ひとり万葉集巻2 -6ページ目

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09Aug
- 蝉の神座
  天岩戸に隠れた大神を誘い出すかのように、声を振り絞って蝉が鳴く。[696]紅振出音蝉鳴岩戸神催之如くれなゐのふりいづこゑにせみのなくいはとのかみをもよほすがごと紅の振り出づ声に蝉の鳴く岩戸の神を催すがごと本歌（元ネタ）～詠人知らず・古今和歌集 3-148休職になってから、昼間っから酒を飲み、安定剤も服用して、「酒漬け」、「クスリ漬け」です。体調もすこぶる悪く、「粥」と「豆腐の味噌汁」しか食べてません。ほとんど外に出ることはありません。おかげでいいダイエットになっていますが、体力は弱っていくばかりです。そろそろ心を外に向けなければ…
08Aug
- 一声くらいかけてくれたって…
  君にとって僕は単なる過去の人。僕のことなんて、眼中にもなかったんだ。[695]大方尓公波暇而在良思茂吾言不問事曾悲茂おほかたにきみはいとまとあるらしもあをこととはぬことぞかなしもおほかたに君は暇であるらしも吾を言問はぬ事ぞ悲しも「元気ですか？」の一声くらいかけてくれたっていいじゃないか。何の音沙汰もないことが悲しい。くるしい
07Aug
- 短き命
  早朝から近くの森で鳴いている蜩の声が聞こえてきます。[694]夏盛寂声而朝鳴此蜩明日将在哉なつさかるさびしきこゑであしたなくこのひぐらしはあすはあらむや明日もこの蜩は寂しい声を聴かせてくれるのだろうか。
06Aug
- どうしてか、雨の朝だったのに…
  朝、雨が降っていたのに君のことを思わなかった。どうしてだろう…[693]朝零雨尓念事無狩世者忘路往情尓有可波あしたふるあめにもふことなかりせばわすれぢをゆくこころにあるかはあした降る雨に思ふこと無かりせば忘れ路を行く心にあるかはだんだん忘れていってしまうのだろうか。
05Aug
- 友達[1]～長歌
  あるブロ友に贈る。（長歌および短歌）或録共尓贈答為歌一首[并短歌] 反歌一首[691]幾山茂離而宿波念共我乃理無時在木君之助波雖頻君乃理無雖時在助牟為茂術茂無掛言葉雖念情憂茂術茂無斯而君波去尓蹴斯而我波悔許念絶戸嘆乍時之茂君乃便有還来事稍有而我波嬉茂上無尓未見事無君戸文詠交之相励険来道乎相照南[692]離足茂文詠交念共暗懸路乎相照南これからも支え合っていこうよ。※現代文はコメント欄をご覧ください。
04Aug
- 万葉集の「ヘン」なうた[7]
  ※[R15]『「ヘン」なうた』っていうより、結構ありますよね。万葉集には。エッチな歌が…この歌は結構ストレートですが。万葉の人々は性にオープンだったのかな…[690]巨麻尓思吉比毛登伎佐氣弖奴流我倍尓安杼世呂登可母安夜尓可奈之伎こまにしきひもときさけてぬるがへにあどせろとかもあやにかなしき※私訳です高麗錦紐解き放へて寝るが上に何と為ろとかもあやに愛しき～不詳・万葉集 14-3465さらにそれを語ることにもオープンだったのかな…この二人、さぞかしこの夜を楽しんだのでしょうな、へへへ
03Aug
- 全ての音や光景が君を思い出させる
  蜩の物悲しい声を聴けば、君を思い出す君と蜩の思い出なんて何もないのに…[689]峨奈乃杜夕映蜩吾聞者情茂小竹仁公之所念がなのもりゆふばえひぐらしあがきけばこころもしのにきみしおもほゆ※峨奈：架空の地名どうしてなのか、君と何の関連もない全ての音や光景が君を連想させるもう、病気です本歌（元ネタ）～柿本人麻呂・万葉集 3-266
02Aug
- 君に逢いたい
  青々と生い茂った椛の葉を見ると思い出す去年の夏、苦しくも楽しくもあった季節…[688]秋染而冬尓枯而之黄葉場乃青丹生礼者亦偲鶴あきそめてふゆにかれてしもみぢばのあおにおふればまたしのひつる秋染めて冬に枯れてし黄葉場の青丹生ふればまた偲ひつる君に逢いたい
31Jul
- ボツにした歌[4]
