトルが『魔法つかいプリキュア』と、何故かひらがなが入ってるのが腰砕けでした。「エルメス」みたいに、商標上で引っ掛かったのか? それに、後期ED『魔法アラ・ドーモ!』は、プリキュアの主題歌中、歴代最と言えるデムパソングでした。「アラ アラ アラ・ド~モ♪…って、歌っちゃうんだなぁ、コレが!!ゾルタン・アッカネン談)」。


 スイーツ(笑)をモチーフとした『プリアラ』での好みのプリキュアは、有栖川ひまり=キュアカスタードオレウソ)でしたが、

イマイチ地味だった所為か、人気の方はあまりパッとせず(泣)、フィギュアーツプレバン(魂ウェブ商店)かつキュアジェラートとのセットでの販売という、屈辱的な扱いでした…。 

 

 『ハグプリ』は、ブラック企業ジェンダー出産といった重いテーマを扱っていて、ある意味「問題作」とも言えたプリキュアでしたが、それだけに好きな作品ではありました。

 本作での好みは、キュアアンジュでした。あのフワフワしたボリューミーな髪モフりたい…

 こちらの方は、変身前の薬師寺さあやの方も好みでした。

ただ、側頭部のお団子がまるで『ラブライブ! サンシャイン!!』の津島“ヨハネ”善子みたいでアレですが(汗)、

変身時の、このふつくしさ(↓)を見よ!! 

 そして、久し振りの「ふたりはプリキュア」となった愛崎えみる=キュアマシェリルールー・アムール=キュアアムール(初のアンドロイドプリキュア!)も、実に百合百合しくってイイ♥(ヲイ)。

 

 宇宙をテーマとした『スタプリ』は、歌いながら変身していたのが好きでした(何故アレが次代のプリキュアに継承されなかったんだろう…?)。私の好みは、勿論香久矢まどか=キュアセレーネです。

 ヒロインの星奈ひかる=キュアスターと並んで「まどか」と「ひかる」という、明らかに'80年代を狙ったネーミングが話題となりました。

 もっとも、一番人気だったのは羽衣ララ=キュアミルキー(初の異星人プリキュア!)でしたが。

 …おっと、画像を間違えちまった(汗)。こっち(↓)だ、こっち

 ボリノーク…もとい、サマーン星人は、14歳ともなれば、もう立派な大人だそうですが、その割には知識はAI頼りだったり(ゆたぼんかよ)、地球人からすればドジっ娘だったりして、私もいつの間にか「オヨ~」が口癖になってしまって、どうしてくれる(苦笑)。

 最終回なんか、髪が伸びてツインテになって、もう完全に某ボーカロイドだったモンなぁ。

 先述の『スイプリ』『ドキプリ』といい、高橋晃氏によるキャラデザのプリキュアは、川村プリキュアと並んでウケが良いようです。『スイプリ』の発表時は、前作の『ハトプリ』のキャラに比べていきなり大人っぽくなった事もあってか、非難囂々だったのですが…。


 『ヒープリ』でのお気に入り(ネタ的な意味で)は、プリキュアよりも、ヒーリングアニマルのペペチン…もとい、ペギタンでした

 …あ、でも、このペペチン(違)の飼い主沢泉ちゆ=キュアフォンテーヌはちょっと良かったかも(「青キュア」も多いなぁ)。

 今作は、宇宙がテーマだった前作から一転して地球の自然がテーマとなりましたが、最大の敵は、劇中のビョーゲンズよりも、むしろ、現実世界の「リアルビョーゲンズ」こと新型コロナウイルス(武漢ウイルス)でした。おかげで、9週もの間新規放送の休止を余儀なくされ、その売上も大幅に落ち込むハメに。タイトル的には、こちらの方が真の意味での「プリキュアcure=癒し)」と呼ぶべきなのでしょうが…。

 

