こんにちは40代後半になって唐突にバイクに乗りたくなって、無謀にもいきなり大型二輪の免許に挑戦しているまんぞうです。
さあ今回は、いよいよ卒業検定です。
幸い天気も良く、気持ちよく走れそうです。
10時に教室に集合し、検定の詳細な説明を受けることになりました。
検定の進行やルールについての注意事項を聞きながら、私は少しずつ緊張してきました。
教官から色々な説明がありましたが、
「とにかくタイムは気にせずに一発アウトにならないことを最優先にしてください」
とアドバイスをいただきました。
そして、
「本日の検定のコースは1コースです!」
1コースかぁ・・・
実は2コースの方がよかったです。
1コースは外周を走ったらすぐに課題になってしまうのでバイクに馴染む前に一本橋などに挑まなければいけません。
「大丈夫、大丈夫」
と自分に言い聞かせつつ、二輪の待合室で検定の準備をしました。
いつものようにプロテクターを身に着け、グローブをして。
ただ、いつもとは異なるのはゼッケンの色です。
普段は青いゼッケンをつけていますが、検定では赤いゼッケンを着用することになります。
赤いゼッケンをまとって、まるでスーパーヒーローのような気分になりますね。
さあ、いよいよ検定が始まります。
検定にはウオーミングアップがないのでいきなり始まります。
外周を走りつつ、長い直線は40キロ以上出すようにと指示がありましたので、少しスピードを上げます。
そして最初の課題、急制動へ
これはいつも通りやれば失敗はほぼありません。
問題なく停止ラインで止まり、いよいよ一本橋。
落ちたら一発アウト・・・
その言葉が脳裏をよぎります・・・
まんぞうにはいつもの一本橋が高層ビルの綱渡りのように見えます。
もう少し緊張がほぐれてから挑みたいですが、そうも言ってられません。
思ったより緊張して余計な力が入っているので進入スピードが早いです。
スピードを落とそうとした瞬間、若干バランスを崩してしまいました。
「やばい!」
そして立て直すためにスピードを出し、落ちることに恐怖を感じたまんぞうは結構早めに通り抜けてしまいました。
落ちることはありませんでしたがタイムが心配です。
まぁ教官も落ちなければ良いって言ってたし大丈夫かな?
続いてクランク・八の字は緊張しながらも通り抜け、いよいよスラロームへ!
スラロームはアクセルのタイミングと加減を間違えなければ問題はないのですが、緊張で微調整できず、体感的には1秒遅れぐらいかと思いました。
そして得意な波状路ですが、やはり緊張しているのでいつものようにコントロールができず4.9秒で通過してしまいました。
そして最後の坂道発進を終えて、発着点に戻りました。
ふー
めちゃくちゃ緊張した!
教官が近づいてきます。
「タイムは気にせずと言ったので・・・言いづらいのですが・・・」
えっ?????
「一本橋早かったですねー」
と教官!
えええええぇぇぇ〜!!!!!
そんなに早かったのか?
大丈夫かな?
あれ?
大丈夫?
やばい?
卒検は減点方式で100点満点で70点以上が合格
確か教官が1秒につき5点減点って言ってたような気がする。
仮に一本橋が5秒くらいで渡ってしまっていたら・・・
大型二輪は10秒以上が条件なので5秒マイナスで
ー25点
スラロームがおそらく1秒足りないような気がするので
−5点
この時点でー30点
でも、得意の波状路が4.9秒で足りてないのでこれでマイナス5点だとすると
合計−35点?
ということはまんぞうの点数は・・・
65点?
「ああああああ、落ちた、確実に落ちた!」
卒検もう一回かも・・・
教官から
「合格発表は1時間後です。ロビーでお待ちください」
とアナウンスされ、落胆しながらロビーに向かいます。
待ち時間は長く感じられました。
落ちたかもしれないと感じるまんぞうは1時間ずっとドキドキしながら外を眺めていました。
そして・・・
ようやく合格者発表の時刻がやってきました。
「卒業検定の結果を発表します。結果をモニターに映し出しますのでご確認ください」
「ピンクに色がついている番号が合格者です!」
とのアナウンスがありました。
まんぞうの受験番号は5番です!
モニターに映し出された受験番号のリストを目にして、私はドキドキしながら探しました。
そして、そこには・・・
「5番」という文字がピンク色で輝いていました!
「あった!合格だ!良かったー!!」
一瞬で嬉しさが全身を包み込みました。
これで無事に大型二輪の免許がもらえます。
長い受験の道のりでしたが、がんばった成果が実って嬉しい瞬間です。
正直、車の免許を取った時よりも何倍も嬉しいです。
車の免許は必要に迫られ通っていましたが、バイクの免許は自分が欲しくて通い始め、できないことを少しずつ頑張ってできるようにして、挫折して、励まされて、立ち直って、立ち向かって。
やっとの思いで合格した大型二輪免許
達成感や感動はそれはそれは大きいものでした。
「では、13時から卒業式を行いますので時間までに第三教室に集まってください」
とアナウンスが!
卒業式があるんだ!
足取りも軽く第3教室に向かい、席に着きます。
時間になり、教習所の責任者の方から卒業証書をいただきました。
あとは免許センターに行って免許の書き換えをすればまんぞうも大型二輪免許保持者になります。
もう教習所に来ることもないだろうなぁ。
卒業証書をいただき、教室を出て廊下を歩いているとなんだか学生にでもなったような気分です。
しかしまんぞうの冒険はやっとスタートラインに立ったばかりです。
ここからが本番です。
教習所の教官にも恵まれ、何よりこのブログでアドバイスをいただいた皆さんのおかげでなんとか卒業をすることができました。
本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。