  酔々而継言而結桔郎女尓詠贈答之即興歌七首酔っぱらってLINEで結桔郎女に送りつけた即興歌七首※即興なのでたぶん文法滅茶苦茶です。※結桔郎女（ゆきの-いらつめ）については下記をご参照ください。[681]吾屋戸乃庭尓幽来雨乃音尓面影添津独可聞寝牟あがやどのにはにかそけきあめのねにおもかげそひつひとりかもねむ[雑歌、即興、夜、雨、恋][682]播磨野乃幽来雨乃零音乎公波聞都哉吾念乍はりまののかそけきあめのふるおとをきみはききつやあれおもひつつ[雑歌、即興、夜、雨、恋][683]夢尓見君之温覚乍今宵乃浮橋渡牟念いめにみるきみがぬくもりおぼへつつこよひのうきはしわたらむとぞおもふ[雑歌、即興、夜、夢、恋][684]今帳戸云而之君乃継言尓君励乎吾波嬉茂いまちゃうといひてしきみのつぎごとにきみのはげむをあれはうれしも[雑歌、即興、夜、恋][685]然而哉君之温不知随夢浮橋往波難されとてやきみがぬくもりしらぬままいめのうきはしゆくはかたし[雑歌、即興、夜、夢、恋][686]酔々而酔々酔々酔々而雖詠不變君尓見巻欲社よひよひてよひよひよひてよめれどもかへさぬきみにみまくほりこそ[雑歌、即興、夜、恋][687]五月雨波吾乃物見乎雖濡丈夫尓為而不零眼さみだれはあがのものみをぬらすともますらをにしてまなこぬらさじ[雑歌、即興、夜、雨、恋]さぞかし迷惑だったでしょうね。※継言（つぎごと・造語）→ ラインの意味造語についてはこちらをご覧ください。用語など結桔郎女についてはこちらをご覧ください。背景など…[いいね]、[コメント]、メッセージ、開けました。
30Jul
- 魂や霊なんて所詮人間の作りだした概念に過ぎない
  ※閲覧注意※※あくまでも個人的な見解ですこの空間にどれだけの魂が漂っているというのか[679]存波亡魂波遺而久方乃天尓数多尓棚引物可あるはなくたまはのこりてひさかたのあまにあまたにたなびくものか在るはなく魂は遺りてひさかたの天に数多に棚引くものかあり得ない！！今までに死んでいったもの全て？類人猿は？猿は？その他の動物は？昆虫は？仮に魂があったとしても、死んだら魂も滅ぶんだよ霊なんて存在しない[680]雖魂有人波死為流死許曽身波者潮干而魂波枯為礼たまあれどひとはしにするしぬれこそみはばしほひてたまはかれすれ魂あれど人は死にする死ぬれこそ身はば潮干ひて魂は枯れすれ親戚一族から追放された僕は、親の墓参りにも行かない魂や霊なんて、所詮人間の作りだした概念に過ぎない僕の親は死んで、その魂は滅んでしまったそう思わないと僕は生きていけない仮に魂や霊があったとして、先祖の霊に呪い殺されたって僕は後悔しない※あくまでも個人的な見解です[いいね]、[コメント]、メッセージ、もうしばらく閉じます。
29Jul
- 辞世の句
  ※[R15]変なことは考えていません。ご安心ください。今この瞬間に自分が死ぬとして、「辞世の句」を詠むとしたら…そう考えて詠んでみました。[678]春日野近眺白栲木綿染此夕映かすがのをちかくながめつしろたへのゆふをばそめむこのゆふばへに春日野を近く眺めつ白栲の木綿をば染めむこの夕映へに[意]夕方、近くの春日野を眺めながら、私の家の茜色に染まった白い壁をさらに血しぶきで赤く染めるのだろう。繰り返しますが、変なことは考えていません。[いいね]、[コメント]、メッセージ、しばらく閉じます。
28Jul
- 僕を苦しめるこの得体の知れないモノの正体は一体何なのか
  このところ、このまま死んでしまうのではないかと思うくらい、苦しい時もあります。心が苦しいのか、体が苦しいのかさえ分からなくなる時も。[677]此頃病之渡月累斯奈々雖念死波不知このころにやみしわたればつきかさねしななともへどしにはしらざるこの頃に病し渡れば月重ね死ななと思へど死には知らざる本歌（元ネタ）～不詳・万葉集 5-897（長歌）巻1-[270]果無波念置事雖不有己乎阿矢牟勇波不有はかなるはおもひおくことあらねどもおのづをあやむいさみはあらず果無るは思ひ置くことあらねどもおのづをあやむいさみはあらず周りに迷惑かかるから、そう簡単に死なない（死ねない）けどね。JISATSUなんて根性無いからできないし。
27Jul
- この苦しみから解き放たれるときは来るのだろうか