 『トロプリ』は、そうした前作に付いたマイナスイメージを払拭しようと、一年中ココロはサマー」をテーマにしましたが、コロナ禍が一向に終息を見せずに自粛ムードが続き、夏の各種イベント悉く中止を余儀なくされる中、その売上は過去最低を更新してしまうハメに…

 こちらの好みは涼村さんご=キュアコーラルでしたが(「紫キュア」も多いなぁ)、

スタッフは一之瀬みのりん先輩=キュアパパイア贔屓だった為か、

その煽りを受けて、どうも地味な存在になってしまいました…(泣)。それにしても、このパパイアのマスカラ、『ハグプリ』のプリキュアと酷似してるのは何故だったんだろう…? 

それに、主役のキュアサマーが、何だか妙にスーパーセーラームーンに似通ってたりして、シリーズのネタ切れ感が滲み出てました…

 プリキュア以外では、生徒会長の白鳥百合子がお気に入りでした。

くどいようですが、彼女が「6人目」になれば良かったのに…。

 

  

 『デパプリ』は、第5話の絵コンテをカトキ氏が手掛けた事が話題を呼びました。

そのカトキ氏は、実は劇場版に登場するロボットのデザイン(これ↓か?)も手掛けていたそうです。

絵コンテを一度手掛けたのは、その『デパプリ』の世界観を把握する為だったのでしょうか? 

 …しかし、その翌週からは、東映がサイバー攻撃に襲われた為に(露助共の仕業か!?)、先述の『ヒープリ』と同様に5週にわたって新規放送の休止を余儀なくされるという、いきなり出鼻をぐじかれる事態となってしまいました。

おかげで、華満らん=キュアヤムヤムの変身回をあえて遅らせていたのが裏目に出てしまい、登場が更に遅れてしまうハメに。どうも2020年代のプリキュアはロクな目に遭いませんね…(泣)。

 こちらのお気に入りは、追加戦士のキュアフィナーレなのですが、

やっぱり、変身前の生徒会長(またか)の「ラメネチャン」こと菓彩あまねの方が良いなぁ。

 パフェがモチーフって時点で、『プリアラ』のキュアパルフェと被ってますし、

フィナーレ」ってネーミングからして、先述のシリーズ自体のネタ切れ感もあって、文字通り最後のプリキュア(「プリキュアの最後、この私が飾ろう!」)になってしまうんじゃないかと勘繰ってしまいましたよ…。

 

 そして『ひろプリ』については…先日書いた通りです(ヲイ)。

 

 去年は、その『ひろプリ』に続く20周年の一環として、何故かNHKで『5』や『Splash☆Star』のキャラ達が成長した姿を描いた『オトナプリキュア』も放映されましたが…、

大人になってイロイロと汚れてしまったその姿に、プリおじ達の阿鼻叫喚を呼ぶハメとなってしまいました…。

 

 そして来週から始まる『わんぷり』…これまたどうにもビミョーな印象のプリキュアですが(『ひろプリ』が良かった事の反動かも知れませんが)、まあ、観てからでないと何とも言えませんね。

 

 …とまあ、自分なりにプリキュアの20年を振り返ってみましたが、プリおじとしては、まだまだヌルい私ではあります。何しろ、劇場版を観に映画館まで足を運んだ事は無いんですから。もっとも、もはやそういう歳でもありませんしね…(汗)。

去年の『オールスターズF』は、過去最高傑作との誉れも高かったそうですが…。

 そーいや、去年、プリキュアの着ぐるみを着てょぅι"ょを誘って抱き着いていた中年の男が出現して、その事を大胆にもバカッターで告白して、東映が注意喚起をするにまで至りましたが、けしからん、プリおじの風上にも置けぬヤツだ!! あと、学生から「プリキュア先生」と呼ばれていた仙台の大学教授が、ょぅι"ょにわいせつな行為をして連れ去ろうとした疑いで逮捕されたそうで…タワケが!! プリおじってえのは、あくまでも「紳士」でなくてはならないってえのに…。