  ますます心身不調で、調子の悪いときは、1日の半分寝たきり状態です。出先で倒れても迷惑掛かるし、出かけられません。通院するのに運転するのも怖いです。[676]情病吾身上尓病遠等加弖在者息付明こころやみあがみのへにもやまひをとくはへてあればいきづきあかす心病み我が身の上にも病をと加へてあれば息づき明かす本歌（元ネタ）～不詳・万葉集 5-897（長歌）溜息ばかりです。「しばらく投稿できないかも」と書いた割には投稿しちゃってます。回復できているのかな…歌も詠めてるし…
25Jul
- 僕の心と体は病んでいくばかりだ
  日照り続きで痩せていく土のように僕の心と体はやせ細っていく。[674]恋尓茂曽人者病為不零者土尓吾痩月日異こひにもぞひとはやみするふらざらばつちにわれやすつきにひにけに恋にもぞ人は病みする降らざらば土に我れ痩す月に日に異にそのうち枯れてしまうかもしれない。本歌（元ネタ）[675]恋にもぞ人は死にする水無瀬川下ゆ我れ痩す月に日に異に～笠郎女・万葉集 4-598
21Jul
- くるしい、からだもこころも
  苦しいです。心身の調子、最悪です。歌を詠む思考さえ、なくなってきました。しばらく、投稿できないかもしれません。[673]周弊母奈久苦志久阿礼婆出波之利伊奈々等思騰許良尓<佐>夜利奴すべもなくくるしくあればいではしりいななとおもへどこらにさやりぬすべもなく苦しくあれば出で走り去ななと思へどこらに障りぬ～不詳・万葉集 5-899
18Jul
- いよいよ梅雨明けですね
  これから猛暑が続くのでしょうね。[672]春日野乃御蓋乃杜乃呼子鳥乃鳴響成音愛来かすがののみかさのもりのよぶこどりのなきとよむなるこゑのかなしきみなさま、ご自愛くだされませ。
- 僕の愛は誰に注がれるのか
  僕は休職するにあたって諒主くんと離れらてるはなれられる（忘れるきっかけ）と思っていましたけどどうでしょう最近の投稿は諒主君ンおよしぬしくんのことばかりですやはり思いは変えララれ変えられないものなのですね事実ですからくるしいですたのことばでは表現できません事実はじゃ得られ変えられないのです僕の心の中化なかにいる何人かの人に公平に向き合えるわけではない誰か一人を選ぶこともできない狂うしい苦しいとしかいいようがありません僕の好きな人はだれですかそれさえ見失ってしまいましたけどこの苦しい思いが続くからq社「こそ歌が詠めるのです「穏やかな心で歌なんて詠めません「もうどうしたらいいのであしょう募ｋぼくはどうしてこうなってしまったのショウきっかけを取り除くことはできませんこの苦しい事実と向き合いながら生きていくしかないのですか？諒主くんが僕の記憶のなじゃなかから消えてなくなってほしいムリですよねそして僕は苦しみ続ける読者のみなさま、フォロワーのみなさまへお見苦しい記事を投稿して申し訳ありません。僕には夜中に酔っぱらってこのような類の記事を投稿することがよくあります。以前は翌朝削除しておりましたが、気持ちが詰まっているので削除せずにおいておくことにしました。お許しください。
17Jul
- 深夜の散歩
  毎日のことですが、夜中の2時、3時に起きてしまいます。そのまままた眠れればいいのですが、多くはそこから眠れません。深夜の散歩です。新聞配達人が忙しそうにバイクを走らせています。[671]夜籠尓渡人々不絶舵訪跡尓波夜明尓蹴よごもりにわたるひとびとかぢたへずおとふあとにはよぞあけにける朝刊配達された家から夜が明けていく、そんな感じがします。
16Jul
- 君が好きだという事実は変えられない
  [670]紫陽花乃色波変更布物雖成吾乃念波移目八方あじさゐのいろはかはらふものなれどあがのおもひはうつろひめやもあじさゐの色は変はらふものなれど吾がの思ひは移ろひめやも「忘れたい」と思っても忘れられない、やはり心とは自分自身でありながら、不自由なもの…
15Jul
- この雷雨の中君は一人往くのか…
  いつものことですから、大丈夫とは思いますが、それにしてもひどい雨です。[669]被敷者将全吾背鳴神乃近雖響吾奴行乃敝波ふりしかばまたけむわがせなるかみのちかくとよめどわぬゆがのへば降りしかば全けむ吾背鳴神の近く響めど吾ぬ行がのへば迎えに行ってあげられないのがもどかしい。